出会い

初めて目や耳にした感動はいつまでも忘れないものだ。
もう何年いや、何十年前だろう。
点けっぱなしのFM放送から流れてきた音楽に衝撃的とも言える感動を覚えたことがある。

マーラーの交響曲第二番
取り分け感動したのは第四楽章の 'Urlicht' 『原光』
「赤い小さなバラよ」とアルトの独唱から始まりトランペットのコラールと続く、とうとうと流れる静かでえも言われぬ美しい旋律に釘付けになったものだ。
FMから流れてきたのは、バーツラフ・ノイマン指揮:チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、アルトはエヴァ・ランドバー。
当然のこと、すぐにレコード店へこのCDを探しに行った。
しかし期待は裏切られ、どこのレコード店に行ってもこのCDは無かった。
それから長きにわたり、折があればノイマン:チェコフィル/アルト=エバ・ランドバーのCDを探すことになる。

ところが、ラッキーな出来事は数年を経て突然やってきた。
とある音楽雑誌を見ていたら、こCDの復刻版がでるという広告が載っていた。
願いが叶い、長い年月を経てこのCDを手にすることができた。

逸る気持を抑えながらも、自宅のスピーカーから流れてきた第四楽章のエヴァ・ランドバーの独唱は、あの日の感動を鮮やかに蘇らせてくれた。

以下は大好きな歌手でもあるChrista Ludwig (クリスタ・ルートヴィッヒ[メッゾ・ソプラノ])
指揮:Leonard Bernstein
管弦楽:New York Philharmonic orchestra


同じ曲も演奏によって大分印象が違う。
こちらアルトはJeanette Ager

by sakusaku_fukafuka | 2012-03-18 00:07 | ♯s&♭s | Comments(0)