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国境の稜線 #4 「四ノ沢」

28日かぐらでSoloラッセル。
昨日谷川岳で5時間・・・・・・・・
ほとほと疲れていたが、やっぱり気になる今日の天気。
好きなことだと、これだけ疲れていても目が覚めてしまう。

放射冷却で氷点下の朝。
窓から見える谷川岳はモルゲンロートに染まっている。
カメラを持って家の近くの谷川岳が良く見える場所まで歩き、望遠レンズで谷川岳を引っ張ってみると昨日滑った肩の広場の自分のシュプールが風に吹かれつつも、うっすらと確認できた。

自宅付近から谷川岳遠望。
(画像をクリックで拡大します)
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更に引っ張ると、自分のシュプールがかすかに見えた。
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こうなると家にジッとしていられない性格。
今日は昨日のトレースがしっかり残っているはず・・・・・・・
それほど苦労無しに登れるはずだから急ぐことは無い。

のんびり準備してロープウェイ駅へ。

ロープウェイは8時から?動いたようで、ベースプラザに混雑は無かった。

登るのに難儀したゲレンデ横の急登は汗をかきながらも昨日ほどの苦労も無く田尻尾根に立った。
今日もほぼ快晴。
昨日のトレースがしっかり山頂付近まで確認できる。
9:17分、田尻尾根を出発。
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昨日のラッセルに比べたら高速道理並みだ。

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俎嵓山稜も凛々しい。

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右手に昨日の自分のシュプールを眺めながら四ノ沢を目指す。

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今日は2時間あまりで四ノ沢エントリーポイント到着。
昨日断念した四ノ沢、今日はやります。
昨日とは違い、時間の余裕もあるが、気温が上がって雪が緩まないうちに滑りたい。
欲をかかずに今日はここ一本にかける。
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到着すると先客が・・・・・・・・・・・・・・
聞くとどうやら谷川岳を聖地としている「T」関係?のビデオ撮影らしい。
四ノ沢エントリーポイントに一人・K氏。
本谷エントリーポイントに一人。

11:33 スタート
カメラを構え撮影させてもらった。
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K氏スタンバイ。
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彼らと連絡を取る方法が無いので、彼らが安全地帯に到着したと思われるのを待っていると、西黒尾根を登ってきた登山のパーティと遭遇。
「四ノ沢ですか?」
声をかけてきたのは群馬県警谷川岳警備隊の副隊長・新井さん。
若い隊員を引き連れて雪訓だそうだ。
ご苦労様。

「四ノ沢を滑る後姿を見せてくださいよ」

「やぁ・・・・還暦間近のスノーボーダーですから(恥ずかしい)」

「今シーズンもよろしくお願いします」
挨拶を交わし、新井さんたちの見守る中、四ノ沢へドロップ。
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やっぱりここは北向きのためか、いつも条件がいい。
フワフワの深雪を蹴散らし気持ちいいライディング。
ア、っという間に本谷に合流。
本谷はいつもデブリの巣。
条件がよいことは稀だ。
スキーヤーズ・レフトはガリガリのデブリ。
センターからスキーヤーズ・ライト側は比較的柔らかい。(いつものことだが)

上部を見上げるとトマノ耳の岩塊が覆いかぶさるように迫る。
何時見ても迫力のある景観だ。
そんなとき東尾根からでっかいデブリが落ちてきた。
くわばらくわばら・・・・・・・・・・
我輩の直ぐ右側をゴロゴロとデブリが駆け下りて行った。
長居無用。

西黒尾根側の柔らかい雪を選んで急ぎ滑り降りる。

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振り返る。
何時見てもいい眺めだ。

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S字からもう一度振り返る。

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藪は濃かったが、思っていたよりもスムーズに藪を抜け、国道291へ。
夏の駐車場からマチガ沢を振り返る。

シーズン中何度も味わえることが出来ないくらいの最高の雪だった。
興奮冷めやらず、あの瞬間を嚙み戻すように思い浮かべながら291を土合へ戻った。
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by sakusaku_fukafuka | 2013-12-30 23:27 | 2014 雪山三昧・前期 | Comments(6)

