北アルプス表銀座縦走 #10

燕岳~槍ケ岳を結ぶ主稜線を行く


北アルプス・表銀座縦走

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天狗原から上高地へ

霧が晴れ、ほぼ全容を現した稜線。
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ほぼ同じ場所からの、雪景色の槍ケ岳。
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霧が晴れると圧倒的な迫力で北穂高岳の岸壁が迫る。
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同じく、雪景色の北穂高岳。(横尾尾根鞍部より)
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下ってきたルートを見上げると、稜線付近に下ろうとしている登山者の姿が数人見える。
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天狗原には、まだ相当な残雪がある。

Photo : George/Izumi
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どこから見ても飽きさせない槍ケ岳。
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天狗池へ向かう。
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『天狗池に映る槍ケ岳』・・・・・とタイトルを付けたいところだが、天狗池は、まだ雪の下。
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こちら、本物の天狗池。
南岳小屋には、『天狗池はもう見えるか?』という問い合わせが多いらしいが、ここに槍ケ岳の雄姿が映るのは9月頃ではなかろうか・・・

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朝の美しい景色を楽しんだら槍沢の天狗原分岐へ向かう。
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キャッキャ!っというけたたましい鳴き声に何かと思ったら、野生の猿のファミリー。
彼らに落石をおこされ、ヒヤ!っとする場面もあった。
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知恵があるだけに、人を威嚇したり、ある意味、あまり可愛いとは思えない猿たち。
数匹で雪渓の上を滑ったりして遊んでいる。
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そろそろ槍ケ岳ともお別れだ。
グリーンバンドの下まで下れば、もう槍ヶ岳は見えなくなる。

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槍沢の雪渓を行く
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槍ケ岳へ向かう登山道が見える。
槍へ向かうに、もっとも辛いのがこの写真に写っている大曲から上部にあたる部分だ。
遠目にも、槍へ向かう登山者の列が見えた。

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もうじき槍へ向かう登山道と合流する。
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天狗原分岐。
ここからは登ってくる登山者たちとすれ違いながら槍沢をひたすら下る。

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下ってきたルートを振り返ると、すでに稜線は再び霧に包まれつつある。
束の間の晴れ間だったようだ。
良いタイミングで下ってきたと、胸をなでおろす。

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8:40am ババ平着。
まだここから上高地を目指す。
変化の無い長い道のりを下るが、上高地までの道のりは幾度か載せているので、この先は割愛する。
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天候不安定な今年の傾向に、予報を見ては一喜一憂、天候の不安を抱えながらの山行も、なんとか嵐に見舞われることも無く概ね快晴の日々に恵まれ、念願だった表銀座を完走することができた。
次回、メンバーは替わるが、もう一度この槍沢を槍ケ岳まで詰め、大キレット越えで北穂高岳までの縦走をやる。
楽しみだ・・・・・

by sakusaku_fukafuka | 2009-08-22 08:06 | 2009 北アルプス縦走1 表銀座 | Comments(0)

北アルプス表銀座縦走 #9

燕岳~槍ケ岳を結ぶ主稜線を行く


北アルプス・表銀座縦走

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下山・南岳より天狗原へ

ガスに包まれたまま南岳の夜の帳が下り、朝は?と期待しつつ眠りについたが、朝も変わらず濃霧の中だった。
晴れることを期待しながらテントを撤収。
だが、霧が濃いので三脚をセットすることもなく、小屋の休憩所で夜が明けるのを待つと、仲間夫妻もテントを撤収して合流。
撮影を諦め、南岳の天狗原分岐け向かう。

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毎朝8時に更新される南岳のライブカメラ
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5:43am 天狗原分岐
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これから広い南岳の稜線とは違い、鎖場の多い痩せ尾根を下る。
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鎖、ハシゴが連続する。
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標高が下がると急に天狗原がガスの中から姿を現し、快晴の期待が膨らむ。
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良くあることだが、桐に巻かれていたのは上部だけで、標高が下がると晴れているようだ。
正面に常念岳も見えてきた。

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更に標高を下げると、一気に視界が開け、横尾右俣と屏風岩が目に入ってきた。
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屏風の頭と屏風岩の眺めが素晴らしい。
その向こうには、横尾あたりが見下ろせる。

