サンライズ・ライド
先週は悪天候で山は登れず。
以来毎日天気予報とにらめっこ。
そんなに天気予報ばかり見ていても変わるはず無いんだけど、休憩時間のたびにスマホで見るのはやはり天気予報。
どうやら日曜日が近づくにつれ、日曜日の晴れマークが確定的に・・・・・・・・
一週間空いてただけに、山への期待は膨らむ一方、そんなとき、上田のサンライズヒル店長さんから『サンライズライドやりませんか』というオファー。
日が昇る頃の雪の良い時間帯に朝日の中を滑る。
それも我輩がホームグランドとしているお山で。
こんな素敵なプラン当然「受け」でしょ!!
「では3時出発ということでいかがでしょ?」
こんな時間帯の出発を気兼ねなく提案できるのは、深夜出発で槍ヶ岳をSoloでしかもOne Day でやってのけてしまう店長さんだからこそ。
店長さんの息子さんも加わるということで、3時に出発できるよう駐車場に2時半頃待ち合わせ。
深夜着で何台もの車が停まっているが、こんな時間に出発の準備しているんだから訝しい目で見られるよねぇ・・・
そんな視線を尻目に予定よりちょっと遅れて出発。
いざ歩き出すと「?・・・・・・・・・・・・・」
まだ真新しいと思われるトレースがついている・・・・・・・・
ストックの数から見るとどうやら二名がシール歩行で先行している様子。
しばらく歩くと前方にヘッドランプが二つ。
やっぱり・・・・・・・・
谷間は無風。
急ぐことは無いのでここいらで休憩。
(画像をクリックで拡大します)
RW山上駅。
遠く尾根近くには先行する二名のヘッドランプが見え隠れする。
今日はシールで大丈夫みたい・・・
黙々と歩む・・・
風のいたずらか、非難小屋もすっかり埋まっている。
東の空が白んできた。
町の明かりを背に更に登る。
非難小屋を過ぎると強風域。
早朝の冷え込みに加え、強風が体温を奪っていく。
指先の感覚は麻痺し始める。
兎に角寒い・・・・・・・・・・・・
やっと天狗の留まり場。
強風が稜線の雪を巻き上げ容赦なく叩きつけてくる。
我慢のしどころだ。
スプリットのシールは利いているがトレッキングポールを握る手の指先にはもう殆ど感覚が無い。
エントリーポイントまであとわずか・・・・・・
エントリーポイントに着いたとたん、予定されていたように朝日が昇ってきた。
凄まじい強風に煽られ、我輩の帽子とヘッドランプが風に奪われた。
気を取り直して滑走の準備にはいるも、指先の感覚が麻痺していて思うように作業が捗らない。
幾度かバインをセットし直したりしながらやっとのことで準備完了。
雪煙で沢の全体像が見えない・・・・・・・・
三名とも板を装着。
オキの方に視線を流すと先行したライダーと思われる人影。
あとで分かったことだが、○谷を滑ろうと思っていたのだが諦めたとのことだった。
視界が少し回復したのを機に地形を知っている我輩からドロップイン。
前回のように強風でパックされているかと思ったら、最高に柔らかい。
気持ちよく滑って、無線で状況を伝え、店長さんたちにドロップインを促す。
店長さんドロップイン。
ナイスラン!
俺より一歳年上の店長さん。
同世代なのに、ダイナミックな滑りにいい刺激をもらった。
俺も頑張らねば。
店長さん到着。
下も今日はいい感じ。
ラスト、息子さんが続く。
息子さんはスキーヤーなんだけど、うまいね~~滑り!
格好いいです。
ダイナミックに急斜面攻めてきます。
○ノ沢から○谷に合流。
いつもデブリーランドなんだけど、今日はここにしては珍しくフラットで滑りやすい。
(息子さん)
店長さん。
S字より振り返る。
皆さん、この景色に感動。
いつ見ても、何度見てもいい景色。
藪もだいぶ滑りやすくなって、この間とは比べ物にならないくらい速やかにR291へ出た。
いいね、このロケーション。
記念撮影。
親子で。
名残惜しいけど景色も楽しんで○○○沢を後にする。
そろそろRWが動くころかな・・・・・・
なんて話しながら駐車場へ。
ベースプラザに着くとチケット売り場は行列。
RWの運行時間が遅れたのだろうか・・・
並んでいたライダーから「もう一本やってきたんですか?」と聞かれる。
そう、一本やってきたんです・・・・・・・(笑)
思い出すと笑みがこぼれてしまうくらい最高の景色と滑りを終え、汗を流しに日帰り温泉「鈴森の湯」へ。
店長さん息子さんお疲れ様でした。
by sakusaku_fukafuka | 2017-01-22 21:17 | 2017 雪山三昧 前期 | Comments(2)