針ノ木から七倉へ・船窪小屋で夕食を食べようツアー 2-2
北葛岳より、出発した針ノ木小屋、蓮華岳、歩いてきた縦走路を望む。
(画像をクリックで拡大します)
北葛岳山頂。
北葛岳より、これから船窪小屋までの残りの縦走路を遠望。
まだまだある・・・・・・・
鞍部からはこれまで以上危険なルートを辿る。
鞍部へ下り始めて間もなく雷鳥発見。
鞍部へ向かいます。
真っ赤に熟した「コケモモ」
幾度も振り返る針ノ木岳と蓮華岳
最低鞍部からの登りのルート
奥に立山連峰
左側は崩れて切れ落ちてます。
侮らないように・・・・・・・・・
見上げると船窪小屋
切れ落ちた谷
下ってきたルートを振り返ります。
右手にはいつも針ノ木岳
下を覗き込むとスリリングな景色。
でも、紅葉は真っ盛り。
登山道の両脇はクロマメノキが色づいている。
蓮華岳と北葛岳(右)
まだまだ悪路が続きます
森林限界にあるカラマツの黄葉が綺麗だ
クロマメノキ
ブルーベリーの仲間です。
黒く熟した実は甘酸っぱくてとてもおいしい。
山の生き物たちに迷惑にならない程度にちょっと頂きました。
長いルート・・・・・・
見上げてはため息がでます^^;
振り返ります。
や~~なかなか危険なところを歩いてきました。
蓮華岳を霧が這ってます。
七倉ダムも見えます。
アップダウンを繰り返しながら七倉へ標高を上げていきます
ハイマツ。
次の世代が育ってます
これは草ではありません。
立派な「木」です。
ウラシマツツジと言います。
ツツジ科の落葉低木ですが、紅の絨毯さながらの紅葉は見事です。
烏帽子岳を長玉で引っ張ります。
汗をかきかき悪路に難儀しながらようやく七倉岳です。
立山連峰も紅葉が見事です。
七倉岳山頂にて景色を楽しんだら稜線を船窪小屋目指します。
七倉岳山頂からおよそ10分ほどで船窪小屋です。
着きました!!
長かったな~~
カ~~ン、カ~~ンと鐘の音が山にコダマします。
小屋の人が鐘を突いて迎えてくれました。
(登山者が到着すると鐘を鳴らしてくれます)
到着するとすかさず「しのぶさん」がお茶を出してくれました。
疲れた体に熱いお茶は最高のサービスでした。
写真に写っているのは小屋の「お父さん」です。
最初の予定だと、二日目もテント泊の予定だったのだが、夕食も予約してあることだし、天候も不安定な予報だったので、この日は小屋泊まりとした。
小屋の窓から烏帽子岳と不動岳。
小屋のベンチから越中沢岳や五色ケ原を望む。
ここ、船窪小屋からの景色は素晴らしいです。
船窪岳。
写真のように、船窪岳から烏帽子の間は崩落が著しい。
この日も長野県から委託されている登山道調査の方が二人来訪していた。
ここ船窪の「水場」は一見の価値あり。
おいしいことでも有名で、小屋で使う水も往復一時間かけてここまで汲みに来るそうだ。
我々も「日本一危険な水場」とも言われる船窪の水場へ一時間かけて出かけてきた。
ん~~~~すごい!
なるほど日本一危険だというのが納得・・・・・・・・・・
まずは相方が水場へ降りていきます。
落ちるなよ!!
じつに美味しい水です。
ついゲップが出てしまうほど飲んでしまいました。
水場付近のナナカマド
船窪岳から不動岳への稜線と紅葉。
明日の行動のための2㍑の水を汲んで小屋に戻ると、小屋のスタッフ「しのぶさん」の知人たちが船窪小屋60周年記念の特注のケーキを小屋まで下界から運んできた。
船窪小屋60周年おめでとうございます。
このケーキを運んできたのは下呂市のgerockというサークルのメンバーさんたち。
ケーキの形を崩さずに6時間の道のりを運んできたgerockの皆さんの気持ちの入れ方に拍手。
このケーキは小屋主催の夕食後の「お茶会」の席で美味しくいただきました。
gerockの皆さんご馳走様でした。
お母さんとgerockの皆さんの記念撮影。
我輩はお母さんと記念撮影。
とても優しいお母さんです。
16:30 夕食。
今回のツアーはこの船窪小屋の夕食をいただくのが一番の目的。
スタッフ「しのぶさん」から夕食の食材などの説明があり、ランプの下で美味しくいただきました。
標高2500mの決して地の利の良い場所ではない、ここ船窪でこんなに美味しい夕食がいただけることは感動以外の何物でもありません。
ご飯、お味噌汁はおかわり自由。
コロッケ、煮物、抹茶塩でいただく山菜の天ぷら、さばのとろろ和え、写真には無いがお母さん手作りの漬物、デザートにはコケモモとクロマメノキで作ったゼリー。
至れり尽くせりの美味しい夕食でした。
お茶会前に小屋周辺を散策。
蓮華岳、北葛岳に夜の帳が下りてきました。
船窪小屋にランプの灯りが灯ります。
船窪小屋には電気はありません。
質素なランプの灯りだけです。
19:00
小屋主催の「お茶会」
疲れて早くも就寝した登山者も居るが、殆どのお客さんはお茶会に参加しました。
全員、この小屋に来た理由や、登山暦出身地など簡単な自己紹介。
甘茶をいただきながら、「まり先生」と松下さんによるフルートとアコーディオンのミニコンサートというサプライズもあり、静かな稜線にフルートとアコーディオンの音色が響きました。
最後に、60周年のケーキに灯されたろうそくをお母さんが吹き消し、貴重なこのケーキのおすそ分けに預かりました。
小屋のスタッフの皆さんの「おもてなし」の精神はお母さんのお人柄の現れでしょう。
そして、これこそがこの小屋が多くの登山者たちから愛されるゆえんでしょう。
無事、二日目が終わりました。
by sakusaku_fukafuka | 2013-10-19 21:12 | 2013 無雪期登山 | Comments(0)