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横尾尾根の鞍部。
2007年にここから右俣を滑ったことを思い出す。

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シルエットの常念岳
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西岳から大天井岳への稜線
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燕岳(霧に覆われている)、餓鬼岳、針ノ木岳方面の展望。
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横尾右俣と屏風の頭
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間合いをちゃんと計っているものの、人に警戒心をあまり見せないイワヒバリがまたやってきた。
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【タテヤマリンドウ】
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下ってきたルートを見上げると、徐々に霧が晴れつつある。
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横尾右俣をパノラマに
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歩きにくい岩稜帯を下ってくる George たち
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迫力ある屏風岩
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【ミネズオウ】 ツツジ科ミネズオウ属
高山の岩場などに生える常緑小低木。

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稜線付近も霧が晴れはじめ、槍ケ岳も姿を現した。
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南岳の稜線
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北穂高岳から槍ケ岳までのパノラマ。
中央は下ってきたルート。

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by sakusaku_fukafuka | 2009-08-21 08:50 | 2009 北アルプス縦走1 表銀座 | Comments(3)

北アルプス表銀座縦走 #8

燕岳~槍ケ岳を結ぶ主稜線を行く


北アルプス・表銀座縦走

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槍ケ岳より南岳へ

今回も次回も目的は別のところにあるのと、穂先には二度も登っているので槍の穂先に登る予定は無い。まったり、槍ケ岳山荘で寛いだら友人夫妻を追うように大喰岳へ向けて出立。
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槍ケ岳テン場。
約一週間後には槍ケ岳に再来。
きっとこのテン場にお世話になるだろう。

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ここから大喰岳を見ると、5月にすべりに来た時のことを思い出す。
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三ヶ月前、滑りに来た時の大喰岳。
ほぼ同じ場所から撮影。

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大喰岳の登りから槍ケ岳を振り返る。
ここから見る槍ヶ岳は好きなアングルの一つ。

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滑った大喰岳カール。
すべては冬へ。
自分の山行は滑るためのウェイトがとても大きいので、滑る、あるいは滑ったことがある斜面には非常に関心が高い。
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槍ケ岳へ到着したころは天候も良かったのであるが、昼近くからガスが出てきた。
ハシゴを通過し、中岳の山頂を踏み下を見下ろすと中岳の水場が見える。
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中岳の水場の源はこの雪渓。
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人影が見えたので「ヤッホ~~」と叫んでみたら、コダマのように返ってきた声は先に槍ケ岳を出発した仲間夫妻だった。
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ここの雪解け水は冷たくて美味しい。
山小屋で1㍑200円で購入する雨水よりは遥かに衛生的で旨い。
ここの水を飲めることを西岳からずっと待ち望んでいただけに、動けば音がするくらい腹に流し込む。
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ついでに頭も洗っちゃえ・・・・・・
ツ~~~~~ンと脳芯に響くくらい冷たくて気持ち良い。

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今回の山行の目的は、こうして滑れそうな斜面を確認することだ。
冬の時期、ここにどのような雪庇が発達するか、この時点では分からないが、常に滑れそうな斜面は要チェック。
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Photo : Geprge

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ガスの上がってきた稜線を南岳へ

Photo : George

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【アオノツガザクラ】 ツツジ科ツガザクラ属の常緑小低木
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このルンゼは降雪期にはどうなるだろう・・・
ちょっとスノーボードには狭すぎる斜面かな・・・・・・・気になるところだ。

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今回もっともチェックしたかった斜面はここ。
横尾右俣へ同じスタンスで落ちていく斜面は最高だ。
ボトムの標高がおよそ2300m 。
稜線トップから約700m近い標高差を一気に滑り降りられる。
ボトムから4時間あれば登れるか?・・・・・・・

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こちら南沢もいい。
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あちこち斜面をチェックしながらも、南岳のテン場が見えてきた。

Photo : George

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南岳小屋とテント場
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西岳を朝出発してから、大休止を入れて8時間40分あまり。この日の宿泊地に着いた。

