降雪・1 (谷川岳)

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16日の寒波は今シーズン初の大雪をもたらした。
雲間から姿を覗かせた谷川連峰はことのほか白かった。

二日置いた18日、天候も良さそうなので雪化粧をした谷川連峰が真っ赤に染まるのが見たくて、久しぶりの『松ノ木沢ノ頭』を目指した。

夜空には月があって『しし座流星群』は見られなかったが、晴れたお陰で寒さも第一級。
両方のポケットにホッカイロをしのばせ、冬用のグローブに今回は冬用の『長靴』といういでたち。

樹林帯の長い白毛門の登りだが、秋も終わり落葉した樹林帯は案外明るい。
とはいえ、木の根の多いここの登りは月明かりだけで登るのはちょっと危険だ。
標高1000m を超えると登山道には雪が見られる。
標高を上げるに連れ、当然のことながら積雪は増えてくる。
雪の上に残された踏み跡から、前日に一人だけこのルートを登った登山者が居たことがわかった。

登り始めて約二時間、もうちょっとで松ノ木沢ノ頭というころ、冷えた登山道に霜柱。

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二時間と少々で松ノ木沢ノ頭。
今日の目的はここまで。
白毛門山頂は踏まない。

東の空がグラデーションに染まり始める頃、谷川連峰の東面の岸壁群が目前に迫る。

谷川岳山頂とマチガ沢

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幾度見てもこの岸壁群は大迫力だ。
この景色を他に誰も居ない稜線で独り占め・・・
な~んて一人ごちてみても、見方を変えればこんな『物好き』もそうそう居るものでは無いだろう・・・
などとと自嘲の念も脳裏を掠める・・・が・・・やっぱりこの景色は素晴らしい、の一言に尽きる。

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夜明け時分の稜線は風が無くとも寒い。
フル充電したはずのカメラのバッテリーもまだ数枚しか撮影してないのにゲージは半分以下。
さぞカメラも寒かろう・・・・・

登攀時にかいた汗は体から体温を奪っていく。
三脚をセットし、足踏みをしながら夜明けを待つ。
ポケットのホッカイロでは寒さに耐え切れなくなってきた。
バックパックからストーブを出し、焦臭くなるくらい手を炎に近づけると、ようやく指先の感覚が戻ってくるのだ。

東の空がオレンジ色に染まり始めたが、西北から黒い雲・・・
日の出までもうちょっと・・・・・・・
日光連山の山並みが黒い雲に覆われる前に朝陽が登ってくれるのを祈りながらご来光を待つ。

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松ノ木沢ノ頭に到着してから約一時間。
なんと長い一時間だったことか・・・

幸い、雲に覆われる前に上州武尊山の稜線から朝陽が登った。

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by sakusaku_fukafuka | 2011-11-19 22:27 | 2011 登山 | Comments(6)

Commented by kimiko_shibata1 at 2011-11-20 11:00
谷川の岩壁は、怖いと思わせる美しさです。
一人で夜明けを待つ静寂なひととき・・・・
武尊からの日の出、素晴らしいのひとこと!
太陽とともに気温も少しずつあがり、太陽の素晴らしさ、美しさを実感する時間です。
PENTAX K-5のバッテリーは寒さにも強く、長持ちします。
そんな極限に行かないのに・・・・苦笑・・・

今夜は連れ合いのJAZZ定期演奏会、sakusakuさまもピッケルを持ち替える時かしら?
Commented by lucentx at 2011-11-20 17:51
こんばんは!
谷川連峰の東面の岸壁群、夜明け前の青に染まった
寒々しく荒々しい雄大な姿が凄いです。
大きなサイズで見ると一層、素晴らしい!
寒さで、リックからストーブとは想像もできませんよ。
大変な撮影だったのですね。
武尊山の稜線から朝陽も、清々しくていいです。
この後、岸壁は赤く染まるのか!?
楽しみです。
Commented by utinopetika2 at 2011-11-21 22:50
たしかに物好き(笑)。
価値観はそれぞれなのでしょうが、山好きなら皆理解しているのでしょう。
武尊山からの眺め、素晴らしいです。
近場なら、ご一緒させてもらいたいところです。
山は銀世界になりつつあって、これからsakusaku_fukafuka さんの待ちに待った季節になりますね。
Commented by sakusaku_fukafuka at 2011-11-22 11:29
♣ kimiko_shibata1 さん、コメントありがとうございます。
本当に谷川岳の岸壁は怖さも伝わってきますね。
白毛門側からのこうした岸壁群の眺めはやっぱり最高です。
今回は昔使っていたほうのistDsを持っていったので、バッテリーは市販の充電電池を使いますから尚更寒さに弱いです。
予備バッテリーをホッカイロで暖めながら交互に使いました。

ご主人のJazzのコンサートはいかがでしたか?
最近はJazzから遠ざかったままですので自分が演奏する機会はほとんどなくなりました。
Commented by sakusaku_fukafuka at 2011-11-22 11:31
♣ lucentxさん、コメントありがとうございます。
これからの季節の夜明けの撮影は寒くて大変になりますね。
でも、それをもってしても価値のある風景が冬にはあります。
四季を通して最も好きな季節の到来でもあります。

岸壁、この朝は真っ赤にそまってくれました。
Commented by sakusaku_fukafuka at 2011-11-22 11:35
♣ utinopetika2 さん、コメントありがとうございます。
まだ降雪量も少ないので、急登が連続する白毛門の登りも、まだそれほど大変ではありません。
こんなに寒い朝でも昇りはグッショリ汗をかきます。
この汗が稜線に出ると体の体温を奪っていきますから辛いですね。
ストーブの炎がありがたかったです。
おかげで久々のキレイな朝の風景を楽しむことができました。