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(半)馬蹄形縦走 1

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半馬蹄形縦走。
馬蹄形縦走と言えば谷川連峰の有名な縦走形態。
半馬蹄形縦走とは変な言い方だが、北アルプスの五竜、鹿島槍をやって以来、怠けてまったく山をやっていなかったのでいささか自信が無い。
そんなわけで馬蹄形縦走を全部回るのではなく、半分強を歩き、蓬峠から新潟県側の土樽へ下り、JR上越線で土合に戻るというもの。
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体力に自信が無ければ朝日岳からピストンで土合に戻るつもりで、午前2時40分ヘッドランプを頼りに土合を出発。
この時間、まだあまり寒くない。
すぐに汗をかき始め、上着を一枚脱いで半袖で登り始める。

樹間から見える夜空は満点の星。
ヘッドランプで足元だけを照らして歩く夜間の登山は距離感がまったくわからない・・・・・・・
怠けていた身体には急登続きで有名な白毛門への登りはけっこう辛い。

暗いので景色を眺めることも無いので、俺のような脚の遅い者でも夜間の登山は案外早い。
汗びっしょりになりながら1時間50分ほどで《松ノ木沢の頭》に到着。
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東の空は少しずつ明るくなってきて、谷川岳東面の岸壁も岩肌の模様が何とか見て取れるようになってきた。
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5時14分、登山地図の所要時間より一時間ほど早く白毛門到着。
東の空が赤く染まり始めていた。
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尾瀬の燧ケ岳と至仏山
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真っ赤に染まった日の出前。
オレンジ色のグラデーションを期待したのだが、雲に阻まれてご来光はまったく期待はずれだった。


白毛門山頂より谷川岳《一ノ倉沢》
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樹林帯を登っていたころとは大違いで、ここ山頂はとても寒い。
ウィンドブレーカーを着込んで次のピーク、《笠ケ岳》を目指す。

熊笹が美しい。
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笠ケ岳直下。
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大分紅葉してきた。
来週辺りが見ごろになるかもしれない。
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笠ケ岳昇りの途中から白毛門を振り返る。
(何人かの登山者の姿が見えた)
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6時30分、笠ケ岳到着。

谷川岳を朝日が照らし始めた。
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毎年滑る《芝倉沢》
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刻々と変化する朝の時間帯。
尾瀬の燧ケ岳(中央)と至仏山(右)を望む。
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このルートは谷川連峰の岸壁群が全て見えるのが醍醐味だ。
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これから向かう小烏帽子、大烏帽子、鞍部に見えるのは避難小屋。
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笠ケ岳から一段下がった鞍部から巻機山を望む。
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小烏帽子から笠ケ岳
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笠ケ岳(手前)と谷川連峰
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登山者が二人笠ケ岳の直下を登っている
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大烏帽子
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小烏帽子と谷川岳
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うんこ! 

これは避けたいところだが、あえて載せると、この日悲しかったのはここだけではなく、あちちで登山道脇に放置された「うんこ」を見かけたことだ。
日帰り登山なら、麓で用を足してくれば、こんなところで「しなくても」用は足りるはずだ。
しかも、登山道脇に 【此れ見よがし】と置いていかれた「うんこ」。
水溶性の「紙」を使ったのならまだいいが、水に溶けないティッシュで拭いたものを散らかし放題にそのまま放置してある。
生理現象だから催したのなら致し方ないことではあるが、せめて、人目に触れないところで水溶性の紙を使ってほしいものだ。
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お目を汚したので、気を取り直して美しい景色続けます。

越えてきたいくつものピーク越しに見る谷川連峰。
ここから見る景色は個人的にもとても好きで、歩きながらも幾度も振り返ります。
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大分色づいてきました。
来週辺り見ごろになりそうです。
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登山道がクッキリ。
歩いてきたところが良くわかります。
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笠ケ岳トップにもう一人登山者がやってきたようです。
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大烏帽子から朝日岳
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熊笹模様が美しいです。
紅葉の真っ盛りには更に美しくなるでしょう。
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ジャンクションピークの稜線越しに巻機山です。
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どんどん近づいてくる朝日岳
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大源太山と清水峠。
大きい方はJR送電線監視小屋、黒い小さいのが一般登山者用に解放されている白崩避難小屋(JRの所有)
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朝日岳
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蓬峠が見えます。
まだまだ遠いな~~
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谷川連峰もだいぶ遠くなりました。
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朝日岳直下から清水峠を見下ろします。
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谷川連峰、仙ノ倉山、平標山も見えてきました。
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似たような風景ばかりですが、自分が好きな景色であることと、天気に恵まれて綺麗なので、少しずつ変化していく景色がとても楽しいのです。
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今回はここまで・・・
写真の整理がついたら次回は朝日岳山頂から・・・・・・・

by sakusaku_fukafuka | 2011-09-29 10:34 | 2011 登山 | Comments(6)

Commented by utinopetika2 at 2011-09-29 21:26

朝焼けは見事でしたね。
うっとりです。
半分強を歩いてJRで戻る。
良いプランですね。
でも土合駅ですと、あの長い階段を歩くわけなのですね。
Commented by sakusaku_fukafuka at 2011-09-29 22:16
♣ utinopetika2 さん、コメントありがとうございます。
朝焼けはとても綺麗でしたが、期待していたご来光は外れてしまいました。
でも、天候にも恵まれ、景色はとても綺麗でした。

土合駅の長い階段は下り線なのです。
これは土樽からの上り線なので、階段は無いんですよ。
Commented by kimiko_shibata1 at 2011-09-29 22:53
素晴らしいルートからの展望をたっぷりと楽しませていただきました。
自分で歩いているかのような気分になりました。
大好きな尾瀬の朝焼け、見事なグラデーション!!
尾瀬の山々と谷川の山々・・・こんな風景に見えるのですね。
仙ノ倉、平標、苗場がこうして見えるのですね。
アルプス銀座も素晴らしいのでしょうが、上越の山々の素晴らしさを改めて思います。
アップダウンの大きい行程、お疲れ様!
Commented at 2011-09-29 23:50
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sakusaku_fukafuka at 2011-09-30 09:20
♣ kimiko_shibata1 さん、コメントありがとうございます。
このところ怠けていたのでなかなか辛い山行でしたが、時間もあり、天気も良いので疲れることは覚悟で蓬峠まで行くことにしました。
馬蹄形縦走は幾度かやっておりますが、白毛門からの谷川連峰の岸壁群、烏帽子から朝日岳までの稜線から見る谷川連峰の素晴らしさには飽きることを知りません。
近くに夏冬遊ばせてくれるこんないい山があることを幸せだと思いますね~。
こうした展望の良さがこのルートの一番の魅力だと思います。
Commented by sakusaku_fukafuka at 2011-09-30 09:21
♣ Kさん、コメントありがとうございます。
四季を通して尾瀬は魅力のあるところです。
是非、またお出かけください。