国境の稜線 #3

昨日かぐら。
今日は天候に期待が持てそうなので谷川岳。

塵も積もれば山となる?
駐車料金¥1000も回数を重ねれば大きい額になる。
立体駐車場へは停めず、ウォーミングアップを兼ねて歩く。

板を持って歩いているとフラフラするくらいの強風に煽られる。
「もしかして、ロープウェイ動かないかも?」

ベースプラザに入ると発券を待つスキーヤー&スノーボーダー、そして登山者で大賑わい。
チケット販売は8:30とのこと・・・・・・

山頂まで歩き、滑った後更にロープウェイ駅まで歩いて戻ることを考えると、もっと早く動かしてもらいたいものだが、それはこちらの勝手な都合か・・・・・・・・・・

ベースプラザで見たことある人に遭遇。
ヂュンさんとお仲間と4人?

同じロープウェイにて山上駅へ。
待たされただけあってロープウェイはそこそこ乗っている。
(画像をクリックで拡大します)
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彼らはゲレンデを滑るとのことだったので、ロープウェイを下りてお別れ。

ロープウェイの運行開始時間も遅く、日が沈むのも早いこの時期、のんびりしてはいられない。
早速登攀準備。
強風も止み、おだやかな天候になってきた。
このまま山頂も晴れてくれれば・・・・・・・・

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昨日もだいぶ降ったようで、とにかく深い・・・・・・・・・・
スプリットでもズブズブと沈み、ゲレンデ横の急斜面は難儀する。
振り返ると登山者が数名登ってくるが役に立ちそうも無い。

田尻に立つと久しぶりに見る快晴の谷川岳。
しかし、昨日のトレースはすっかり消えていて今日も一人ラッセルになりそうだ。

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それでも、熊穴沢から先は昨日テン泊したらしい登山者たちのトレースがあるようだ。
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トレースはまったく無い・・・・・
とにかく深い

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我輩のトレースを使って歩いてきた登山者たちが追いついてきたが、我輩は彼らとは別のトレースをつける。

ここから見る俎嵓山稜はお気に入りの風景。
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熊穴沢避難小屋でラッセルバテ・・・・・・・・・・・・
いささか疲れた。

大休止をして暖かいレモンティを喉に流し込み出発。
(汗噴出でコーラの方がよかったかも・・・)

ここからの急登がけっこう吹き溜まる。
先行の登山者のトレースはシールには使えない。
シール歩行を試みるも急な斜面と深雪に難儀して結局背負うことに・・・・・・・・

息も絶え絶えにやっとの思いで天狗の留まり場到着。
これから滑ることになる斜面を見上げる。

振り返っても滑り屋は誰も来ないようなので最初のシュプールを描けそうだ。

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尾瀬至仏山と上州武尊山を望む。

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肩の小屋
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山頂方面

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13:50
山頂到着。
深雪に難儀し、結局今日もここまで5時間を要した。

トマノ耳からオキノ耳と茂倉岳方面。

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肩の小屋
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指導標
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山頂からマチガ沢を確認したが、こっちを滑ったら後半の藪漕ぎに難儀しそうだ。
本谷はすっかり埋まっているが、クタクタの体であの藪を抜ける気力は無い。

肩の広場を滑ることにしてGO!

気持ちいい・・・・・・
今年最高の気持ち良さ。

シュプールを振り返る。

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疲れてはいるが、あまりにも気持ちよかったので登り返し。

オジカザワの頭。
日がだいぶ翳ってきた。

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俎嵓山稜とオジカ沢の頭
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今日のタイムリミットは午後3時。
日が短いのでこれ以上は危ない。

もう一度一回目のエントリーポイントまで上り返したかっったが天神ザンゲ岩のところまで登ってタイムリミット。

滑る斜面を俯瞰。
左に一本目のライン。

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滑り終えて一本目と二本目のラインを確認。

気持ちよかった・・・・・・・・・

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西黒尾根越しに白毛門と笠ケ岳。

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帰りがけに滑ったラインを振り返る。
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残照の西黒尾根

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振り返る
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もうバテバテ・・・・・・・・・・・・
もうちょっとで田尻尾根まで戻れる。
夕照がダケカンバ、ブナの森を照らす。

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田尻尾根から谷川岳を望む。
夕日に照らされた穏やかな谷川岳。

