雪虫

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雪虫。
セッケイカワゲラのことを俳句では雪虫として春の季語とするらしいが、今日取り上げる雪虫は今の時期に雪のごとく舞うあの白い虫のことだ。
小説「氷壁」の作家、故井上靖の自叙伝的小説のタイトルにもなった「しろばんば」のことである。

地方によって呼び名は様々のようであるが、私の住んでいるところでは(いささか下品ではあるが)「シラユキババア」と呼び、幼少の頃、夕刻になるとこの虫を追い掛け回して遊んだのは小説「しろばんば」の中で書かれているのと一緒である。

白い綿をつけているばかりでなく、風に流されながら飛んでいる姿も雪そのものであり、降雪の近いことを知らせてくれるこの虫には郷愁と親しみを感じるのである。

Wikipedia によると、《雪虫(ゆきむし)とは、アブラムシ(カメムシ目ヨコバイ亜目アブラムシ上科)のうち、白腺物質を分泌する腺が存在するものの通称》とある。
アブラムシには羽は無く、ビッシリと一箇所に集まっているのを連想する。
かつてNHK-TV でもやっていたが、越冬するころになると羽を持つ成虫が生まれ、越冬のために交尾をして産卵する。
その時の成虫が、この雪虫なのである。

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by sakusaku_fukafuka | 2012-11-23 14:46 | ほか・生活風景 | Comments(6)

Commented by utinopetika2 at 2012-11-23 21:22
こちらでも飛翔しているユキムシが見られました。
来週あたり、仙台でも初雪になるかもしれません。
以前、同じように飛翔しているユキムシを撮影した事がありますが、周りの人は僕のことを不思議そうに見ていましよ。
Commented by moraisan at 2012-11-24 10:13
やあ、いいなあ‥ 雪の匂いがしてきそうです。
北海道に生まれ育った私には、雪虫は幼なじみの虫です。
少ないけれど時々雪虫が飛ぶのを見ます。
実は今もっとも撮影したい被写体のひとつです。
三枚目なんか胸がドキドキしてしまいます。 機会が訪れたらチャレンジしてみたいです。
Commented by m-kotsubu at 2012-11-24 12:53
こんにちは♪
雪虫、名前は知っていましたが こうして見るのは初めてです。
凄いなぁ… 飛翔シーン、素晴らしいです。
妖精みたい。
もしかしたら雪山にもハマりそうな予感がする今日この頃です…^^
Commented by sakusaku_fukafuka at 2012-11-24 21:25
♣ utinopetika2 さん、コメントありがとうございます。
そちらでも雪虫が飛び交いはじめましたか。
雪虫を撮影しているところを他の人が見たら何をしているのか不思議に思うでしょうね。
遠くからだと、あまにも小さくてわからないですものね。
でも、これが飛び始めると本当に冬がやってきます。
Commented by sakusaku_fukafuka at 2012-11-24 21:29
♣ moraisan さん、コメントありがとうございます。
北海道は本州よりも多く飛ぶようですね。
雪虫にも種類があるようで、本州のものとは少し違うかもしれませんね。
昨日は飛翔している数もとても多かったので家にカメラを取りに帰りました。
しかし、雪虫はレンズを向けると案外早く動いているものですね。
なかなか狙ったところにおりません。
今回載せた写真も全てピンぼけです(笑)
moraisan さんが撮影したら是非見たいものです。
Commented by sakusaku_fukafuka at 2012-11-24 21:36
♣ m-kotsubu さん、コメントありがとうございます。
雪虫=妖精・・・・・・
そうですね、自分は雪虫が飛ぶところを見ていると『流氷の天使』とも呼ばれている《クリオネ》を連想しました。
ただ、雪虫の正体がアブラムシだとはあまり考えたくありませんが(笑)・・・・・

>雪山にハマりそうな予感が・・・・・
是非ハマってください。
当然のことながら、雪山は寒くて厳しいですけど、その美しさは色鮮やかな紅葉をも凌駕する美しさだと思います。
雪山は夏山と比べると危険のリスクがはるかに大きいですが、、周到に装備をされ、是非楽しんでください。