平標山 1/15
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ご承知の通り雪山はいつも危険と隣り合わせです。
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当ブログは雪山滑降を計画される方々に情報を提供することを目的とするものではありません。
山行を計画される場合はご自身で最新の情報を取得され、経験や体力に合わせ、自己の責任の下で行ってください。
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シーズン三回目の平標山。
朝、谷川に向かったが、途中立ち寄ったコンビニでゲレンデ情況を見たら「悪天候により天神平スキー場ストップ」とある。
天候回復で、今後ロープウェイが動く可能性が無いわけではないが、待っても動かなかった場合のリスクより、計画変更して悪天候でもそれなりに楽しめる平標山を滑ることにした。
移動距離が大きいので出発は遅くなるが、時間の制約があるわけではない。
暗くなるまでには十分時間がある。
火打ち峠で準備し、今日の山行の友はウォークマン、と、イヤホンを耳に取り付けドヴォルザークの交響曲第9番「新世界」を聴きながら出発しようとしたら見かけた御仁が到着。
前日志賀高原で滑り、同じく平標山を滑ろうと移動してきたM田さん。
丁度良い道連れができたので大歓迎。
M田さんの準備を待って遅めの出発。
先行したスキーヤーのトレースがあり、使わせていただこうかと思ったのだが、どうもルートファインディングがおかしい・・・
藪の濃い緩斜面の移動を滑走の後半に余儀なくされるヤカイ沢としては、この先行したスキーヤーのトレースでは難儀しそうなので、帰りのことを考慮してスキーヤーのトレースは使わず、いつものルートにトレースをつけておくことにして二人でラッセル開始。
朝は雪雑じりの天候だったが、後ろを振り返ると回復の兆し?
林道から外れ、ヤカイ沢に入ると膝までのラッセル。
やがて右岸に先行したスキーヤーのトレースも見えて合流。
多少は楽なので使わせてもらったが、それにしても平標山をあまり知らないスキーヤーなのか、藪が好きなのか、とんでもないところを歩いている。
このスキーヤーのつけたトレースにスノーシューの跡が重なっているから、どうやらスノーボーダーも入っているようだ。
ヤカイ沢も半分を過ぎただろうか、先行のトレースはようやくまともなラインに戻った、と思いきや、また登攀が大変な斜面に取り付いている。
先行のラインに重なっていた賢明なスノーシューの跡は、スキーヤーのトレースとはここで別れ、我々もよく利用するコースへ向いている。
我々も、この変なコース取りのスキーヤーのトレースを使うのをやめ、スノーボーダーと同じラインを辿ると、先方に腰ラッセルをやっているスノーボーダーを発見。
ラッセル交代。
ブナの大木にサルノコシカケ。
下に付いているキノコも、やがてはサルノコシカケに育つのだろうか?
それともまったくの別物?
ここは雪崩れることがよくある斜面だが、その向こうに微かに稜線が見え隠れ・・・
かぐらローカルさんたちの無線が入り、受け答えしていると東のお山に登っているI&G夫妻からの「平標山の稜線が見えてきたよ」という情報が我々に中継されてきた。
見上げるとこちらからも稜線がはっきり見え、晴れの期待は確信に変わっていった。
不安定な天候。
いつまでもつか分からないが、せめて滑り出す頃まではもって欲しいものだ。
風の強い山頂では滑走の準備も大変だ。
山頂直下の風の無い場所でシールを外して滑走準備。
12:47pm 山頂。
スノーシューにてドロップポイントまで移動。
滑走斜面を俯瞰する。
この広大な斜面がここの醍醐味。
風の強いここはパック気味だが、斜度も良く気分爽快!
M田氏
一緒になったスノーボーダーT氏
この日ヤカイ沢に刻まれたシュプールはこの三本だけだったろう。
(左=T氏、中=我輩、右=M田氏)
ヤカイ沢を滑り終え、緩斜面に至ると雪深過ぎ・・・・・・
深過ぎて板は走らず、スキーヤーのM田氏に先行ラインをつけていただき、その跡を追うように元橋へ戻る。
本流『河内沢』から滑ったラインが良く見えた。
出会った人=T氏
移動距離=10.23km
by sakusaku_fukafuka | 2012-01-16 22:03 | 2012 雪山三昧 前期 | Comments(5)
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こちらこそ平標山ではお世話になりました。
最初のラッセルは大変だったでしょう。
ちょっと深すぎた感がありましたものね。
また上越の山で会いましょう。