一度で二度おいしかった劔岳 1

梅雨明け十日。

梅雨が明けて十日は天候が安定している、というのが定説なのだが、今年の梅雨明け後はそんな期待をまったく裏切られた。
例年ロングな山行を計画するお盆の頃も今年はどうやら怪しい・・・・・・

そんな中、好天を狙って念願の劔岳を早月尾根から挑んできた。

劔岳山行がなかなか実現しなかった理由はいくつかある。

①扇沢から室堂を経由して登るルートは混雑するので敬遠。
②早月尾根から登るには富山側に回りこむので遠い。
③映画の影響で混雑する。

こんな理由からである。

しかし思い立ったが吉日。
準備に数日かけ、番場島へ向けて出発。
上信越道上田ICから長野ICまでは高速道路を使い、そこから先は白馬から糸魚川へ抜け、国道8号線を上市までひたすら下道を走った。

自分にしては珍しい海に沈む夕陽の写真。
これは親知らず付近のシェルターを抜けた辺り。
真っ赤な夕陽がいま、まさに海に沈もうとしていた。
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途中、滑川のラーメン店で隣に座った男性に番場島までの行き方を確認した。
詳しく教えてもらい、その通りに走るも、教えてもらった道路は番場島手前で夜間通行止め。
早めに到着して十分睡眠をとれるはずだった目論見は見事に外れ、他に行ける道路があるか右往左往するはめになった。
しかし、初めての土地で迂回路を探すのは至難の業であった。
結局通行止めのゲートのところで閉鎖解除を待つことにして仮眠を始めると、工事を終えた作業員達の車が数台やってきた。
これで通れるか、と悦んだのも束の間、工事は二箇所でやっていて、もう一斑はまだ工事が終らないとのこと・・・

しかし、親切な監督さんが抜け道を教えてくれ、無事番場島に到着することができた。

4寺起床。
出発準備をしながら劔岳を仰ぐ。
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5時15分出発。
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早月尾根取り付き。
ここから今日の長い長い登攀が始まるのだ。
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いきなりの急登を一旦登り上げるとしばらくは平坦な登山道が続く。
小一時間も歩くと標高1000mの展望台。
小窓尾根が見えてテンション上がります。
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檜の大樹があることはインターネットなどの写真で見てはいたが、実際に目の当たりにすると、その大きさに驚く。
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時折樹間から猫又山が望めて気分転換になるが、勾配は徐々に増してくる。
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気温も上がり、汗が噴出すが、まだまだ標高1200m。

飲む酸素、アミノXXルや、自家製のジェルなんぞよりも、我輩にはウチワの方が効果絶大だ。
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猫又山もよく見えるようになってきました。
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滑川辺りの市街地だろうか・・・・・・・
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標高1400m















標高1600m















徐々に高度も上がってきた。
猫又山の景色も少しずつ変わってくる。
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可愛いコメツガの松ぼっくり
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そうとうバテてきたが、まだ1800mだ・・・・・・・・
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浄土山が見えてきて標高が上がってきたことがわかる。
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眼下に駐車場(望遠で引っ張る)
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小窓ノ頭
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かつての登山道が崩壊したのだろうか、新ルートが開拓してあった。
しかし、この登山道がなかなか難儀を極めた。
熊笹や木切り株が露出して足場が悪く、つまずき転倒注意だ。
下山時は特に危険だろう。














カラマツソウ
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やっと標高2000m.
ここまでくれば小屋も近い。
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視界が開け、劔岳山頂が見える。
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小屋も間近。
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立山と浄土山
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シラビソの松ぼっくり
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長かった~~
やっとの思いで早月小屋到着。
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テント背負ってやっと登り終えた。
クタクタ・・・・・・・
山小屋でコーラを買う。
下戸の我輩は泡よりもこれがいい。
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by sakusaku_fukafuka | 2012-08-10 19:08 | 2012 登山 | Comments(2)

Commented by utinopetika2 at 2012-08-10 21:46
早月尾根登られたんですね。
お疲れになったでしょう。
10年以上前になりますが、劔岳を目指した際、地図をみただけで断念し、室堂から入りました。
天気には恵まれたようで、次回更新が楽しみです。
Commented by sakusaku_fukafuka at 2012-08-11 14:10
♣ utinopetika さん、コメントありがとうございます。
はい、早月尾根からアタックしました。
やはりここは聞きしに勝る急登ですね。
それも長い・・・・・・・・・
小屋に着いたときはバテバテで小屋で買った炭酸飲料がやけにうまかったです。
どう軽量化しても、やはりテント山行は重いです。
しかし二日間とも天候には恵まれ、最高の景色を堪能してきました。
いつかは表もやってみたいんですけど、混雑するので・・・・・・・・
室堂からアプローチしたことがある登山者とも行き会いましたが、口々に渋滞するので、もう室堂からは登らない、と言っておりました。