蓬峠 2
国道291号をしばらく歩くと蓬峠と清水峠へ向かう分岐。
人一人しか歩けなくとも、これは国道。
真っ直ぐ進めば清水峠。
ここを左に折れて蓬峠へ向かう。
15分ほどで白樺沢。
長時間手を入れていられないくらい冷たい。
ここでザックを下ろし、清流で体の汗を拭いたり顔を洗ったり・・・
生き返る心地だ。
ニッコウキスゲ
ヤマアジサイ
峠まで最後の水場。
先ほどの白樺沢ほど冷たくないが、ここで飲料用の水を補給。
清水峠と七ツ小屋山が見えてきた。
この頃から遠くにエンジンの音が聞こえ始める。
おそらく蓬フュッテの高波さんが下刈りをしているのだろう。
4時間弱で蓬峠到着。
やはり高波さんはお留守のようだ。
ザックを下ろし、ぐしょ濡れになった登山靴と靴下を脱ぎ、ベンチに広げて乾かす。
誰も居ない蓬峠は静かだ。
靴を乾かしながらランチをしていると、エンジンの音が近づいてくる。
背丈ほどまで伸びた草原の向こうから高波さんが姿を現す。
久しぶりに歓談。
のんびりと話をしながら昼寝も入れて約三時間蓬峠で過ごす。
山はトンボが増えてきた。
秋近し・・・・・・・・
土樽発の電車の時間までまだ余裕があるが、稜線はすでにガスに巻かれ始めている。
ここで雨に降られて再び濡れるよりは早めに下って駅で寛いでいる方がベターだろう、と下山開始。
アカモノ
こちら『アカモノ』の花。
花は白いのに『アカモノ』と言われる所以は、上の写真のごとくその実が赤いことかららしい。
別名『イワハゼ』とも言う。
2009年6月19日 平標山にて
こちらも小さくて可愛い花。
『コゴメグサ』
土樽側の水場。
ここの水は湯檜曽川側の水場より冷たくて美味しい。
ここから先はほとんど水は飲まなくて良いと思うが、ここで水筒いっぱいにここの水をくんで家に持ち帰る。
撮影した写真を整理しながら、この水でコーヒーを入れて飲むのが楽しみ・・・・・・
ブナ林を下る
東俣沢出合.
ここからは沢沿いの足場の悪い登山道を下る。
蓬峠付近を振り返る。
ここからは林道を下るので歩きは楽だ。
冬はこんな感じ・・・・
蓬フュッテの高波さんのお爺さん?・・・
今度ちゃんと聞いておこう。
吾策新道を開拓した『高波吾策』さんの銅像。
約2時間で土樽駅到着。
早めに下山したため、電車の発車まで約2時間待った。
上越線にて土合へ戻る。
by sakusaku_fukafuka | 2010-08-08 07:36 | 2010 登山 春~秋 | Comments(4)
高波さんにお会いしたのですね!
先月お会いした時に、蓬ヒュッテをログハウスにするのが夢だと仰っていました。
またお会いした時は宜しくお願いします。
お久しぶりです。
はい、このところまったく歩けていなので、北アルプス縦走に備えて体力を復活しておかないと、と思って、とりあえず足を動かさないと、ということで行ったのが蓬峠でした。
あそこまで歩くとけっこうロングだし、今年の冬に滑った白樺沢の様子なども見れるので一石二鳥です。
高波さんとも久しぶりに歓談しました。
高波さんが下刈りをしてくれてあるので、蓬峠周辺の縦走路は歩きやすくなっていると思いますよ。
秋の馬蹄形縦走もなかなか良いので、また歩かれるとよろしいのではないでしょうか。
いま、台風の真っ只中・・・・・・・
計画した山行も変更を余儀なくされ停滞中です。
下界は暑い日が続いていますが、山はすでに秋、肌寒いときもあります。
いまは、ただ台風の過ぎるのを待つのみです。