冬季閉鎖解除後の尾瀬・至仏山(4/24)
4月24日至仏山。
一昨昨日(22日)戸倉- 鳩待峠間の冬季閉鎖が解除になった。
解除三日目は尾瀬至仏山三度目。
今日は尾瀬を滑るのは初めてという仲間4人を案内しての至仏山だ。
沼田ICを出たところのコンビにで待ち合わせ、深夜に戸倉入りしたため開錠を待つ車の列に並んだのは早いほうで、およそ14~15台目。
これなら余裕で鳩待峠に駐車できる。
翌日に備え、道路の走行車線上に止めた車の中で早めに就寝。
車の中でシュラフに潜るも、車のボディを雨が叩いている。
雨脚は時折強くなり、明日は本当に予報どおり晴れるのだろうか、と不安になるくらいの降りだ。
そんな車のボディを叩く雨の音もいつしか意識の中から遠のき、翌朝は嘘のような静かな中で目覚める。
起きて車のカーテンを引いて外を見ると、自分の車の後に開錠を待つ車の列が長く続いている。
空はといえば夕べの雨が嘘のような青空。
雲ひとつ無い。
戸倉-鳩待峠間は例年と違い、今年は残雪が多いため雪崩の危険を避けるために夜間通行禁止。
7時30分に開く予定のゲートだが、10分ほど早めに解除され、あわてて車に乗り込み鳩待峠を目指す。
駐車場も目と鼻の先というとき、まさかのアクシデント。
夕べの雨が朝の冷え込みでカチカチに凍結・・・
後続の仲間の車がスリップして上がれない・・・
四苦八苦しながら、大勢の人たちに助けられなんとか脱出。
事なきを得た。
鳩待峠はこの間来たときが嘘のようにきれいに除雪されていた。
アクシデントによるロスタイムはあったものの、このような冷え込んだ朝はかえってこのロスタイムが幸いした。
ツアーには女性もいるのでトイレを済ませ、早速登攀準備。
右手に見慣れた至仏山を眺めながら暖かくなり始めたブナの森を行く。
彼女は初めてのスプリット。
不安と期待いっぱいのスタート。
Solo や少人数(幾人までを少人数というかわからないけど)が多い自分としては今回は賑やかツアーだ。
昨日の雨はあちこちの木々に雨氷を咲かせている。
きれいだ。
ちょっとぎこちないけど・・・・・・・
ピーカンの空と至仏山。
テンションあがります。
シーハイル・・・・・・・慣れてきましたね
徐々に傾斜を増していく。
原見の丘より小至仏山と至仏山。
休憩!
(オヤマ沢田代)
一服終えたら小至仏山のトラバースを目指す。
このルート中最も気を使う場所だが、ロスタイムがあったお陰で雪も適度に緩み歩きやすい。
小至仏山の斜面を回り込むと目前に至仏山本峰が・・・
偶然至仏山で会ったKan さんは早くもワル沢へドロップ。
続いて奥様も・・・
ベチャクチャと賑やかに話をしながら、ようやく山頂。
山頂は人人人・・・・・
山ガールズも至仏山集結!
で、我輩も初登頂の仲間達と記念撮影。
記念撮影も終わり早速ワル沢へドロップイン。
Rider : Ryon
Rider : Toru
燧ケ岳をバックに爽快!!
Rider : Taka
Rider : Chami
森林限界手前で一本目は止まり、シャバシャバのシャーベットが気持ちよいので少しだけ登り返し。
二本目を滑る前に景色を眺めながらランチタイム。
腹ごしらえも終わり二本目は川上川まで一気にドロップします。
オープンバーンから樹林帯のワル沢へ滑り込むが、この日の雪はとても滑る。
ほとんど止まることなく終点川上川へ滑りとおせた。
オヤマ沢とワル沢の合流点から川上川を渡り、鳩待峠へ登り返す。
西日に照らされ、小至仏山の斜面がキラキラと光る。
もう一息・・・
ブナの森を登る
滑った至仏山を振り返る
望遠側で引っ張ってみると、至仏山の斜面に描かれたシュプールの数の多さに驚く。
鳩待峠へ登り返し、無事仲間達の初めての至仏山滑走を終えた。
by sakusaku_fukafuka | 2011-05-03 11:51 | 2011 雪山三昧・春 | Comments(2)
登坂の強烈な暑さを思い出しています。
私は今年で3シーズン滑っていませんので、
滑ってられる姿が羨ましいです。
春の雪はまた新雪とは違った滑り心地で、春は春でいいものですね。
この日の雪も滑る雪で、終盤まで気持ちよかったですよ。
至仏山は若者から年配者まで滑る人たちで賑わっていました。