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なんとかロープウェイに間に合った。
田尻尾根トップで再度スノーボードを装着。
ギタギタにラインの入ったゲレンデを一気に滑り降りた。
by sakusaku_fukafuka | 2013-12-29 22:19 | 2014 雪山三昧・前期 | Comments(4)

今シーズン初かぐら

群馬の山間部で50cm、年末の寒気が大雪を降らせる予報。
新潟は70cmとか・・・・・・・・・

こんな天気、谷川は諦め、降っていてもそれなりに遊べるかぐらへ向かう。

三国峠はいい降り。
時折先が見えないくらい吹いてくる。
これじゃ一高は動かないかも・・・・・・・

さぞかし混雑しているだろう、と覚悟してきたものの拍子抜けするくらい駐車場は空いている。
ローカルの車は一台も見当たらない。
(まだ皆来てないんだ・・・・・・・)

案の定チケット売り場に顔を出すと「一高動いてないけどいいの?」と開口一番「K女史」。
「ゴンドラさえ動いていれば最悪そこから歩くからいいさ」とシニア券を購入、かぐらへ。
久しぶりに乗るゴンドラ。
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一高は動いてないので一ロマを数本回してレスかぐで休憩。
一高が動くのを待っていてもいたずらに時間が過ぎるばかり。
一ロマ下り場から板を抱えてジャイアント入り口まで歩く。

そのころようやく一高の般機が動き始める。
ジャイアントを一本、動き始めた一高に乗ってジャイアントをもう一本。

10:30
中尾根に向かうべく一高下り場から5ロマ乗り場へ向かっているとUさんから無線。
中尾根へ向かう、と告げて準備開始。
強風が吹き荒れているのが一目瞭然。

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そうとう降ったようで、かなり深い。
スプリットでもシューのように沈む。
交代要員もいないので、一人ラッセル。

懐かしいシラビソの森
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ここまで一時間もかかってる・・・・・・・

やっと一本木が見えてきた。

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束の間の青空。

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振り返ると眼下に田代スキー場が見えてきた。
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もうちょっとで中尾根稜線。

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2時間、やっと中尾根。
眼下には懐かしい風景が広がる。

シールを収納、スプリットを組み立て滑走の準備に入ると「かぐらの庭」に数人の人影。
どうやら遠回りで幾人か登ってきていたようだ。

視界の利くタイミングを見計らってGO!
パックされたところはアイスバーンのように硬く、吹き溜まりは板が走らないほど深い。
できるだけ緩斜面を避け、止まらないようになんとか5ロマ乗り場到着。
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知人には一人出会っただけ。
かぐらにしては信じられないくらい静かな一日を過ごした。
さて・・・・・明日は・・・・・・・
by sakusaku_fukafuka | 2013-12-29 00:09 | 2014 雪山三昧・前期 | Comments(0)

国境の稜線 #2

多忙につき一月ぶりの谷川岳。
予報は良くないが「やっと山に行ける」チャンスなので家にジっとしていられるわけが無い。
ダメ元でロープウェイ駅を目指す。

三連休最後の日とあってか、ベースプラザは閑散としていた。
ゲレンデのスノーボーダーの姿がチラホラ見えるだけ。

登山届けを投函。
一応念のために往復のチケットを購入。

他に乗る客も無いロープウェイに一人乗り込み山上駅へ。

雪が深そうだったので構内でスプリットにスキンを装着。
ゲレンデ横の急登を上り始めると早速スキントラブル。
中腹まで登り上げたところでスキンが剥がれた・・・・・・・
スノーシューも持ってきたのが幸。
初っ端からスノーボードを背負うハメになった。

後を追ってきた二名の登山者に追い越されるが田尻尾根に登り上げる我輩とは別に彼らは田尻のトップを目指して登って行った。
後で分かったことだが、ルートを良く知らないとのことだった。

一月前は例年より雪が少なかったが、あれからずいぶんと降ったようで、昨年の今時分を上回る積雪にスノーシューはズブズブと沈み、なかなか先へ進めない。

今シーズン始めての深雪ラッセルだ。
そうこうしているうちに田尻のトップへ登り上げた登山者が追いついてきたものの、ラッセルを代わる気は無いらしい・・・・・・
ちょっと遠まわしに一言言ったらやっとその気になったようで、ラッセル交代。

