荒沢岳 3
いくつもの鎖場、ハシゴ場を越えてようやく前嵓のトップまで来たころには、持ち上げた水の大半を消費していた。
前嵓でゆっくり景色を楽しんでいたいところだが、遮るものの何も無い稜線は容赦なく太陽が照りつけ喉の渇きを増幅するだけだ。
はるか先の荒沢岳のトップを眺めながら前嵓を出発。
前嵓を振り返る。
一旦鞍部まで下るとまた急登が続く。
体調を崩しそうになるくらいの暑さに辟易しながら荒沢岳のトップが近づいてくる頃、稜線に向かってガスが上がってくる。
ミヤマママコナ
ミヤマコゴメグサ
エゾリンドウ
徐々にガスが濃くなってくる中、ようやく山頂が・・・
本当は360°の大展望だったはずなのだが、残念ながら山頂からの展望は望めなかった。
時折ガスの切れ間から、中ノ岳へ続く縦走路が見え隠れする。
何も見えない山頂でランチを済ませ、下山。
ガスが巻いているのは山頂付近のみで、少し下ると視界は良好。
前嵓の眺めが美しい。
下山後は銀山平森林公園のログハウスの奥まったところにある綺麗な日帰り温泉『白銀の湯』で汗を流し、ハードな山行を終えた。
by sakusaku_fukafuka | 2010-09-09 21:38 | 2010 登山 春~秋 | Comments(0)