新雪の谷川岳 3/27
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この時期にして新雪。
3/14日の芝倉沢はめったにない良質の雪と思っていたが、それを凌駕する雪に恵まれた。
ロープウェイの駅に向かう途中。
新雪で覆われた白毛門が朝日に眩しい。
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久々の真新しい雪に彩られた斜面に期待しながらロープウェイから谷川岳を見上げる。
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いつもは登山者の足跡がかならず付いている登山道だが、さすがにこの朝は誰の足跡も無い。
三月も下旬になって降った雪に小躍りしながら一歩新雪に足を踏み入れると案外深い・・・
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真っ白く眩しい笠ケ岳を右手に眺めながらゲレンデ横の急登を登る。
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誰の足跡も無い谷川岳を田尻尾根より望む。
後から追いついたスノーボーダー、スキーヤーが「ラッセルありがとうございます、ここからは任せておいてください」と大見栄きったものの・・・・・・・
この連中に付き合っていたのではせっかくの新雪が緩んでしまう。
独り先を急ぐ。
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川棚の頭に上る雪煙。
上は風が強そうだ。
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気持ちよいくらい誰の足跡も無い。
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ちょっと回り道をして『四ノ沢』を覗く。
ここを滑りたい衝動に駆られたが、降ったばかりで安定していない状態でここを滑るにはいささか危険すぎるので諦め、予定通り芝倉沢を目指すことにした。
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空の青さを映したような稜線を気持ちよく歩く。
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一ノ倉岳トップよりのパノラマ。
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茂倉岳へ向かう。
人間の足跡は一つも無い。
あるのはカモシカの足跡だけ・・・
それにしても、わざわざこんなリスキーなところを歩かなくても良さそうだと思うのだが・・・・・・
どうやら物好きは俺だけではなさそうだ・・・
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茂倉岳の南側に発達する雪庇。
これを見るのがいつもの楽しみ。
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一ノ倉岳と茂倉岳
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我輩はお気に入りのここを滑る。
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自分のラインを振り返る。
なんとも心地よい新雪の感触を久しぶりに味わった。
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次はここへドロップ
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ここは雪崩が多い斜面。
近づいてからではないと分かり難い、新雪に覆われた隠れデブリがいっぱいある。
デブリに乗り上げて跳ね飛ばされないよう、接近してからでないと分かり難い『隠れデブリ』を避けながらのラインはこんな風になった。
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降雪後気温が上がると雪崩が多発する。
前回ここを通過したときより大分雪崩れている。
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雪崩の多くは笹平からのもの。
最も危険と言われる『S字』付近を埋め尽くすデブリ。
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ここから後はひたすら湯檜曽川沿いを戻るのみ。
思いがけず三月下旬の新雪を楽しんだ一日だった。
by sakusaku_fukafuka | 2010-04-12 08:37 | 2010 雪山三昧・後期 | Comments(4)
ワクワクするでしょうね。
写真を見るだけでも、谷底に吸い込まれてしまいそう。
はい、3月の新雪はとても嬉しかったですね。
まだ誰も滑っていない斜面に自分だけのラインを描くのは贅沢な気分に浸れます。
このエリアには『谷底に吸い込まれてしまいそう』なゾクゾクする楽しい斜面がいっぱいあります。
はい、この日は新雪でしたので、最高に気持ちよかったですよ。
お天気に恵まれると自然を満喫できます。
稜線からの展望は幾度見ても素晴らしいです。