GW 槍ヶ岳 #1

見る見る雪が消えていく季節。
暖冬の影響はあるものの、北アルプス標高3,000m 付近は積雪量が豊富との事だが、雪の多少にかかわらず、このGW は槍ヶ岳を計画していた。

当初 Solo で決行する予定でいたが、友人R から GW の予定の打診があり、計画を話すと、「ぜひ一緒に参加させてくれ」とのこと・・・

アプローチの長い槍ヶ岳、一部の兵を除けば、やはりここをやるには相当の覚悟が必要だ。
そのために徐々に小生もモチベーションを上げてきた。

二日後、約束どおりRから連絡があり、「一日二日、良く考慮したが、行く決心をした」と伝えてきた。
持っていなかったアイゼンも購入したとの事。
その準備から決意の固さを知り、同行することにした。
しかし、Rが女性であること、槍ヶ岳は初めてということに加え、普段のBCハイクよりもはるかに荷の多いことと、槍までのアプローチの長さを考慮し、Solo なら一日で槍ヶ岳まで踏破する計画を、のんびり二日かけることにした。

2日深夜、長野自動車道を松本で降り、沢渡さわんど入り。
車中で仮眠をとるはずだったが、ちょっとしたアクシデントで、仮眠をとる間もなく沢渡を乗り合いタクシーにて出発する。

釜トンネルを抜けると、4月4日に Solo で滑った焼岳を、タクシーの車窓から左手に望みながら上高地へ向かう。
あの時十分にあった雪もすっかり消え、下堀沢はまるで別世界。
まるで誇示するかのように荒々しい地盤が露出していた。

やがてタクシーは大正池の湖畔を走り抜け、木立の中に佇む赤い屋根の帝国ホテルを過ぎると、まだ観光客も疎らで静かな清々しい上高地に着く。

凛とした空気が漂うバスターミナルでパッキングを見直し、7:00 am にターミナルを出発。
だが、これは同行のRにとっても、小生にとっても、これから始まる長く辛いアプローチのプロローグに過ぎない。

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河童橋
やはり、観光の目玉だけのことはある。
ここからの穂高連峰の眺めは素晴らしい。
これからのアプローチの気分を高揚させるにはもってこいの景色だ。

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明るく見通しの良い木立の中を長いアプローチの一歩が始まる。
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梓川沿いの単調なハイクが延々と続く。
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単調なハイクではあるが、新緑の始まったばかりの林の中は清々しく気持ち良い。
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いつも左手には明神岳が寄り添うように見えている。
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明神を過ぎ、歩みはやがて徳沢へ。
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徳沢間近、梓川沿いの展望が開け、目に入る広々とした風景が気持ちよい。
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徳沢を過ぎ、単調な歩きに飽きる頃、漸く涸沢と槍の分岐点横尾に着く。上高地を発って三時間余りだ。
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横尾で大休止。
横尾で休憩しながら、人の流れを見ていると、そのほとんど、「ぞろぞろ」、と形容しても良いくらいの登山者の流れが橋を渡って涸沢へと向かっていく。

左へ折れ、橋を渡れば涸沢・穂高岳方面。
直進すれば槍ヶ岳。

休憩を終えて横尾を発つと、直進するのは我々二人のみ・・・・・・・
迷い道に入ったのではないかと錯覚するくらい、槍を目指す人の流れは激減する。

by sakusaku_fukafuka | 2009-05-11 09:31 | 2009 槍ヶ岳滑降 | Comments(10)