二時間以上費やしてやっと熊穴沢避難小屋。
昨年の同じ頃とは比べ物にならないくらい小屋は埋まっていた。
(画像をクリックで拡大します)
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ちなみに昨年の一日違いの避難小屋。
ラッセルもきついはずである。

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避難小屋を過ぎると、深雪と強風との戦いである。
上部はすっかりホワイトアウト。
山頂付近はまったく見えない。

先行する二人の登山者のワカンのトレースは歩き難く、結局自分でラッセル。

振り返ると後ろに4名の登山者たち。
悪戦苦闘のラッセルもほぼ終わる頃彼らも到着。
「天狗の留まり場」辺りで一緒になる。

一段と風も強くなる。
相変わらずホワイトアウト。

先行の二人の登山者が先へ進まず立ち止まっているので聞くと、「ルートが全くわからないので下山します」とのこと・・・・・・
「ここまで来れば山頂まで30分くらいですよ」と言ったが、彼らは下山して行った。
ここから上部は最も遭難が多いエリア。
地形を知らないのなら下山が正解。
山頂を間近にしても、下る決断ができる勇気を称えたい。

俺を含めて7人いた登山者も、一人減り、二人減り・・・・気が付くと一人が付いてくるだけ。

天神ザンゲ岩を過ぎた最後の急登を登り切る手前から左にルートをとり、全く見えない肩の小屋を目指した。
後から付いて来る登山者がホワイトアウトで見えなくなったが、俺を見失って遭難されても困るので寒風の中で立ち止まって待っていると彼の姿が見えた。

無言で小屋の方向へ導く・・・・・・・・・・

ピッタリ、進行方向に肩の小屋が見えてきた。

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こんな天候のとき、ここに小屋があることの有難さをしみじみと感じる。

今日はここまで5時間ジャストかかってしまった。
体はすっかり冷え切っている。

入り口のドアが積雪のために開かない・・・・・・・
外に備え付けのスコップで雪をかき、やっと中へ入る。
THERMOS に入れてきたレモンティがうまい。

小屋の中にも雪が吹き込んできて溜まっている。
二人で中の雪をかき出し、ようやく一段落。

カップラーメンを腹に流し込み、彼は小屋に荷を置いて山頂を踏んできた。

ガスの晴れるのを待っていると時折太陽の輪郭が見え、刹那下界の景色が見えたものの、またホワイトアウト。

これ以上待っても晴れる可能性は無さそう・・・・・・
この時期は日が短いのでそうそうのんびりもしていられない。
登山者の彼と小屋を後にする。

スノーボードを装着し滑走の準備をしてガスの切れ間を待っていると、登山者の彼は西黒尾根方面へ歩いていく・・・・・・・
やばいやばい・・・・・

あれじゃ遭難間違いなしだよ!

滑りながら彼に近づき、「ルート違いますよ! ちょっとこっちに来過ぎです」

登ってきたときのトレースは強風ですっかり跡形も無く消えている。

刹那ガスが切れ、天神ザンゲ岩が見えた。

「あれがザンゲ岩です。あっちの方向へ下ってください」
「右(西)へは絶対に下らないように・・・」と地形の要点を彼に伝え、下山を促す。

おそらくホワイトアウトは天狗の留まり場付近から上だけのはず。
彼が留まり場へ近づき、無事下山していることを確認してから滑り降りようと、寒風の滑り出しのポイントでしばし時を待つ。

頃合を見計らって肩の広場へ滑り出す。
雪はパックされていていささか硬め。
決して快適な滑りではないが、熊笹は完全に埋まっている。
先が全く見えなくなり、吹き溜まりの壁に一度激突。
気を取り直して滑り出すとガスも切れ、西日射す天神の稜線に下山してきた彼の姿を見つけ一安心。

ここまで来れば視界は良好なので遭難の心配は無い。
彼を置いて先に避難小屋まで一気に滑り降りる。



避難小屋から滑り降りてきた稜線を振り返る。
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熊穴沢避難小屋を過ぎた辺りから、これから戻る田尻尾根方面を望む。

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西黒沢の核心部。
そろそろ滑れそうだ。
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滑った肩の広場の一部と「天狗の留まり場」付近の稜線を振り返る。