テントを設営して就寝までの空き時間を散策していると雷鳥と出会えた。
この時期は雷鳥の産卵期で、雛を連れた一家に良く出会う。

チョコチョコとテント場付近を歩き回る雛が可愛い。

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雛達を心配そうに見守る母親。
(目の上の赤い肉冠が薄いので雌だろう)

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母親の心配を他所にあちこち勝手に歩き回る雛たち。

一巣の平均産卵数は6個で、多い時は10個ほど生むようだ。
20-23日で孵化、10月上旬までの生存率は15-40% 。
自然環境の厳しさを思う。

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南岳のテン場の裏にはお花畑。
【キバナシャクナゲ】 ツツジ科
日本のシャクナゲで最も標高の高いところに分布する。 

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【チングルマ】 
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【ハクサンイチゲ】 
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雷鳥と戯れ、お花畑で花を愛でるうちに夜の帳。
濃霧に包まれた南岳で明日の天候を気にかけながら就寝。

by sakusaku_fukafuka | 2009-08-20 09:02 | 2009 北アルプス縦走1 表銀座 | Comments(4)

北アルプス表銀座縦走 #7

燕岳~槍ケ岳を結ぶ主稜線を行く


北アルプス・表銀座縦走

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東鎌尾根を槍ケ岳へ

テント撤収、いよいよ東鎌尾根だ。
軽く行動食を口にしたら、フュッテ西岳より水俣乗越へ向かって下る。

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せっかく高いところに居るのがもったいないくらい鞍部へ向けて一気に下る。
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槍穂の稜線を朝日が照らす。
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アップダウンを繰り返しながら徐々に標高を下げる。

Photo : Izumi
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雲海の彼方に剣岳。
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痩せ尾根、アップダウン、ハシゴ・・・・・・
重い荷物が肩にくる。

(Photo : George & Izumi)

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水俣乗越。
最低鞍部だ。
ここからは槍ケ岳へ向けて登り返す。

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時折姿を現す槍ケ岳。
見上げると、まだまだ遠い。

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【エゾシオガマ】  ゴマノハグサ科
シオガマギク属の多年草。

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【ウサギギク】 キク科ウサギギク属の多年草
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槍沢とババ平を俯瞰
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【アキノキリンソウ】 キク科アキノキリンソウ属の多年草
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これはクロウスゴだろうか?・・・・・不明
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延々とハシゴが設置されている。
思ったより東鎌尾根は歩きやすい。

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重い荷物に喘ぎながらひたすら登る。

Photo : George & Izumi

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空には荷揚げのヘリがけたたましい。
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このルートは槍ケ岳と北鎌尾根を見ながら登れるのがいい。
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喘ぎながらも槍が近づいてきた。
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ルート上かなりのハシゴが架けられている。
このアップダウンは体にこたえる。

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槍が近くに見えているのだが、なかなか景色が変わらない。
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【チングルマ】 同じエリアでも、高所ではまだ花盛りなのに、ちょっと標高が下がると既に花期を終えている。
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歩いてきた水俣乗越方面を振り返る
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すれ違った登山者が、「もう少しでフュッテ大槍ですよ」と声をかけて行った。
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槍と北鎌の眺めが美しい
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標高が上がるにつれ、穂高の眺めも良くなってくる。
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もうじきフュッテ大槍
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イワツメクサとイワギキョウ
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西岳から約2時間40分でフュッテ大槍到着。
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自分はここで大休止。
もう槍は目前だ。

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【イワベンケイ】 ベンケイソウ科
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槍は目前なので、景色を楽しみながらゆっくり登ろう。
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荒々しい岩稜帯が続くが、それほど歩き難くは無い。
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【タカネシオガマ】 ゴマノハグサ科 シオガマギク属
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【ミヤマオダマキ】 キンポウゲ科オダマキ属の多年草
個人的にはとても好きな花の一つ。

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続々と学生さんたちも登ってくる。
なかなか賑やかだ。
若さが羨ましい。

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もう少し・・・・・・・
このザレ場のトラバースを通過すれば槍ケ岳山荘。

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槍ケ岳山荘のテラスよりザレ場をトラバースする我輩。

Photo : George & Izumi

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四時間弱で槍ケ岳山荘到着。
テラスより東鎌尾根を振り返る。
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先行していたG&I夫妻と合流。
槍沢を俯瞰。

