GW 槍ヶ岳 #7
今朝、出発前に槍沢で転倒滑落していたスキーヤーを見ているだけに、クラストしている斜面はやはり怖い。
しかし、雄大なロケーションの中を滑り降りる醍醐味は格別だ。
ここまで登ってきた苦労が報われる瞬間。
大喰岳のカールへ吸い込まれていくようだ。
ちなみに、夏の同じ場所はこんな感じだ・・・
大喰岳からの滑降は概ねこんなライン。
GPSの軌跡
大喰岳のカールを滑り終えたら息を整え、燕岩下部をトラバースして槍沢へ合流。
大曲へ向かって滑降する。
燕岩からの雪庇の崩落と雪崩が怖い場所だ。
長居無用・・・・・・・
先日降った真新しい雪よりも、茶色に汚れた雪の上の方が滑る。広大な斜面を快適に飛ばしてくる。
ここの直下から槍沢へ合流する。
槍ヶ岳ともここでお別れだ。
憧れだった槍ヶ岳をバックに大曲へ・・・・・・・・
遠くに槍ヶ岳を目指す登山者たちを見ながら滑り降りる。
気持ちよく滑ることができるのも、この辺りまで。
名残惜しいが、もうババ平も近い。
夏の、ほぼ近い場所から撮影。
ババ平。
前を行くキャラバンが目に入る。
下山する登山者の一行を追い越してババ平着。
雪は茶色く汚れていたが、なかなか快適に滑るザラメ雪で、大喰岳からの大滑降を満喫。
ここからは、下りとはいえ、決して楽ではない上高地までの長いハイクが待っている。
心配した天候も、すっきり晴れることは無かったが、ここ3,000m で三日間雨に打たれることも無く、無事滑り終えたことに安堵しながら、上高地へ向かった。
by sakusaku_fukafuka | 2009-05-27 07:41 | 2009 槍ヶ岳滑降 | Comments(7)
シーズンも終わりに近いのでしょうか?
それにしても、頂上まで登るのが大変ですね。
苦労して登ったからこそ、気持ちよく滑れるのでしょうが・・・。
毎度ながら こちらまでドキドキハラハラしながら最後まで滑り終えました(笑)
苦労して登るのは この爽快感が堪らないからなのでしょうね。
夏の写真と比べたり
登っていく人物がアリよりも小さい・・
今日もまた 別世界を見せていただき感謝です。
これから上高地へ戻られるのですね・・
コメントありがとうございます。
はい、もうどんどん雪が解けていきますね。
春というより、下界はもう初夏ですものね~~。
槍ヶ岳や大喰岳へ行くのはとても大変です。
それだけに達成感は十分あります。
滑走を前にしてドキドキしますよ^^
コメントありがとうございます。
このエリアは広大ですから、人物を対照してみると、スケール感がわかりますよね。
夏は滑る下見をしていますから、また、その対比も楽しいです。
このあと、上高地までひたすら戻るのですが、来た時と同じところを戻るのでレポートはここで終わります^^
めちゃ良いラストランになったようですね!
今回は同行のRさんが槍でのライディングが初なのでたくさんの思い出を作ってあげようとした3日間のsakusakuさんの優しさが、この槍BCトリップの主人公がRさんである事で伺えます。
Rさんも凄く楽しかったでしょうね(^。^)
怪我なくライド出来た事が一番、お疲れ様でした。
コメントありがとうございます。
天候はあまり良くありませんでしたが、大喰岳の上部を除けば、ちょうどザラメの滑る雪になり始めていましたから、真新しい雪よりも、茶色く汚れていた雪を選ぶと快適に滑りました。
はい、なんといっても、奥深い槍ケ岳から無事に上高地へ戻れたことが一番良かったことですね。
この幾日か前には、大喰岳で滑落したスキーヤーもいたことですしね。