4度目の尾瀬・至仏山 (4/29)
4/29 今季四度目の尾瀬。
戸倉のゲート前は先日同様開錠を待つ車の列。
天候はあまりかんばしくないが、尾瀬鳩待峠は至仏山滑走を計画したスキーヤー、スノーボーダーと登山者で賑わっている。
至仏山滑走もちょっと飽きたので、いつもと違うコースをプランに入れた。
わいわい?がやがや?
至仏山へ向かう登山者が途切れることなく続くのを尻目に、自分は一人オヤマ沢田代からワル沢岳へルートを取る。
ワル沢岳トップから小至仏山。
さっきよりは天候が回復してきたが、まだ山頂はガスの中。
何の特徴も無いワル沢岳トップ。
ワル沢岳トップから笠ケ岳を望む。
これよりあの笠と小笠を目指す。
人影はまったく無く、至仏山へ向かう人たちで賑わうルートの喧騒が嘘のようだ。
シラビソの森のうねりをいくつも越え、たおやかな稜線を行く。
この結晶から朝の冷え込みが知れよう。
天候がだいぶ回復してきた。
小至仏山(右)と至仏山を振り返る。
この時期にして樹氷を見るとは・・・
ワル沢岳からちょうど一時間。
小笠。
小笠から小至仏山と至仏山を振り返るが、ここから見る至仏山は新鮮だ。
小笠より谷川連峰
小笠から至仏山
滑走はといえば、この緩斜面の小笠からの滑走が一番滑った。
シャバシャバのシャーベット雪は止まるところ知らずといった感があるくらい気持ちよい滑り。
笠ケ岳への登り斜面でようやく板が止まった。
笠ケ岳直下。
さて、どこから登るか・・・・・・・・
直下に来て見ると、遠目で見たよりも急な斜面。
上り始めるとスキーヤーのラインがある。
しかもまだ新しい・・・・・・
ワル沢岳からのトレースはまったく無かったので、おそらくここ笠だけを目的とした津奈木沢から直に笠に登ったと見られる。
山頂手前から滑る斜面を見下ろす。
いい斜面だ。
笠ケ岳山頂。
のんびり景色を楽しみながら歩いてきたので飯を食う時間がない。
さっそくドロップの準備に入る。
時間も経過し、緩みすぎた雪は小笠ほどの良い雪質ではなくなってきたが、一本山頂からドロップする。
写真は自分の滑ったライン(左の大きいライン)と細かいスキーヤーのライン
この後行動食を口にしただけでランチはお預け。
急ぎ至仏山へ向かう。
振り返るが、この時間になるとあの賑やかだったのが嘘のように誰も来ない。
当たり前だが、自分がこの日の最後のようだ。
山頂には夫婦と見られる登山者が二人。
ツアーとみられるスノーボーダーたちが10人ほど居るだけ。
日陰になりはじめたワル沢へドロップし、鳩待峠へ戻る。
写真は小至仏山のトラバースより至仏山山頂。
この日は喧騒を避け、変則的なルートを計画しただけあって、鳩待峠へ上り返すのは遅くなったが、静かな尾瀬を楽しむことができた。
暮れ行く至仏山。
by sakusaku_fukafuka | 2011-05-09 17:33 | 2011 雪山三昧・春 | Comments(0)