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我輩は、南岳で落ち合うことにしてG&I夫妻を見送り、山荘のスタッフで Snowboader でもある「みっちゃん」(中川) と槍沢&大喰岳を滑りに来たとき以来、約三ヶ月ぶりの再会を果たし、彼女の休憩時間を待ってまったり歓談。
オーストラリアから来ているサリーちゃんも交えて記念撮影。

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by sakusaku_fukafuka | 2009-08-19 10:13 | 2009 北アルプス縦走1 表銀座 | Comments(2)

北アルプス表銀座縦走 #6

燕岳~槍ケ岳を結ぶ主稜線を行く


北アルプス・表銀座縦走

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西岳の朝


常念乗越に docomo の携帯電話基地局が設置されて以来(5月上旬~10月下旬の期間限定運営)リアルタイムで天気予報などの情報を入手できる便利さは、山行の安全上からも有難いことだが、今年の異常気象はこの便利さもあまり役に立ちそうに無い。
(山での携帯電話利用は、山の静寂を破る懸念もあることから、賛否両論あり)

昨日の夕刻は濃霧に巻かれ、期待した夕焼けは望めなかった。
この日の朝も前日の時点での予報はかんばしく無かったのであるが、予定通り3時に起床して外を見ると星が瞬いている。
こうなるとのんびり寝ているどころではない。
急ぎテントを撤収。
夜明けの撮影の準備にかかる。

以下は撤収の準備にとりかかる我輩(Photo : George & Izumi)

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この時間の撮影はバルブ撮影が主なので、複数枚の露出をあわせるのが難しかったが、なんとか目立った露出の違いも無く、まぁまぁ見られるパノラマに仕上がった。

北穂高小屋(左)と槍ケ岳山荘に灯りが燈る。
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暗いうちから穂先へ登り、アルプスのご来光を待つ登山者のヘッドランプの灯りが、槍の穂先に見える。
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常念乗越の常念小屋にも灯りが燈る。
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ここ、フュッテ西岳でも朝食の準備が始まったようだ。
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夜が明けてくると、これから向かう東鎌尾根の全容が見えてきた。
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常念乗越からの雲海
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シルエットの常念岳
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撮影に余念がない我輩を George 達が撮影していた。
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霞む峰々
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ご来光

昨日の燕岳からの夜明けには敵わないが、悪天候を覆すように晴れた朝のご来光なのだから、これでよしとしよう。

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モルゲンロートの槍ケ岳
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この山行のあと、槍ケ岳からキレット越えで縦走の続きをやるので、北穂高岳と大キレットの展望は最も関心がある。
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北穂高岳~北鎌尾根の展望
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金色の斜陽に包まれる常念岳
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夜明けのドラマを楽しんだら、いよいよ東鎌尾根を通って槍ケ岳を目指す。

by sakusaku_fukafuka | 2009-08-18 08:56 | 2009 北アルプス縦走1 表銀座 | Comments(6)

北アルプス表銀座縦走 #5

燕岳~槍ケ岳を結ぶ主稜線を行く


北アルプス・表銀座縦走

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夜明けのドラマを堪能したら、次の宿泊地『西岳』を目指す。
これより表銀座のロングトレイルの始まり。
5:54am 燕岳を後にする。

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槍ケ岳から穂高連峰まで見渡せる。
今回の最終目的地、南岳も見える。

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表銀座コースは常に槍ケ岳を見ながら歩けるのが素晴らしい。
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裏銀座コースもよく見える。
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ぐんぐん槍も近づく。
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【ミヤマコゴメグサ 】 ゴマノハグサ科 コゴメグサ属
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【コバイケイソウ】 ユリ科 シュロソウ属
夏の花の代表格で高山では普通に見られる。

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【コマクサ】 ケシ科 コマクサ属
時期を過ぎたようだがところどころ群生していたコマクサ。
なぜこのような、他の植物が育たない砂礫地を選んで育生するのか不思議だ。
高山植物の女王とも呼ばれる。

