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Simon & Garfunkel

映画と音楽は切っても切れない関係だ。

早いもので、もうあれから40年以上も経つ。
小生がまだ中学生だったころ、《Simon & Garfunkel》の『The Sound of Silence』という曲が大ヒットした。

折から世間は卒業式の季節。
だから、というわけでもないが、この曲はダスティン・ホフマン主演の映画「卒業」のテーマ曲だった。
この曲はレコードが擦り切れるほど聞き入り、ギターをコピーし、幾度となく歌ったものだが、すっかりサイモン&ガーファンクルの虜になった小生は、この曲が使われている映画も観てみたくなった。

いざ映画館に行くと、当然のことながら回りは大人ばっかり・・・・・
恥かしさに小さくなって観たこの映画、実は一度観ただけではさっぱり内容が理解できなかった。
結局のところ、二度も映画館に足を運ぶことになったのだが・・・

主人公ベンジャミン(ダスティン・ホフマン)は大学を卒業して故郷に帰る。
故郷で友人たちが集って開かれた卒業記念パーティで再会したのは、幼馴染エレーンの母「ミセス・ロビンソン」だった。
やがてベンジャミンはミセス・ロビンソンから誘惑され、不倫の関係になる。
当時中学生だった小生は、このミセス・ロビンソンとベンの情事のシーンには正直ドキ!っとしたものだ。

ミセス・ロビンソンとベンの不倫関係を知ったベンの両親は、ミセス・ロビンソンの娘エレーンと交際することを勧める。
母親と不倫関係にある後ろめたさに、ベンはエレーンをそっけなく扱うが、ベンはエレーンの一途さに心打たれる。

娘エレーンとの交際を知ったミセス・ロビンソンは、エレーンとベンの交際を邪魔しようとする。
悩んだベンは、ある日ロビンソンとの不倫関係をエレーンに告白する。
母親との情事を知ったエレーンはショックからベンを突き放す。

やがて、ベンの気持を知りながらも、エレーンは他の男と結婚を決意する。

諦めきれないベンは、エレーンの結婚式当日教会に駆けつけ、まさに、新郎と新婦が接吻を交わそうとするそのとき、エレーンの名を叫びながら、新郎からエレーンを奪い、エレーンの手を引き教会を飛び出す。
ベンの気持を受け入れたエレーンはウェディングドレスのままベンとバスに乗り込み、何処へと旅立つ。

結末はハッピーエンドとも思えるのだが、なんともやりきれない思いを抱きながら映画館を出たのを覚えてる。

そのとき流れてくるのが、この The Sound of Silence なのだ。



テーマ曲The Sound of Silence もこの映画にぴったりだが、Simon & Garfunkel を代表する曲といえば、むしろこのMs Robinsonかもしれない。



by sakusaku_fukafuka | 2012-03-25 01:59 | ♯s&♭s | Comments(8)

Commented by izumi at 2012-03-25 08:02 x
何だか不思議な偶然ですが、つい先日、突然聞きたくなって「サイモン&ガーファンクル」のCDを買ったんです。もちろんsaku chanのようにタイムリーに聞いていた訳ではないのですが母が映画も曲も大好きで、私が寝るときはいつも彼らのレコードが流れていて彼らの曲を聴くと落ち着きます。YouTubeで流れているのを聞いた瞬間、あまりにも懐かしくて買っちゃいました。今、聞いても素晴らしい曲ばかりです。
Commented by sakusaku_fukafuka at 2012-03-25 11:59
♣ Izumi ちゃん、コメントありがとうございます。
Izumi ちゃんもサイモン&ガーファンクルがお好きでしたか。
《The Sound of Silence 》、《Ms Robinson》、《Bridge Over Troubled Water 》、《Scarborough Fair》、《The Boxer 》などなど、名曲がいっぱいありますね。
この頃はまだドーナッツ版のレコードですから、擦り切れるくらい聴きましたね。
YouTube のビデオを見るとだいぶお年を召したことは否めませんが、美しいハーモニーは健在ですね。
あの頃の記憶が走馬灯のように駆け巡ります。
Commented by nabe_kuma at 2012-03-25 19:27
サイモン&ガーファンクルが活躍した60年代,私も田舎に住む中学生でしたが,
その頃はレコードやラジオを聴く機会もなく,高校になってから
少しずつ 外国のサウンドに興味を持ち始めました。
「卒業」の映画は,大学に入り,上京してから..
確か 高田馬場にあった「パール座」で観た記憶があります。
300円か400円ぐらいで,2-3本の名画を観られたような時代でしたね。
sakusaku_fukafukaさんのブログを見て,CDを買って..そして もう一度映画も観てみたくなりました!
Commented by sakusaku_fukafuka at 2012-03-25 21:00
♣ nabe_kuma さん、コメントありがとうございます。
サイモン&ガーファンクル。
洋楽に目覚め、特にアメリカンポップスに夢中になったころです。
まだグループサウンズ全盛の頃でした。
50年代、60年代のサウンドはとても好きです。
またJazzにも目覚めたころです。
時々YouTubeで見つけてはその頃のサウンドを懐かしんでおります。
Commented by 常吉 at 2012-03-26 07:26 x
私も大好きな思い出のグループです。あの素晴らしいハーモニーが健在だったんですね。
トレメローズのSilence is Goldenでポップスに目覚め、大橋巨泉さんのビートポップスを毎週夢中で見ていた時代でした。
Commented by sakusaku_fukafuka at 2012-03-26 07:47
♣ 常吉さん、コメントありがとうございます。
トレメローズ、懐かしいですね~~。
小生もSilence is Golden大好きですよ。
大橋巨泉のビートポップスも懐かしいです。
60年代~70年代にかけては我々にとっては懐かしい名曲が数多くありますね。
Commented by kimiko_shibata1 at 2012-03-26 18:45
映画も歌もとっても懐かしいです。
同世代なのでしょうね。
一昨日、姪の結婚式があり、都内のミッションスクールの聖堂で挙式が・・・
誓いの言葉の時、後ろのドアをけって誰かが飛び込んで来ないかと思ってしまいました。(笑)
私にも忘れられない映画のひとつなのです。
Commented by sakusaku_fukafuka at 2012-03-26 19:21
♣ kimiko_shibata1 さん、コメントありがとうございます。
大人の映画ですよね。
当時中学生だった私にとってはちょっとショッキングな内容の映画でした。
あとになって、やっと何とか内容が理解できるようになって来ましたが、素晴らしい音楽はとても印象的でした。
もし姪っ子さんの結婚式にこんなことがあったら大パニックですね。
あの美しいハーモニーは健在のようです。