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残照の西黒尾根南面

ここのお気に入りの斜面を滑れるのはもうちょっと先かな・・・

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ほとんど歩きに費やした一日だったが、一月ぶりの谷川岳はやっぱり楽しかった。
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by sakusaku_fukafuka | 2013-12-24 20:46 | 2014 雪山三昧・前期 | Comments(4)

朝の散歩

昨日は終日チラチラと雪が舞った寒い一日だった。
積もるほどではないと思っていたが、それでも朝は一面真っ白の寒い朝。

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エノコログサ
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残り柿

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by sakusaku_fukafuka | 2013-12-21 08:45 | ほか・生活風景 | Comments(0)

初ドカ雪

日曜日、冬型の気圧配置はドカ雪を降らせた。

シーズン始めだと除雪が間に合わないくらいの大雪を掻き分けて道路をつっ走るのも楽しかったりする・・・・・・・
(休憩中)
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コンサートも間近で、今夜は本番前の最後の練習。
練習にも熱が入る。
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by sakusaku_fukafuka | 2013-12-17 23:55 | ほか・生活風景 | Comments(0)

今朝の谷川岳

快晴無風。

滑りに行きたいけど、仕事・・・・・・・・・・

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by sakusaku_fukafuka | 2013-12-13 07:20 | ほか・生活風景 | Comments(0)

総もぎ

谷川岳は今日も雪雲に覆われていて姿は見えない。
谷川から吹いてくる冷たい風の中でりんごの「総もぎ」が始まる。

先週熟して出荷できるものから順番に摘み取り、熟しきれないりんごは実らせたまま更に一週間ほど熟させた。
今日は全てのりんごを収穫する「総もぎ」の日。
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日中はそれでも暖かくなり、りんごの木の下で休憩。
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夕方。
約半分のリンゴ園のリンゴを収穫し終え、閑散としてきたりんご園。

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収穫を終えたら膨大な量のりんごの箱詰め、出荷作業が待っている。
りんご園の方たちはりんごを待ち望んでいるお客さんへ一日でも早くりんごを届けるために出荷に追われる。
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りんごの木では、もう早くも冬芽が出始めた。
厳しい冬を経て春に花をつけるのが待ち遠しい。
by sakusaku_fukafuka | 2013-12-07 21:20 | ほか・生活風景 | Comments(0)

入荷

一昨日降った雪で谷川岳もまた白さを増した。
週末登ったと思われる登山者の踏み後が相当数見られるので、谷川岳も昨日は賑やかだっただろう。

リンゴの収穫も今が佳境で、リンゴ園の実ったリンゴ越しに白くなった谷川岳を眺むるだけ。
しばしお預けだ。

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そんな昨日、インターネットで注文しておいた VOILE の Spritboaed 用の BINDING が届いた。
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2013 Light Rail Binding はピンガイドとブラケットが大きくなったので新しいものと交換。
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Binding には Avalanche Pull Chord が付属している。

昨日三浦雄一郎さんの講演がわが町であった。
講演を聞きにいった知人の話だと、谷川岳で雪崩に巻き込まれ九死に一生を得たという講話があったそうだ。
自分も雪崩に巻き込まれた経験がある。
その速度は尋常ではない。
「成す術もなく」ただ流れに翻弄されているだけ、というのが実情だった。

先シーズン、コース外を滑ってきたゲレンデ・スノーボーダーが自分らの切った雪崩に巻き込まれ、首だけ雪面から出ていて助かったという事故が西黒沢であったが、彼も 板が外れないために片足は骨折でぐちゃぐちゃだった。

スノーボードはスキーの Binding と違い、通常のは負荷がかかっても解除されない構造だ。
いざというときに、この Pull Chord を引っ張って Binding を開放する余裕があるかどうかは分からないが、そのタイミングを活かせればリスクの軽減にはなるだろう。

この装備を見て我々のスタイルはこういう装置が必要な危険が伴うものなんだ、と改めて思った次第。
立山の事故に続いて富士山で登山者の滑落事故。
身の引き締まる思い。

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by sakusaku_fukafuka | 2013-12-01 08:30 | 2014 雪山三昧・前期 | Comments(4)


爺~ジ Snowboader が綴る、滑った、登った、出会った、奏でた、聴いたときの自己満足欲張り備忘録


by sakusaku_fukafuka

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