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快適な登山道が続く。
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大下りを過ぎると大天井岳の大きな壁が立ちはだかるように見えてくる。
今回はピークハントではないので、大天井岳の山頂は踏まない。
分岐を右にルートを取る。
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【イワツメクサ】 ナデシコ科 ハコベ属
高山の砂礫地や岩の間などに咲いている多年草。

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歩いてきた登山道
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大天井岳おてんしょうだけの登り手前のハシゴ場。
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今映画で話題の剣岳。
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【チングルマ】 バラ科ダイコンソウ属
花よりも、花季を終えた実が子供の風車に似ているところから、この名がついたようだ。

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大天井岳山頂を通過せずに槍を眺めながらトラバースする喜作新道。
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マチュ・ピチュのインカ道を行くような、ちょっとスリリングな登山道。
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アップダウンを繰り返していると、やがて牛首展望台と大天井岳フュッテが見えてくる。
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大天井岳フュッテに到着して休憩していると、先行した仲間のバックパックが置いてある・・・・・・
どうやら牛首展望台に登ったらしい。
我輩は脚が遅いのに加え、展望台に登るだけのパワーは無い。
たまたま展望台に登るという若いカップルに、展望台に登っている仲間に『脚が遅いので先に行くから』という伝言をお願いして先にビックリ平へ向かう。

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【ハクサンフウロ】 フウロソウ科フウロソウ属の多年草。石川県『白山』にちなんで付けられたようだ。
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ビックリ平
なぜビックリ平なの?か不明。

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G&I 夫妻はやはり脚が早い。
もう我輩に追いついた。

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常念山脈。
東天井岳から蝶ケ岳までの展望。

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今回の山行は雪のある時期に滑る斜面の下見も兼ねる。
表銀座はこの斜面を見るのに好都合。
槍ケ岳、『間の沢』の全貌が見渡せる。
実際に滑ることができるかどうかは分からないが、機会があれば滑ってみたい。

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大天井岳を振り返る。
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大天井フュッテを引っ張る。
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コバイケイソウの群落。
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フュッテ西岳へ向かうトラバース道。
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トリカブト。種類が多く、固定の判別が難しい。
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西岳付近の痩せ尾根。

Photo : George

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ようやくこの日の宿泊地、西岳のテン場とフュッテ西岳が見えた。
燕山荘を出発してから約6時間。
長かった・・・
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腹はペコペコ・・・
疲れているところに面倒だが、まずはテント設営。
フュッテ西岳のテラスで牛丼で空腹を満たし、この日の山行を終えた。
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by sakusaku_fukafuka | 2009-08-17 07:56 | 2009 北アルプス縦走1 表銀座 | Comments(4)

北アルプス表銀座縦走 #4

燕岳~槍ケ岳を結ぶ主稜線を行く


北アルプス・表銀座縦走

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大キレット山行で中断していた表銀座縦走記を再開。

山の夜明けは山行中の一大スペクタクルだ。
燕山荘からも、テントからも、この一大スペクタクルを見ようと、大勢の登山者たちが外に出てくる。

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雲海の彼方に噴煙を上げる浅間山。
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朝焼けの燕岳。
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そして、待ちに待った御来光。
歓声や拍手が沸き起こる。

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清清しい朝の燕岳。
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モルゲンロートの穂高連峰と槍ケ岳。
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八ヶ岳連峰と南アルプスに挟まれるように、富士のお山。
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いつまで見ていても人を飽きさせない雲海。
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by SAKUSAKU_FUKAFUKA | 2009-08-16 13:40 | 2009 北アルプス縦走1 表銀座 | Comments(6)

北アルプス表銀座縦走 #3

燕岳~槍ケ岳を結ぶ主稜線を行く


北アルプス・表銀座縦走

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深夜一時半・・・
外の天候が気になるところ。
いずれにしても夜の写真を撮る予定だったので、シュラフから起き出し、ベンチレーターより外を覗くと少し星が見える。
周囲に気遣いながらテントを出て稜線へ向かうと、雲があるが、おぼろな月に照らされた槍ケ岳が鎮座していた。

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月明かりの燕岳
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槍ケ岳
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夜の撮影を終えてテントに戻り、再度シュラフに潜ってまどろんだのも束の間、仲間と約束の3時起床。
テント場では眠りから覚めた登山者達の撤収が始まる。
山の朝・・・特にテント利用の登山者達の朝は早い。