Commented by at 2009-05-11 12:40 x
こんにちは~。
Rちゃんから少しだけ聞いてました。詳細続編楽しみにしてます!
#我家は2泊でユルい立山でした。
Commented by utinopetika2 at 2009-05-11 18:05
ゴールデンウィークとは言えまだ旬ではないのでしょうか、バスターミナルは空いているようですね。
ボードは出来なくとも、北アルプス、しかも憧れもあって、槍ヶ岳のリポートはとても楽しみです。
Commented by sakusaku_fukafuka at 2009-05-11 21:54
★ 秋さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
そうでしたか、Rから槍行きのことを聞いていましたか。
あれだけの荷物を背負って大変な行程を彼女、頑張りましたよ。
槍ヶ岳は念願だっただけに、感動も一入のようすでした。
写真の整理をしながら、この跡のレポートも追々載せていきます。
Commented by sakusaku_fukafuka at 2009-05-11 21:56
★utinopetika さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
混雑するバスターミナルも、この時間に散策をする観光客は居ませんから空いていますね。
でも、数時間後には身動きも大変なくらい混雑していたことでしょう。
北アルプス、お勧めですよ^^
槍ヶ岳、最高です。
Commented by bphiro at 2009-05-12 00:59
こんばんわ!
今年のGWの後平日に休みを取り涸沢にベースを張り北穂コースと横尾本谷辺りのライドを予定してましたが残念ながら今年は無理になってしまいました・・・・・((+_+))
sakusakuさんとお連れのRさんのレポを楽しみに見て行った気分になるようにします(^。^)

↑のコメントにあるように、BCスノーボードは特に荷物大変ですよね!僕も普通の縦走なんかは可能な限り軽量化を図ってますが、BCボード時特に僕らもテン泊が多いので多分20Kg超えの荷になってると思います。
僕らの仲間もコンパクトで軽量なGearを選りすぐっても50Lのザックがパンパンになり、ホントハイクするのが辛いですよね・・・・・しんどいけど目標までハイク出来て綺麗な景色をゆっくり見た後、気持ちを切り替えてドロップする瞬間の爽快感は抜群ですけどね(^^)/
次回のレポ楽しみにしていますよ!
Commented by sakusaku_fukafuka at 2009-05-12 06:28
★ bphiro さん、おはようございます。
コメントありがとうございます。
休日の混雑する涸沢はともかくも、平日の涸沢は魅力ありますね~
北穂、横尾右俣もすごいいいですよ。
もうこの年になるとスノーボードを背負ってのテン泊は骨身に堪えますので小屋泊まりで楽しんでいますが、テン泊の自由さは捨てがたいですよね。
上高地から槍まで、スノーボードブーツで歩かなければなりませんし、荷物も普段の山行より増えますからなかなか大変です。
でも、そこまでしてでも行くだけの価値はあるエリアだと思います。
Commented by 常吉 at 2009-05-13 00:00 x
ようやく芽吹きが始まった上高地、いい雰囲気ですねぇ。とは言え雪のない道をあの大荷物で初日だけでも延々7時間は大変ですね。でもそれに耐えるからこそ山行全体のの達成感や満足度がアップするんですよね。
槍沢滑走は今一番の憧れです。私の場合それに日数分の酒とつまみが加わっちゃうけど、来年がんばってみようかなぁ。
Commented by hamabig at 2009-05-13 22:22
小屋泊まりの荷だけでも重いのに、
更にボードに、カメラまで持っての行軍に、恐れ入ります。

GWの上高地って、想像しているよりも空いて見えるのですが、
一般の観光客の方とは、時間帯が違うからですか、
如何でしょうか?
Commented by sakusaku_fukafuka at 2009-05-14 18:22
★ 常吉さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
はい、上高地は新緑の季節を迎えていました。
奥へ奥へと移動するごとに季節感が変わってくるもの面白いものですね。
>荷物で初日だけでも延々7時間は大変ですね
はい、荷が肩に食い込むようでした^^;
前回は一日で槍ヶ岳山荘まで行きましたが、今回は二日かけたので、のんびり歩けましたから、それでもずいぶんと楽でした。
常吉さんの大好きなお酒は小屋で販売してますから、持って行く労力を思うと小屋で購入するのも一考ですね?
Commented by sakusaku_fukafuka at 2009-05-14 18:25
★ hamabig さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
はい・・・この荷物の重さには毎回辟易しますね^^;
でも、これがないと滑れませんので(笑)
上高地の混雑は相変わらずですよ。
でも、人気の上高地も、この時間は観光客はほとんど居ません。
この時間上高地入りするのは登山者と滑走目的の人たちだけです。