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今朝の谷川岳

このところずっと天候がすぐれなかったが、漸く平野部では夏らしい空が見えた。
積乱雲も発達し、今は黒々とした雲が棚引いている。

しかし一方、谷川岳周辺は相変わらずの天気で、今朝はずっと滝雲が稜線を包み込んでいる。
雲の下の方は夏山らしい色を呈しているのに・・・・・・・・・・・・・・

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by sakusaku_fukafuka | 2009-07-30 15:17 | 自然 | Comments(0)

願わくば会いたくないもの

梅雨が明けたというのにはっきりしない天気が相変わらず続く。
この日も苗場山手前のお花畑まで花を見に行くつもりで取り付きまで来たが、外は霧雨だ。
しかし、週末の駐車場は登山者の車であふれている。
外も白々と明けてくると、こんな霧雨の中でも出発していく登山者は後を絶たない。
目の前の山々は濃い霧の中。
北海道の大量遭難事故があったばかりだが、霧雨の中をこれだけの登山者が登っていくところを見ていると、そんな事件も『どこ吹く風』といった感じだ。
こんな天気でなければ5時には出発する予定だったが、出発していく登山者を見送りながら、まだどうするか決めかねていと空が明るくなり、時折太陽が雲間から顔をのぞかせるようになった。

7時半、自分にしては遅すぎる出発だが、お花畑までしか行く予定ではなかったので「ま、いいか・・・」と明るくなってきた空に押されて出発。

どこまでガスが上がってくれるか分からないが、こうして明るい空が覗くと晴れそうな方へ期待が傾く。
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下の芝のシラビソの森。
まだここは霧が明け切らない。

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ワタスゲも雨で濡れて、風に吹かれている時のような風情は無い。
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中の芝付近はニッコウキスゲが最盛期を迎えたようだ。
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さて?・・・これもタテヤマリンドウか?・・・
タテヤマリンドウにしては、いささか小さすぎるように思うのだが・・・

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雷清水も近くなる頃、モウセンゴケのある場所があり、覗き込んでみると、食虫植物らしくしっかりと虫を捕食しているのが見てとれる。
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この次期、松ぼっくりが育つころで、個人的には、このシラビソの松ぼっくりがとても好きで、こうして見るのを楽しみにしている。
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と、ここまでは良かったのであるが、目的のお花畑のすぐ近くに、何か黒いものを発見・・・
良く見ると動いているので、カメラのレンズを望遠側にセットして引っ張ると、その黒いものの正体はツキノワグマだった。
どうやらニッコウキスゲのお花畑の中でお食事中のようだ。
彼も本能的に人間達と距離を測っているだろうが、会わないことに越したことは無い。
目的地のお花畑のすぐ傍なので、花の撮影などに夢中になっている隙に、振り向いたら後ろに熊が居た、なんていうことになると困るので、この日はここできびすを返して下山ときめこんだわけである。

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by sakusaku_fukafuka | 2009-07-28 21:13 | 2009 無雪期登山・夏 | Comments(14)

中芝新道 #5

谷川連峰屈指の難コース

中芝新道を行く

(画像をクリックで拡大します)
一ノ倉岳よりノゾキへ下り始めた見晴らしの良い斜面から谷川連峰の西に連なる峰々を望む。
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ノゾキにて漸くランチタイム。
ノゾキとは、一ノ倉沢の東壁を稜線より見下ろせるビューポイントのこと。
まさにノゾキ込むように身を乗り出して一ノ倉沢を見下ろす。
高度恐怖症の人にとっては恐ろしい場所かもしれない。

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さて・・・タテヤマウツボグサかミヤマウツボグサか?
シソ科の多年草だが、自分にはこれを見分ける知識は無い。

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オキノ耳への登り
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東壁を稜線から・・・
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オジカ沢ノ頭と俎嵓山稜
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谷川岳山頂トマノ耳よりもう一つの山頂オキノ耳と茂倉岳・一ノ倉岳を振り返る。
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下山を開始する頃、ヘリコプターの慌しい音が聞こえ、小屋に顔を出した時聞いたら、糖尿病の持病がある登山者が不調を訴え、ヘリで病院へ搬送されたとこのと・・・
小屋の中ではツアーに参加していたご婦人が、足を攣ってしまったと、あと150mを残して山頂の登頂を諦め休憩していた。
足元を見たらスニーカー・・・・・・・・
2000m に満たない山と、谷川岳を甘く見ていたのではないだろうか・・・
折から北海道では、夏山遭難としては例の無い大量山岳遭難事故・・・
いずれも皆中高年。
自分もその中高年の一人。身の引き締まる思いで下山した。