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夜明け間近の空は漆黒からブルーのグラデーションに染まっていく。
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by sakusaku_fukafuka | 2009-08-10 22:25 | 2009 北アルプス縦走1 表銀座 | Comments(4)

北アルプス表銀座縦走 #2

燕岳~槍ケ岳を結ぶ主稜線を行く


北アルプス・表銀座縦走

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燕岳往復は一時間ほどだが、この日はテントに帰って寝ることしかないので、燕岳の奇岩の上に登ったりしながらのんびり寛ぐ。

Photo : George

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燕岳山腹より表銀座縦走路を望む。
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童心に帰ったみたいに花崗岩の上で戯れる。
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自然の造詣を楽しんだら往路を戻る。
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【チシマギキョウ】 キキョウ科ホタルブクロ属の多年草で、北海道~本州中部地方以北の高山帯の岩場や砂礫地に分布する。
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【ハクサンフウロ】 フウロソウ科フウロソウ属の多年草。
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燕岳往復を終え、空腹を満たすために燕山荘のレストランへ食事に・・・
燕山荘の味には定評がある。
カレーライスを食してデザートはケーキセット。

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食事も終え、テントに一旦戻ったが、夕方になると見えなかった槍ヶ岳が見えるようになったか気がかりで高台にでかける。
小屋からも大勢の登山者が外に出てきていて、皆さんのお目当てはやはり槍ケ岳である。
ところが待てど暮らせど霧の晴れる様子は無し。

ところどころ日は射すのだが・・・・・

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明日歩くことになる、大天井岳へ向かうトレイル。
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食事前の夕刻の景色を眺めるために大勢の宿泊客がテラスに出てきている。
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稜線を跨いで流れていく滝雲。
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霧の発生している場所が離れているためか、あまりはっきりしないが、ブロッケン現象が現れた。
虹の中に自分の影。

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登山者の間をチョコチョコと歩く人懐こいイワヒバリ。
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日暮れ前に発達してきた積乱雲。
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長い間待たされたあげく、もったいぶるように穂先だけを垣間見せた槍ケ岳。
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「見えた!見えた!」
「小槍も見えた!」
異口同音に歓声があがると、各々満足したように小屋やテントへ戻って行く。
燕岳に夜の帳が下りた。

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by sakusaku_fukafuka | 2009-08-09 18:06 | 2009 北アルプス縦走1 表銀座 | Comments(10)

北アルプス表銀座縦走 #1

燕岳~槍ケ岳を結ぶ主稜線を行く


北アルプス・表銀座縦走

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梅雨明け宣言も空振りに終わったような今夏、懸案だった北アルプス・表銀座縦走を決行した。

住んでいる地域柄、バスや電車を使った山行を計画しにくいので、登山の形態はいつもマイカー登山が原則。
マイカー登山は、交通機関を利用するより時間の自由がきくものの、常に車のところへ戻ることを念頭にプランを立てなければならない。
当然山行形態はU字形、もしくはピストン形のものとなり、取り付きへ戻らない直線形の山行が不可能となる。
(お金さえ払えば場所によっては有料の回送サービスあり)

今回はいつもの山仲間と相談の上、下山地区に車を一台デポし、登山口へもう一台で移動。下山後に再度登山口へ車を回収しに行くというプランを立て、念願の表銀座縦走が現実のものとなった。

二日の午後、北アルプス登山の時によく立ち寄る松本のラーメン店の駐車場で仲間と待ち合わせ。
初日の食料などを付近のスーパーマーケットで買い込み、沢渡さわんど入り。

最低でも四日間は風呂に入れないので、まずは温泉で汗を流し、市営の駐車場で車中泊。
3時起床で、G&I夫妻の車にバックパックを積み込み、中房温泉へ移動。

多少日が短くなったものの、朝5時はすでに明るい。
トイレを済ませ、朝早いのにもかかわらず登山者で賑わう中房温泉を出発。
北アルプスの三大急登の一つと言われる合戦尾根へ取り付く。

