俎嵓東面幕岩ルンゼ滑降 2014.2.24(Mon) Solo. #1

平日はロープウェイ9時運転開始。
表側ならそれほど問題無いが、日帰りで更にその奥をやろうというにはいささか遅すぎ。
最悪帰りはヘッデン滑降も覚悟の上『俎嵓東面幕岩ルンゼ』滑降を目論んだ。

少しでも時間を短縮するためにこの日もリフトを使う。
快晴。
気持ちよく澄み渡ってる。

(画像をクリックで拡大します)
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今日の目的地をリフト下り場から望む。
滑降するルンゼと登り返しのルートを望遠側に引っ張って確認。
実際にその場に立つとどこがエントリーポイントなのかわからなくなることがあるので、しっかりポイントを確認しておく。(エントリーポイントの雪庇がちょっと気になる・・・・・)
傾斜角を計測するAndroid アプリ Max Protractor で計るとメインシュートは57.2度。

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コバルトブルーの空に谷川岳が映える。

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遠く俎嵓山稜を望む。
あそこに何時に着けるか・・・・・・・・・

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天狗の留まり場手前から振り返ると、登山者に混じって多くのライダーたちがやってくる。

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あれを滑るのかと思うとテンション上がるね。

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昨日遭難があったのか、県警のヘリが飛び、パトカーやら救急車が走り回ってた。
今日はそのためか、空からパトロール?

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一緒になったスノーボーダーたちはマチガをやるというので天神ザンゲ岩にてお別れ。

我輩はオジカ沢の頭を目指して肩の小屋をあとにした。

避雷針の突針付近に発達したエビのシッポがはためく国旗のようだ。
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肩の小屋直下から、目指す俎嵓とオジカ沢の頭を望む。

このルートは幾度か歩いたことがあるが、隠れクレパスが多数あるので侮れない。
オジカ沢の頭直下になると、遠目には優しそうに見える山容も、肩の小屋から見たのとは大違いのデンジャラスなルートだ。
今回は帰路の登り返しも考慮し、できるだけ荷を軽くした。
胃に入れるものはパン二個とサイダー250mml 一本のみ。
あとはノドが乾いたら雪か氷でしのごう。

オジカ沢の頭直下のデンジャラスゾーンはなんとかスノーシューだけで乗り切ろう。
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左(南)側は面ツル・・・右(北)側は強風の影響でガチガチのエビの尻尾が発達している。
この環境はオジカ沢の頭までずっと変わらない。

北側の硬い雪と南側の柔らかい雪の間に亀裂が隠れている。
気を抜くとこの亀裂に飲み込まれる。
オジカ沢の頭までずっと緊張が続く。

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エビの尻尾
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硬いエビの尻尾にシューの爪を食い込ませ、確実に足場を確保して進む。
北面は南面より急峻なので要注意。

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景色を楽しんでる余裕はそれほど無いのだが、こういう面白い自然の造形を見つけると、つい足が止まってしまう。

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オジカ沢の頭に近づくと、谷川岳から見たときよりは遥かに猛々しく美しい。

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俎嵓山稜

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遠目にはわからないが、ここからが核心部。
以前ここを歩いたときもそうだったが、どうルートを取ろうか迷うところだ。
過去にはシール歩行で滑落したスキーヤーも居たと聞く。

急峻な斜面に隠れクラックが多数ある。

ストックを前に出して突き刺し、クラックが隠れていないか確認しながらの登攀が続く。

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左手に俎嵓山稜が迫る

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スノーシューでは苦手な急斜面のトラバース。
冷や汗かきながら通過。
やっと谷川岳を振り返る。

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稜線はアップダウウンの繰り返し。
ここは南北両面急峻で切れ落ちている。

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もう一度稜線から谷川岳を振り返る。
やっとここまで来たな・・・・・・
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北面を見下ろす。

かなりデンジャラスです・・・・・・・・

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そんなこんだで、やっと山頂が近くなってきた。

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北面、やっぱり怖いです・・・・・・・・・・
慎重を要する。

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やっとオジカ沢の頭が見えてきた。

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肩の小屋から約1時間10分。
オジカ沢の頭着。

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写真は今回殆どRAWで撮影しているので、今日はやっとここまで・・・・・・・・・・・
このあとのデータはこれからデジタル現像処理が待っている。
続きは明日以降に・・・・・

by sakusaku_fukafuka | 2014-02-25 20:13 | 2014 雪山三昧・中期 | Comments(6)

Commented by utinopetika2 at 2014-02-25 22:11
谷川岳がこれだけ晴れ渡るのは稀なのでしょう。
山の東側と西側とでは雪の状態がまるで違うのですね。
これだけハッキリ違いが出るのは、この山域の特徴なのでしょうか。
Commented by mountainshark at 2014-02-26 15:27
お疲れ様です。
この記事を書かれていらっしゃるということは無事だったということですね。
続きが非常に気になります。
Commented by sho-m1228 at 2014-02-26 18:36
すごいです!
(・∀・)wkwk
Commented by sakusaku_fukafuka at 2014-02-26 20:09
> utinopetika2 さん、コメントありがとうございます。
そうですね、谷川岳はなかなか当たらないです。
平日休みと快晴がタイミング良く重なりました。
お陰で気持ち良い登山とライディングを楽しむことが出来ました。
Commented by sakusaku_fukafuka at 2014-02-26 20:13
>mountainshark さん、コメントありがとうございます。
はい、何とか無事生還いたしました(笑)。
しかし、平日に日帰りでここをやるのはなかなか大変でした。
本当は最下部まで滑りたかったのですが、登り返しを考えるとメインの斜面だけにして欲をかくのは止めました^^;
Commented by sakusaku_fukafuka at 2014-02-26 20:20
> sho さん、コメントありがとうございます。
いえいえ、すごくないです。
もっとすごいところを滑降されている女性 Extreme skier である sho さんの足元にも及びません。