谷川岳 4th (深すぎ)
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平日はロープウェイの運行開始が遅いので起床もゆっくりだが、気になるのは谷川岳の様子。
起床一番、谷川岳を確認するために外に出る。
日の出前の谷川岳を遠望すると雪煙が上がっているので、一見穏やかそうに見えても稜線は強風が吹いているのかもしれない。
いつもの光景だが、凛とした空気の中、日の出とともに谷川岳が茜色に染まり始める。
白毛門~朝日岳
土合から谷川岳主峰を仰ぐ
ロープウェイを降り、登山ルートへ踏み出すと予想を遥かに越えた深雪。
前日のトレースはあるものの、それでも膝まで沈む。
ゲレンデ横では大学生の山岳部と思われるパーティが雪訓をやっていた。
黄色い声が飛び交う横を掠めるように田尻尾根へ登り上げる。
田尻のトップから仰ぐ谷川岳は快晴。
こんなに良く見えることは珍しいが、こういう時は天候が崩れるんだよなぁ~~
などと独りごちながら鞍部までは板を履いて滑り降りる。
あの最初のイヤ~な場所から目前に谷川岳を仰ぐ。
トレースがはっきり見えるが、これには騙された。
もう一時間以上独り膝上ラッセル・・・・・・・
天候が崩れないうちに滑りたいが、この先はまだ長い。
白毛門と笠ヶ岳
お気に入りの俎嵓を眺めながら休憩。
後ろを振り返ると、3人(2X1)田尻尾根をこちらへ向かって進んでくる登山者の姿が見えるが、我輩に追いついてラッセルに加わってもらうにはまだまだ時間がかかりそう。
登山者たちが使ったのであろう、避難小屋の入り口が除雪してあった。
この深雪ではカモシカも人のトレースを歩いたほうが楽なようで、ずっと先までカモシカがトレースを使っている。
中ゴー尾根
避難小屋を過ぎると深さは更に増してきて先へ進むのが難儀になってくる。
やがて追いついてきた登山者たちにもラッセルに加わってもらう。
トレースがあるということはこんなに楽なのか、と改めて思う。
by sakusaku_fukafuka | 2012-12-30 11:40 | 2013 雪山三昧・前期 | Comments(0)