【オオバギボウシ】 ユリ科ギボウシ属の多年草

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前回の馬蹄形縦走からそれほど日数が経っていないのに、西黒尾根の稜線に咲く花もすっかり入れ替わったようだ。

イブキジャコウソウ

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【ソバナ】 キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草。
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馬蹄形縦走の時も白毛門で鶯のお出迎えを受けたが、巌剛新道の下りでも、その美声を聞かせてくれた。
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大きく口を開けて『ホ~~~ホケキョ』と自慢げにさえずっています。
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最盛期を過ぎ、花も終わりかけていたが綺麗なショウキラン。
【ショウキラン】 ラン科 ショウキラン属
無葉緑腐生植物だ。
ブナの樹林床や熊笹の下などに生える。

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雪渓もだいぶ消えたマチガ沢。
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まるで夜空にパっと開いた花火のように・・・
ミヤマシシウドかな?
シソ科の植物もご他聞にもれず固定の判別が難しい。

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【オオウバユリ】 ユリ科ウバユリ属
山地帯~亜高山帯のやや湿った林内や草地に生える。

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この駐車場を出発してから約10時間。
いささかハードだった目的の山行を終えた。
マチガ沢出合にて。

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by sakusaku_fukafuka | 2009-07-23 08:42 | 2009 無雪期登山・夏 | Comments(4)

中芝新道 #4

谷川連峰屈指の難コース

中芝新道を行く

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どこの山も、登るのは決して楽ではないが、それにしてもやはりン中芝新道だ・・・長い・・・
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蓬峠を見ると、ようやく蓬フュッテの黄色い建物が見えてきた。
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ここにもクルマユリ
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幽ノ沢を見下ろす。
クライマーの姿は見られない。

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そろそろハクサンフウロの季節か。
【ハクサンフウロ】 フウロソウ科 フウロソウ属
高山の雪渓周辺の草地に生える多年草で夏を代表する花だろう。

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【ジョウシュウキオン】 キク科キオン属
低山から高山まで広く分布している多年草。

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一服した岩場を後に登攀再開。
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高度が上がるにつれ、視界も広くなってくる。
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谷川岳東壁
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このルート上唯一見かけた指導標。
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辛いながらも、だいぶ稜線に近づいてきたようだ。
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登山道
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【ウラベニダイモンジソウ】  ユキノシタ科 ユキノシタ属
ミヤマダイモンジドウの変種で山地の岩場などに生える多年草。

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下を見ると、「登ってきたな~~」という実感が湧いてくる。
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更に登って・・・難儀した雪渓も、もう大分下だ。
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茂倉岳と一ノ倉岳の鞍部の稜線が見えてきて、辛かった中芝新道も終点間近を思わせる。
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前回歩いた茂倉岳~武能岳の稜線。
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ようやく長かった急登も終え、稜線には人影も見えた。
目の前の景色は熊笹帯に変わり、もうちょっと頑張れば辛かった登攀も終わりだ。
涼風に吹かれながら目前に迫った一ノ倉岳を目指す。

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長玉(望遠レンズ)で笹平を引っ張ると熊笹帯が緑の絨毯のようで美しい。
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今回のトレイルの一部と前回の馬蹄形のトレイルを望む。
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登ってきた堅炭尾根を俯瞰。
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一ノ倉岳山頂到着。
中芝新道入り口には安易に踏み込まないよう、『健脚者向き』と書かれた注意書きがある。

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一ノ倉岳。
もうこの先はこれまでのような急登な無い。
心地よい疲労感、達成感、そして空腹感・・・
さて、どこでランチにしようか・・・


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by sakusaku_fukafuka | 2009-07-22 07:58 | 2009 無雪期登山・夏 | Comments(2)

中芝新道 #3

谷川連峰屈指の難コース

中芝新道を行く

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【イワオトギリ】  オトギリソウ科オトギリソウ属
オトギリソウの高山型で、高山の岩場や草地に生える多年草。

