杓子沢 長走沢滑降

例年だと県道322号線・二俣~猿倉間は4月27日まで閉鎖なのだが、今年は雪が少ないから開通が早まるのではないか、と気にかけていたところへ知人より22日に閉鎖が解除になると連絡をいただいた。

予報だと24日(日)の方が天気が良さそうなので、23日は移動日にして午後からのんびり白馬へ向かう。
楽Pテンチョーさんからプチ情報をもらって近くのガストにて夕食。

のんびり夕食とドリンクバーで過ごして一路猿倉へ。
駐車場には10台ほどすでに車が停めてある。
皆さん情報早いな~~

無人の車もあるようなので、前日に入山している人もいるようだ。
明日は3時出発の予定なので早めの就寝。
シュラフに潜るも、暑くてなかなか寝付けない。
窓を開けて換気をしたら幾分涼しくなっていつの間にかまどろむ。

「まさか、雨?」

激しくはないが、車を叩く雨音で目覚める。
窓を開けて外に手のひらを出すと間違いなく雨・・・・・・・・・・・
え~~~「ショック」
昨日の予報だと晴れマークだったのに・・・

3時出発予定を変更して2時15分起床を1時間ほど後にアラームをセットし直し二度寝。
しかし雨が止む気配無し。
三度寝。

さっきの音がしないのに気づき、手を出すと稀に飛んでくるくらいの雨模様。
意を決して準備開始。

結局予定より二時間遅れて5時に猿倉を出発。
(画像をクリックで拡大します)

b0062024_1961786.jpg















だいぶ明るくなってきて大雪渓方向に続く林道がよく見えてきた。

b0062024_1973647.jpg














長走沢出合。
雪が切れているとは聞いていたが、渡渉である。
砂防提の近くが渡れそうなので少し遡る。

b0062024_1991665.jpg













三国境辺りの稜線だろうか、明るくなってきて小蓮華の上には青空も覗いてきた。
b0062024_19111489.jpg














もうじき白馬尻小屋の辺り。
間違いなく晴れそうだ。

b0062024_19122353.jpg













大雪渓。
ガスもかかっていたがすっかり抜けた。
b0062024_1913825.jpg














杓子は石ころだらけなので、悪い板を持ってきたが、背負ってつぼ足なのでかなりきつい。
雨のせい?で雪が柔らかく、ズブズブと沈む。
スプリットにすれば良かったか?

歩き始めて約3時間半。
上からじりじり太陽に焼かれ、下からは照り返しで焼かれる。
徐々に暑さにまいってきた・・・

振り返ると雲海。

b0062024_19163828.jpg















登山者の3人のパーティが先行してくれてるので有難いが、杓子岳天狗菱が間近に迫るここからは傾斜がきつくなる。

b0062024_19185446.jpg














下界の雲海を眺めて一息つく。

b0062024_19194514.jpg














いつ見ても格好いい。
天狗菱。
b0062024_1920351.jpg













白馬岳へ向かう三人のパーティとはここでお別れ。
b0062024_19214523.jpg














稜線まで最後の急登。
もうここまでで「バテバテ」である。
これを登らばければならないのか、と思うと気持ちが折れそうになる。

b0062024_19231884.jpg














ま、ここまでよく登ってきたもんだけど、もうちょっとだ。
「一つ足を前に出せば一歩進む」なんて自分に言い聞かせながら登るんだが、それを何百回もやらなけりゃならないんだもんねぇ。 (笑)

b0062024_19255870.jpg














やっと稜線。
ザックを下ろして大休止。

あの岩は前回嵐に遭遇して身を寄せた岩だ。

b0062024_19265050.jpg













毛勝三山。
b0062024_19291365.jpg















振り返るとさっきの三人のパーティも頂上宿舎付近まで登り上げたようだ。
b0062024_1932786.jpg

b0062024_19321415.jpg















動かずにいれば全く気づかずに通り過ぎたと思うが、なんと雷鳥君が足元に居た。
やっぱり春だね、雷鳥君も衣替えが始まったようだ。
b0062024_19334328.jpg

b0062024_1934636.jpg













稜線を登り上げると劒岳が見えてきた。
b0062024_19365772.jpg













あ~~もうちょっとだ・・・・・・

b0062024_19373917.jpg














エントリーポイント到着。
ここまで7時間半もかかってしまった。
もう滑るのはどうでも良いくらい疲れきってる。

ま、とりあえずここでランチ。
腹ごしらえをしてゆっくり休んでからドロップしよう。

b0062024_19394895.jpg















杓子沢源頭。
b0062024_19402468.jpg















いざ滑り出すと落石だらけ・・・・・・・・・・
滑る音より石を引く音の方が大きいくらいだ。

上部を滑り終えるとすぐに広大な中間部が目に入るが、あまりにも石を引きすぎ、滑る気力が萎えてしまった。

ジャンクションピークの支稜を超えてから登り上げる予定だったが、そこまで滑る気持ちがなくなって、すぐにトラバースをかけることにして、ジャンクションピーク、長走沢の源頭部へ向かう。



長走沢源頭より長走沢を俯瞰。
b0062024_19443227.jpg














滑り出すと気持ちいい。
杓子沢と違い、全くと言っていいくらい石は無い。
気持ちよく一本滑って振り返る。

b0062024_1945234.jpg















しかし長走沢の下部はすっかり雪が解けていて、ここで藪漕ぎと渡渉が待っていた。

林道へなんとか出たときは、もうクタクタだった。

町へ出てから自分の今日のルートを見上げた。
b0062024_1948873.jpg















板はこの通り・・・・・・
この時期の杓子沢はこんなもんなんだろうな~
滑りそのものを楽しむのなら、白馬大雪渓の方が楽しめるかもしれない。
b0062024_19494784.jpg

b0062024_19495749.jpg


今回のルート。
GPSの軌跡。
b0062024_1954760.jpg







長~~~~い動画はこちら

by sakusaku_fukafuka | 2016-04-25 19:55 | 2016 雪山三昧後期 | Comments(2)

Commented at 2016-04-27 10:11
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sakusaku_fukafuka at 2016-04-27 22:58
>鍵コメ10:11さま、コメントありがとうございます。
はい、お蔭様で成就いたしました。
我輩は疲れ果ててその先へ行こう、という気になれませんでした。
そこへいくと皆さんすごいですよね~~
この日も三名、この先へ行きました。
板がギタギタになりました(笑)
長走沢、いいですね。とても楽しかったです。
滑り重視ならここか白馬大雪渓の方がいいかも、ですね。
でも、色々ありがとうございました。