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今回は軽量化を計るため、できる限り食事は山小屋の食事で済まそうということなのであるが、山小屋が宿泊者以外の登山者に食事を提供するのは午後二時まで、というのが大方であるため、やはりある程度の食料は保険で持たざるを得ず、結局のところ軽量化とは程遠い重さになってしまった、などと、背中にずっしりとくるザックの重さを恨めしく思いながらも、30分ほどで第一ベンチに到着。
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登山道は、やはり夏らしく、夏休みを利用した学生の登山者が目立ち、登山道は他の季節に見られないくらい若々しい声が響く。
第一ベンチより、約50分で第二ベンチ到着。
三大急登の一つと言われるが、程よいポイントに休憩場所があり体を休めることができるのは嬉しい。
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登山道は人気があるコースだけあってよく整備されているが、所々こんなところはある。
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樹林帯が切れると大天井岳らしい稜線が垣間見える。
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6:55 分、第三ベンチ到着。
G&I 夫妻は脚が早いので先に行ってもらったのだが、どの辺りを登っているだろか・・・

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登ってくる人、登っていく人・・・追いつ追われつ急登に喘ぐ。
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第三ベンチから約45分で富士見ベンチ到着。
ここでちょっと行動食を口に入れる。

大休止していると老婦人の口から、「去年、ここから槍ケ岳が見えたのよね」という言葉が飛び出した・・・・・・・
《 え?・・・・・・・・・槍?・・・ここは富士見ベンチですよ? 》
まさか・・・・・・・・今日は確かにちょっとガスがあり、ここからの展望は決して良くは無いが、たとえ天気に恵まれたとしても、いま登っている山の稜線遥か反対側に鎮座する槍ケ岳が見えるはずがないのだが?・・・・・・

ま、いいか・・・槍が見えようが、富士が見えようが、背中のザックが軽くなるわけではない。
あまりにも無知な老婦人の発言のショックで返って背中の荷物は重くさえ感じる始末。
また次なる突拍子も無い発言に驚かされる前に合戦小屋へ向かおう。

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左手に大天井岳が大きく見えてきて稜線も近いことを思わせる。
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合戦小屋まで3分とある。
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8:20分合戦小屋到着。
先に到着したG&I夫妻がここで待っていた。

シュワ~~~~~と喉に痛いくらいの炭酸を飲みたくなって、少々お値段は高いが喉がカラッカラなので購入。
喉を潤しながら合戦小屋名物?のスイカも検討した。
しかし・・・・・視覚のマジックで、正面から見るとすごい大きく見えるのだが、縦から見るとまるで紙切れのように薄いのだ。
人力やヘリコプターで荷揚げしているのならこの¥800 円という値段に納得するのであるが、ここまでは索道が敷設してあるのである。
馬鹿馬鹿しい値段に呆れてスイカはお預け。
汗も引いたので最後の登り、燕山荘を目指して出発。

Photo : George

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ほぼ森林限界に達したようで、木々の背丈は見る見る低くなってきた。

Photo : Izumi
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燕山荘まで最後の急登かな・・・
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やっと見えてきた燕山荘。
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前を行くオバサマご一行の嬌声に何かと思ったら雷鳥のお出迎え。
可愛いらしい雛を何匹か引き連れてのお散歩に出くわした。

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今日の宿泊地、燕山荘のテン場が見えてきた。
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最後の登り・・・

Photo : G&I

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記帳してテント代を払い、設営。
テントを張り終わったら水だけ持って燕岳往復だ。
稜線の東側と槍ケ岳方面はガスで展望は無いのがちょっと残念だが、燕岳が見えるのは幸い。
花崗岩が作り出す特異な景観がとてもユニークだ。

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水晶岳はガスに隠れているが、西側に赤岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳、双六岳などを見渡せる。
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有名な「イルカ岩」。
なるほど・・・・・・・確かにイルカだ。

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奇岩を眺めながら楽しい稜線歩き。

Photo : Izumi

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燕山荘を振り返る。
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燕岳山頂。
2,763m
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この先に北燕岳が・・・・・
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by sakusaku_fukafuka | 2009-08-08 11:56 | 2009 北アルプス縦走1 表銀座 | Comments(10)