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【キンコウカ】 ユリ科 キンコウカ属
高山の湿地に生える多年草。
明るい黄色の花を総状につけ、下のほうから順に開花していく。

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梅雨明け後の気温の上昇のせいだろう、急登に喘ぎながらの登攀に体の不調を感じるようになってくる。
上を見上げれば、まだまだ急登の連続・・・ここでバテルわけにはいかない。
ハッカ油を持ってきたので、眉間やこめかみの辺りに塗ると多少効果があったが、やはりこまめに休むのが良さそうだ。
広いところを見つけては面倒でもザックを下ろして休憩を取りながら急がず登る。
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【クルマユリ】 ユリ科ユリ属の多年草
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K峰も間近になると東面の景色が見えるようになってきた。
遠く上州武尊山を望む。

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これがおそらくK峰、堅炭岩かと思われる。
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ガサガサという笹を掻き分ける音がしたので熊か?
と思って振り向いたら、こちらを興味ありげに見下ろしていたのはカモシカだった。

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急な登りは体にこたえるが、芝倉沢の美しい景色をずっと眺められるのはいい・・・
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武能岳
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茂倉岳からジャンクションピークまでパノラマでまとめる。
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【ハクサンオミナエシ】  オミナエシ科 オミナエシ属
山地の岩場に生える多年草。

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登山道
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K峰越しに笠ケ岳、朝日岳
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過日歩いた清水峠付近を長玉で引っ張る。
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大分登ってきた。
景色を楽しみながらここで少々腹ごしらえ。

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幽ノ沢側を俯瞰
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【イブキジャコウソウ】 シソ科イブキジャコウソウ属
多年草かと思いきや、常緑の小低木とのこと。
日当たりのよい岩場の稜線などに生える。

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谷川岳の東面の景観は素晴らしい。
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by sakusaku_fukafuka | 2009-07-21 00:36 | 2009 無雪期登山・夏 | Comments(6)

中芝新道 #2

谷川連峰屈指の難コース

中芝新道を行く

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雑木に埋もれそうに指導標がある。
小休止をしたのち、自分にとってはまだ未踏のルート、中芝新道へ一歩踏み出す。

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今年の三月にここを滑ったときは、谷を埋め尽くしていたい雪もすっかり消え、沢には雪解け水が流れ、巨大な岩が露出している。
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長い年月、塗り替えられていないと思われる指導のペイントを頼りに歩き始めるも、すぐにルートを見失う。
GPSを取り出してルートを確認すると、右岸から歩き始めた登山道はいつのまにか川を渡り左岸に移っている。
視線を左岸に移すと、登山道とも獣道とも思しき踏み跡らしきものが見え、どうやらあれが登山道らしいと、沢を渡り左岸へ移動。

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左岸の登山道は、ともすれば足を踏み外しそうなくらい歩き難く、沢へ転落しないよう慎重に足を進める。

S字も近くなると、やはりここはデブリの溜り場だけのことはあって、雪渓が沢を埋め尽くしている。
またここでルートを見失い、GPSで確認すると、登山道はどうやら雪渓の下らしい・・・
今回はアイゼンを持ってきていないので、ゆっくり、一歩一歩スプーンカットの端に足をかけるようにして歩く。

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3月のほぼ同じ場所だが、おそらく10m 以上雪が沢を埋め尽くしているのだろう。
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雪渓はところどころクレバスが口を開けていて非常に危険だ。
登山ルートからは外れるが、安全を期して雪渓を遠巻きに遡りながら取り付き点を探す。

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S字を慎重に遠巻くと茂倉岳の稜線付近が見えてきて、取り付きの延長らしい踏み跡が確認できた。
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深く裂けた雪渓を振り返る。
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雪渓を渡れそうな場所を慎重に探す。
いずこも沢岸近くはスノーブリッジになっていて、体重をかけたら崩れ落ちそうな場所ばかり・・・
遠くからトンネルになった内側を覗き、層の厚そうな中心部を確認してから右岸に渡る。

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右岸に渡ったはよいが、どれが登山道で、どれが獣道なのかさっぱり分からず右往左往・・・
中芝新道とは言うものの、いかにここを通る人が少ないかをこの状況が物語っている。
やっとのことでペイントらしきものを発見。

