やっぱり当たらなかった白毛門

レストハウス、ロッジ・・・いつでも逃げ込める場所が近くにあるゲレンデとは違い、天候次第では致命的な状況にもなりうる山岳スノーボーダーにとって、「天気」は最も重要なファクターだ。
計画を立てたそのときから、長期予報に一喜一憂する日が始まる。

この日も晴れる予報だったし、その兆候も見られた。
が・・・・・・・
目指す白毛門山頂はガスの中。
ジジ岩、ババ岩はやっと見えているので、回復を祈りながら出発の準備。

予定の斜面を滑り終えた後の帰路の長さを考慮し、背負うにはいささか重いがこの日はスプリット。

(画像をクリックで拡大します)

b0062024_19162045.jpg














毎度のことながら、のっけからの急登には辟易するが、それが白毛門だ。
b0062024_19182969.jpg













いつ見ても雄大なマチガ沢と東尾根。
b0062024_1919249.jpg















標高1100m。
噴出す汗、半袖でもいいくらい・・・・・・・・・
b0062024_19201827.jpg















天気が良ければここから山頂が見えるのだが、この日はやっとババ岩が見えるのみ・・・
b0062024_195223.jpg
















左手に谷川岳を望むが、あっちの方が天気良さそう。

新雪が降ったようで、ここ辺りまで来るとけっこう吹き溜まってたりする。
b0062024_1926546.jpg













滝も出てきて白毛門沢はもう滑れない。
b0062024_19272187.jpg















振り返る
b0062024_19275785.jpg














もうじき「松ノ木沢の頭」という頃、回復どころか天候は悪化の一途。
とうとう間近にあるはずのババ岩、ジジ岩さえも見えなくなってきた。

b0062024_19372150.jpg















ここまで来ると風もかなり強い。
気温が上がらないこの状況で予定した斜面に行ったとしても、恐らくガリガリのアイスバーンであろう。
濃霧に包まれたアイシーなあの斜面を危険承知で滑るのは得策でない。
鞍部で風を避けて休憩しながら、予定した計画を中止する判断をした。

後から追ってきたスキーヤー(X2)とスノーボーダー(X1)パーティも合流し、彼らもどうやら中止の方向へ傾いている様子。

白毛門を諦めるときにいつも滑るこの直下の斜面を滑って下る旨を彼らに伝えて一足先にドロップイン。

短いが適度な斜度と適度なツリー。
凡そ15cm~20cm ほど積もった新雪は思いのほか快適。

もったいないので自分はもう一本さっきのところまで登り返えそうと準備を始めると、さっきの三人のパーティも滑り降りてきた。

やっぱりこの日は諦めが正解でしょ・・・・・
b0062024_193911100.jpg















我輩は一人登り返し。
20分強でさっきのポイント。

この時期にしてこの新雪を滑れるとは嬉しいかぎり。

二本目、この斜面へGO!
b0062024_19413624.jpg


気持ち良く二本いただくと、下山は登ってきたところを戻るのだから修行です。
先に下山していた三人は一人を除いて歩いて下山している様子。
我輩も意地でも滑れるところまで板を脱がずに・・・・・・・・

彼ら三人を追い抜いてお先に下山。

当初の計画は断念したが、そこそこ楽しんで下山した一日だった。

by sakusaku_fukafuka | 2013-03-30 19:46 | 2013 雪山三昧・後期 | Comments(2)

Commented by kimiko_shibata1 at 2013-04-03 06:31
迫力満点のマチガ沢の風景です。
白毛門の急登に参って途中までしか歩るけませんでした。
そこを登って、滑って、また登りかえす・・・・
年齢も考えますと・・・・すごい体力です。
この急斜面、横から見るからこの程度・・・自分が上に立ってみたら絶壁です。
精神力にも感動です。
Commented by sakusaku_fukafuka at 2013-04-03 19:54
♣ kimiko_shibata さん、コメントありがとうございます。
白毛門は谷川連邦屈指の急登です。
この登りに耐えて山頂を目指すと谷川連峰東面の岸壁郡がほとんど見渡せる絶景の山です。
無雪期は葉が生い茂って松ノ木沢の頭まで登り上げないとあまり展望はありませんが、この時期は木の葉も無く見通しが良いので時々マチガ沢の絶景が見えます。
>年齢を考え・・・・・・・
や~~~体力落ちました。
いくら「若いもんに負けるか」と気負ってみても、やはり体力の衰えは自分が一番良くわかっております。
いつまでこうして登ることができるのか・・・カウントダウンが始まる年齢です。