Kurt Moll

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Kurt Moll
クルト・モル。
ドイツを代表するバス歌手の一人だ。
オペラの花形は何と言ってもソプラノとテノール。
ソプラノとテノールのために書かれた有名なアリアは枚挙に遑がないが、この二者の影に隠れがちなバスにおいては出番はグっと少なくなる。

一般的には声域は高い順に
soprano ソプラノ(女声)
mezzosoprano メッゾソプラノ(女声)
alto アルト (女声)
tenor テノール (男声)
Bariton バリトン (男声)
Bass バス (男声)
の六声からなる。

正しい言い方ではないかもしれないが、ある意味、男女とも高い音域ほどオペラの世界でも花形で、名曲も、また歌手の数も多い。

モーツァルトの有名なオペラ《魔笛》は一つの演目の中に有名なアリアが数多くちりばめられているが、第一に挙げるとすれば、多くの人は《パパゲーノのアリア》や《夜の女王のアリア》を挙げるであろう。
しかし、目立たないが、壮言でえもいわれぬ美しい旋律で歌われるザラストロの二曲のアリアは珠玉の名曲といっても過言ではないだろう。

もう十数年前になろうか、大好きなクルト・モルが歌う《魔笛》のザラストロのアリア二曲だけでも聴ければいい、とライン・ドイツオペラの日本公演を聴きに行ったことがあるが、気品に溢れ、深みのあるクルト・モルの歌声は期待を裏切らなかった。
その日はコンサートホールを出てからもクルト・モルの歌声の余韻が長く長く心を満たしてくれていたのである。


その二曲のうちの一つ、《O Isis und Osiris》"おおイシスとオシリスの神よ、なんという喜び!"






もう一曲は《In diesen heil'gen Hallen》"この聖なる殿堂には"

by sakusaku_fukafuka | 2012-04-23 09:45 | ♯s&♭s | Comments(0)