芝倉沢へ 5
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真っ赤に染まった稜線も時間が経つに連れてプラチナゴールドに変わっていく。
もうこれから後は三脚は必要ない。
三脚は収納して手持ちで撮影しながら芝倉沢を目指す。
トマノ耳を振り返る。
オジカ沢ノ頭(右)と俎嵓山稜の向こうに浅間山を望む。
一ノ倉沢最上部『ノゾキ』より割引岳、巻機山を望む。
笠ケ岳~朝日岳の稜線。右奥に遠く平ケ岳。
茂倉岳
芝倉沢源頭部一ノ倉岳。
万太郎山と仙ノ倉山
一ノ倉岳への最後の登り。
日が当たっている雪庇の左を登り上げる。
踏み抜き、滑落要注意だ。
一ノ倉岳の登りの途中からオジカ沢ノ頭と俎嵓山稜を振り返る。
どこから見ても形の良い山だ。
一ノ倉岳より谷川岳東尾根と一ノ倉沢の岸壁。
遠くに浅間山。
漸く一ノ倉岳山頂。
正面に茂倉岳、右に芝倉沢。
一ノ倉岳からオキノ耳(左)とトマノ耳。
ドロップポイントから芝倉沢を俯瞰する。
今回は撮影が主な目的だったので滑りは二の次。
芝倉沢トップからの滑り出しが早朝なので雪質には期待していない。
しかし・・・カリカリのアイスバーンだろうと慎重に滑り出すと、幾日か前に降った雪のお陰で早朝にしては快適な滑りに安心。
フォールラインを急斜面側にとり、ノドまで一気に滑り降りる。
ノドから上部を振り返る。
この右俣からの雪庇が今シーズンは幾度も落ちて、芝倉沢のS字付近まで押し寄せている。
予想したとおり、早朝のノドから下部はカリカリのアイスバーン。
今回の背中のバックパックの重量は半端じゃない。
撮影が主な目的だった今回の山行は、安全第一で湯檜曽川まで下ることだ。
滑りは棄て、板をずらし、慎重に核心部を下る。
古いラインは刻まれているが、自分のラインはまったく残らないくらいカリカリのアイスバーンの連続。
国道291号を過ぎたところから林間にルートを移し、湯檜曽川へ下る。
頭上には堅炭尾根の稜線が迫って迫力がある。
好きな眺めだ。
8:09am 湯檜曽川河畔。
ここからは右岸を一路土合へ。
湯檜曽川より一ノ倉沢を見上げる。
ついさっきまであの稜線に三脚を立てていたのが不思議に思える。
途中でカワヤナギのお出迎え。
もうすっかり春だ。
およそ一時間の行程で土合駅着。
二日間にわたった今回の撮影行を終えた。
by sakusaku_fukafuka | 2011-04-19 08:03 | 2011 雪山三昧・後期 | Comments(2)
例年と変わらない綺麗な景色ですが、
福島で汚染されているとは、思えないですね。
早く終息する事を願います。
福島原発、怖いですね・・・・・・
風に乗って運ばれてきますから、ここの雪も程度の差こそあれ汚染されていますよ。
一週間前の山行では携行した飲料水を飲み干したので、放射能入りの雪で喉の渇きを癒しました(笑)
本当に安心できるまでは10年から20年かかりますね。
避難されている方々は人生まで狂わされてしまい、お気の毒としか言いようがありません。