ダニー・ケイとニューヨークフィルの夕べ

アメリカの歌手であり、俳優、コメディアンでもあったダニー・ケイ(Danny Kaye=1913-1987)については、以前実在したジャズ・トランペッター「レッド・ニコルス」の半生を描いた映画、「五つの銅貨」で触れたが、歌手、俳優、コメディアンとしてだけではなく、今回は「指揮者」としての一面も見せたビデオについて書いてみる。

トロンボーン奏者であり、かつては日本を代表するBig Bandのひとつである原信夫とシャープス&フラッツでも活躍し、長きにわたってコミックバンド「クレイジーキャッツ」のメンバーでコメディアンとしてお茶の間を楽しませた「谷啓」の芸名は、このダニー・ケイにあやかってつけたというのは有名な話だ。

そのダニー・ケイが、なんと、あのニューヨーク・フィルハーモニックを面白おかしく指揮するビデオがある。
私は古いVHSのものしか持ってないのであるが、その公演は当時の音楽監督であったインド出身の名指揮者《ズービン・メータ》が指揮する、ヨハン・シュトラウス 喜歌劇(オペレッタ)「こうもり序曲」で始まる、ニューヨーク・フィルハーモニックの本拠である「エイブリー・フィッシャー・ホール」で行われた「ダニー・ケイとニューヨーク・フィルの夕べ」である。
その一部を TouTubeで見ることができるので、ここで紹介する。

ダニー・ケイ本人は公演の中でも「私は楽譜は読めない」と語っているが、スコアを読みつくした指揮者のごとくコメディアンとは思えないその見事な指揮ぶりは、彼が単なるコメディアンではとどまらない一流のエンターティナーであったことを思い起こさせてくれる。
また、あのニューヨーク・フィルも楽しみながらダニー・ケイと一緒にステージを作り上げているのがなんとも微笑ましいのだ。

では音楽監督(当時)のズービン・メータの指揮で喜歌劇「こうもり序曲」から始まる、このAn Evening with Danny Kaye - 1981 のフルバージョンを・・・



by sakusaku_fukafuka | 2013-04-12 21:27 | ♯s&♭s | Comments(2)

Commented by kimiko_shibata1 at 2013-04-13 19:08
ダニー・ケイ、大好きです。
特に「5つの銅貨」は・・・
面白いYouTubeのご紹介、ありがとうございます。
Commented by sakusaku_fukafuka at 2013-04-13 19:20
♣ kimiko_shibata1 さん、コメントありがとうございます。
私もダニー・ケイ大好きなんですよ。
昔VHSのこのビデオを手に入れたときは、テープが磨り減るんじゃないかっていうくらい繰り返して観たものです。
それにしても素晴らしいエンタティナーですよね。
あのアメリカを代表するオーケストラ「ニューヨークフィル」を面白おかしく見事に操るんですから・・・