登山道なのか雨で削られて凹んだ跡なのか分からないような踏み跡らしきところを見つけ、GPSと確認しながら取り敢えず登りはじめる。

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取り付きからいになり急登急登の連続だが、眺めは最高だ。
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笹平からの東壁。
冬はこの稜線から落ちてきたデブリが沢(S字)を埋め尽くす。

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ニッコウキスゲが一服の清涼剤。
【ニッコウキスゲ】 別名ゼンテイカ。ユリ科 日光に多いことからこの名がついたらしいが、草原を代表する花だ。

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【カラマツソウ】 キンポウゲ科カラマツソウ属の宿根草で、低地から高山の草地に生育する。
種類も多く、個低の判別が難しい花かもしれない。

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悪路の急登に喘ぎながらも、芝倉沢の景観が素晴らしい。
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アングルは少々違うが、ほぼ近い場所からの冬の芝倉沢。
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急登に喘ぎながらも大分高度を稼いできた。
振り返ると清水峠付近の稜線が見え始める。

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まだ七時を回ったばかりなのに、気温の上昇が著しい。
高度を稼いできたとはいえ、休む回数も増え、上を眺めては先の長さを思い、下を見下ろしては「まだこれしか登ってないのか」と先の長さをまた思う・・・・・・・・

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深い谷は一枚の写真には納まりにくい。
縦に写真を繋げてみる。

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上を見上げれば、まだ延々と続く急登・・・・・・
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振り返った景色をパノラマ・・・
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山行を振り返りながら山から持ち帰った湧水でコーヒーを入れて飲み。
写真を選び、選んだ写真をWEB用に縮小したり、パノラマにしたりと、まだまだ写真の整理が続きます・・・・・・・・
by sakusaku_fukafuka | 2009-07-19 08:46 | 2009 無雪期登山・夏 | Comments(2)

中芝新道 #1

谷川連峰屈指の難コース

中芝新道を行く

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関東地方梅雨明け宣言の翌日、快晴の予報に、念願だった中芝新道の単独行を決行した。

かねがね一度は登りたいと思っていた中芝新道だが、前回の馬蹄形縦走の際、武能岳から堅炭尾根を見下ろして以来、その思いは決定的なものとなった。

ロッククライマーたちが挑む岩稜帯を除けば、登山道としては谷川連峰中、一番の難コースと言われる中芝新道。
一ノ倉岳山頂にある中芝新道との分岐点には、朽ちかけて読みにくいが、『健脚向き』と、安易に踏み込まないよう注意書きがしてある。
登山地図上では一般ルートとは区別してあり、唯一破線で記されてあって、歩く人はまれな難コースで、国土地理院の1/25000 の地形図にはこのルートは記されていない。

まずは、前回歩いた馬蹄形縦走ルート上から、堅炭尾根を登る中芝新道を、幾つかの角度よりイメージしてみる。

笠ケ岳山頂直下からの展望。

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S字を拡大
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清水峠から七ツ小屋山へ向かうルート上から撮影したもの
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武能岳を経て笹平より見た堅炭尾根と中芝新道。
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自宅から30分ほどの距離だが、早発ちのことを考え、前日マチガ沢入り、車中泊。
4:00am 起床。
多少雲はあるものの、青空も覗いて一安心。
4:35am マチガ沢駐車場を出発。

4:50am 一ノ倉沢到着。

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カメラマンが一人、一ノ倉沢を撮影していたが、他に人影も無い。
後ろに笠ケ岳のシルエットを見ながら次のポイント幽ノ沢へ向かう。

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5:10am 幽ノ沢出合。
堅炭尾根稜線を朝日が照らしだす。
今から数時間後にはあの稜線を歩いているはず・・・

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名水『ブナのしずく』
休憩がてら、ブナのしずくで喉を潤す。
冷水が痛いほど喉に染み渡り、体から汗が引いていくのがわかる。

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一ノ倉沢を過ぎれば、人が行き交うくらいの広さしかなくても、ここは国道291号線。
右手にシルエットの白毛門、笠ケ岳を時折眺めながら芝倉沢へと歩みを進める。

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雪の季節、この沢を雪崩が削り取っていた壮観な眺めを思い出す・・・
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やはり梅雨明けだけのことはある・・・・・・
まだ午前6時前なのに、気温が上昇、汗を拭きふき歩くも、行く手に武能岳の東壁が見えてきた。
芝倉沢ももう直ぐだ。

