人気ブログランキング | 話題のタグを見る

今シーズン初中尾根

とりあえず中尾根


ようやく本格的な冬型の気圧配置になってきたようだ。
ゲレンデは約40cmの新雪。
多少は底付きするものの、今シーズンこれだけの雪を滑れるのは初めて。
この待ちに待った雪でほとんどの客はテンションが上がり気味のようだった。
リフトを降りてザックをデポしてGコースに飛び込むも、ラインのない新雪の上でストップ・・・
ん~~~~・・・喜んだもののちょっとDeepな雪・・・
でも、今まで降らなかったことを思えば我慢できる。
気を取り直して4~5本ゲレンデを回すと、もう滑るところ無し・・・

ゲレンデはおさらばしてハイクアップすることに・・・
どこまで遠足しようか迷ったが、まだ今シーズン誰も滑っていない中尾根にアプローチすることにした。
ゲレンデは40cmくらいの積雪であったが、いざ、ハイクを始めると徐々に積雪量も増えてくる。
準備を終え、膝までの深雪を今シーズン初めての単独ラッセル。
きつい、きつい・・・・・・・
降ったとはいえ、まだまだ藪は濃い。
ツリーの間を縫うように登るも、行く手を藪に阻まれ、「行きつ戻りつ」を繰り返し、ツリーホールに落ちること数知れず・・・
胸まで埋まって這い上がり、枝から落ちた雪で真っ白になり、呆れるほど遠回りを余儀なくされながら、約二時間半のラッセルで中尾根のドロップポイントに着いた。

「かつては、こうして独りでいつもラッセルしていたものだ」などと、かぐらがまだ静かだった頃を懐かしみながらランチ。

ここまで登ってきたものの、滑れる斜面はごくわずか・・・・・・
まだまだ藪だらけだが、今シーズン初ラインを描こう。
『とりあえず中尾根』に2010 Season のファーストトラックを刻んで、自己満足をして下ることにした。

中尾根より上越の山々を俯瞰
やっぱり、ここからの眺めは最高だな・・・

今シーズン初中尾根_b0062024_1853842.jpg



滑り降りてゲレンデに戻り、滑ったラインを撮影。
斜めに長い斜面で、こんなラインしか描けなかった・・・

今シーズン初中尾根_b0062024_1874140.jpg

のっけから覚悟はしていたが、後半は熊笹の中をスノーシューを履いてハイク。
自己満足の一日が終わった。

by sakusaku_fukafuka | 2009-12-15 18:12 | 2010 雪山三昧・前期 | Comments(4)

Commented by utinopetika2 at 2009-12-16 13:52
シーズン初めの雪山歩きは疲れますよね。
エクストリームの草分け的な存在のsakusaku_fukafuka さんですから、一人でかぐらの尾根に立ったときの気持ちは一入でしょう。
僕もボードが出来るのなら、行ってみたいところです。
因みに蔵王では、今日から樹氷ツアーが始まったようです。
手軽に山奥に入れるとあって人気のようです。
また観光客だけでなく、雪上車でアプローチするボーダーも増えてきています。
とにかく、まとまった雪が欲しい所ですね。
Commented by yappu425 at 2009-12-16 17:36
まさに待ちに待った雪シーズンですね。
私もそこまで打ち込める趣味をここら辺で見つけたいなあ。
下の写真の木々の埋まり具合を見ると、この辺りはかなりの積雪量がありそうですね。(吹き溜まり?)
中尾根からの景色、本当に綺麗です。
Commented by sakusaku_fukafuka at 2009-12-17 07:52
♣ utinopetika さん、おはようございます。
コメントありがとうございます。
シーズン始めはまだ下地が出来ていませんので厳冬期の深雪とは違う困難があります。
蔵王の樹氷はスケールが大きく魅力的で人気がありますよね。
このエリアでも、北向きの斜面では条件が揃うと立派なモンスターが見られますが、今年も見られるといいな、と思っております。
雪上車でのアプローチは楽でいいですよね。
蔵王ならではのツアーでしょうか。
Commented by sakusaku_fukafuka at 2009-12-17 07:58
♣ yappu さん、おはようございます。
コメントありがとうございます。
はい、打ち込める趣味というか、この時期になると雪山を滑ることばかり考えておりますね。
もちろん、滑るだけではなくこうして景色を眺めることも雪山に登るもう一つの目的ではあります。
>この辺りはかなりの積雪量・・・
はい、厳冬期には数メートルにもなります。
この時期でも吹き溜まりには腰~胸までありますね。
シーズン始めにこの稜線に立つとこれから半年あまり楽しませてもらうエリアを見渡して感慨が湧いてきます。
お気に入りの景色です。