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幽ノ沢より30 分ほどで中芝新道起点の芝倉沢出合に到着。
これから、この沢を詰め、雪渓の見えるS字を迂回した辺りから中芝新道へ取り付く。

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今年の3月21日、雪が埋め尽くした芝倉沢である。(ほぼ同じ場所より撮影)
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ついでに秋も・・・
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また写真の整理をしながら進めていきます。
by sakusaku_fukafuka | 2009-07-17 12:22 | 2009 無雪期登山・夏 | Comments(6)

谷川連峰馬蹄形縦走 #10

思い出のトレイルを辿る

谷川連峰馬蹄形縦走

(画像をクリックで拡大します)

茂倉岳と一ノ倉岳の鞍部から芝倉沢を見下ろす。
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冬の芝倉沢。
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【ウラゲコバイケイ】 ユリ科
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【ミツバオウレン】  キンポウゲ科
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一ノ倉岳より歩いてきたトレイルを振り返る。
馬蹄形縦走もそろそろ終盤。

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熊笹に覆われ、案外視界の効かない一ノ倉岳山頂。
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東尾根。
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雪景色。
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ミヤマオダマキ
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一ノ倉沢俯瞰。
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オキノ耳よりトマノ耳、滑った三ノ沢・四ノ沢を望む。
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第一見晴らしより山頂を眺め、ひたすら土合駅を目指す。
天候にも恵まれ、雨に降られることも無く馬蹄形縦走を歩けた。
改めて谷川連峰の奥深さと魅力を再認識できた山行だった。

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by sakusaku_fukafuka | 2009-07-16 05:40 | 2009 谷川連峰馬蹄形縦走 | Comments(2)

雲の妙

梅雨のジメジメとした鬱陶しい季節だが、気温37°に達したところもある。
雨が降ったり止んだり。
晴れ間が覗けば雲はやはり夏の雲。

(画像クリックで拡大します)
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by sakusaku_fukafuka | 2009-07-13 19:32 | ほか・生活風景 | Comments(4)

谷川連峰馬蹄形縦走 #9

思い出のトレイルを辿る

谷川連峰馬蹄形縦走


(画像をクリックで拡大します)

人間発見。
ほとんど人に会うことがない縦走路。
これまでも朝日岳ピストンの登山者を除けば、縦走路で行き会ったのは二人だけ。
話を聞いたら、やはり馬蹄形縦走をやる、とのこと。
清水峠の白崩非難小屋の状況を一応伝えておいた。

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ヨツバシオガマ
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芝倉沢を俯瞰。
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サラサドウダンやベニサラサドウダンが見事に咲き誇る。
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茂倉岳山頂も間近。
武能岳山頂付近から大源太山が見えるようになってきた。

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ほぼ同じ場所から一ノ倉岳を望む。
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白いイワカガミ
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【ツガザクラ】 ツツジ科ツガザクラ属の常緑矮小低木

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平標山のような大群落は見られないが、ここにも咲いていたハクサンイチゲ。
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茂倉岳稜線越しに万太郎山から平標山まで望む。
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振り返ると、ずいぶん登ってきたのがわかる。
茂倉岳山頂も間近だ。

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【シラネアオイ】 キンポウゲ科シラネアオイ属
まだ咲いていたシラネアオイ。その清楚な美しさは疲れを癒してくれる。

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まだ雪渓の残る芝倉沢。
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8:28am 茂倉岳山頂到着。
蓬峠を3:20amに出発してから約4時間。
武能岳で1時間ほど撮影していたので、それを除けば概ね3時間か・・・

山頂では漸く朝食。
朝食は山頂で、と我慢してきたので腹ペコ。
インスタントラーメンとアルファ米で空腹を満たし、シェルパティで体を温めたら山行も終盤、谷川岳を目指す。

茂倉岳山頂から谷川岳トマノ耳とオキノ耳を望む。

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冬の同じ場所から。
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茂倉岳山頂から歩いてきたトレイルを振り返る。
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まずは、なんの変哲もない一ノ倉岳を通過する。
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【ミヤマキンバイ】  バラ科キジムシロ属
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by sakusaku_fukafuka | 2009-07-12 10:51 | 2009 谷川連峰馬蹄形縦走 | Comments(4)


爺~ジ Snowboader が綴る、滑った、登った、出会った、奏でた、聴いたときの自己満足欲張り備忘録


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