平標山(三国峠発)
身体が鈍る・・・・・・・
この時期の山行は晴れるタイミングが難しい。
このところまったく登れてないのでストレス貯金してしまった。
そんな貴重な梅雨の切れ間に平標山をやってきた。
予定は元橋にMTBをデポして三国から平標山を経由して松手山を元橋に下る計画だったが、天候を見てから出発したため予定変更。
三国峠から平標山ピストンにした。
晴れ間も見えるがガスもある。
三国トンネル出口の新潟側Pに車を停めて出発。
(画像をクリックで拡大します)
原生林の中の九十九折。
整備されていて気持ちがいい。
三国権現御神水。
行きはノドが乾いてないので飲まずに登攀。
樹間から東京電力(新)新潟線の送電線が見えた。
この送電線を見るにつけ、環境破壊も甚だしいと思う。
ライフラインの名のもとに、あちらこちらで自然破壊をしている罪滅ぼしなのか、尾瀬の環境保全に莫大な資金を投じて、木道整備や自然環境保護に力を入れているようなPRをしているが、現状は福島原発事故でそれもままならい。
この50万送電の鉄塔が無かったら、この付近の景色も更に美しいだろう。
尾瀬の自然保護を高らかに唱う一方で、こういう自然破壊を堂々とやってのける二枚舌の東京電力。
前者は建前で後者が本音。
福島原発が運転不能に陥り、柏崎刈羽原発の運転再開もままならぬ今、速やかにこの送電線を撤去してもらいたいものだ。
30分ほどで三国峠、三国権現。
木の階段が整備されていて登りやすい。
ニッコウキスゲがそろそろ最盛期を迎えようとしているみたいだ。
イボタノキ
あまり見かけない花だ。
ガスがかかったり切れたり・・・・・・・・・
オニアザミ
シモツケソウ
眼下に国道17号
カラマツソウ
木道(階段)が整備されていて歩きやすい。
レンゲツツジがまだ咲いていた。
ニッコウキスゲの群落。
もうちょっとで見頃を迎える。
谷川連峰「俎嵓山稜」が遠くに見えた。
三国山をふりかえる。
(展望が無いので通過)
視界が開け目的地「平標山」が見えてきた。
今のところいい天気。
すべての山が見えるわけではないが、平標山(左端)から俎嵓山稜(右端)までの展望。
とにかく長い・・・・・・・・
これほどロングなルートだとは想像してこなかったので、やけに長く感じる。
三角山への登り。
右奥は大源太山。
出発してから約三時間、三角山。
三国山手前でのんびり知人にスカイプのテレビ電話で現地の中継などをやっていたため、そうとう時間がかかってしまった(笑)
三角山で大休止したのだが、平標山はガスの中。
どうしたものか迷いつつ30分も時間を潰してしまったが、ガスが切れて平標山が見えたので先へ進むことに。
いつ天候が悪化するかわからないので、大源太山もトラバースで通過。
格好いいエビス大黒ノ頭。
アップダウンを繰り返しながら、ようやく平標山の家が見えてきた。
オオバギボウシ、かな・・・・
出発してから4時間。
だいぶ時間のロスがあったが、やっと平標山の家着。
仙平清水で喉を潤す。
イワイチョウ
三国峠の木道と違って、スタンスの大きい山頂までの木道は歩きにくい。
苗場山方面の天候は思わしくなく、雲に覆われていて西の展望は無い。
仙ノ倉山への稜線は素晴らしい。
ちなみに冬はこんな感じ。
山頂直下。
目まぐるしく天候が変わる。
11:38 am 平標山山頂到着。
とにかく腹が減ったので握り飯で腹を満たし、気になっていたお花畑へ下ってみるが、やっぱり見たかったハクサンコザクラは終わっていた。
来たルートをふりかえる。
(下山もこのルートを戻る・・・・・長いなぁ)
天気予報通り、新潟県側の天気はあまり良くない。
巻機山がなんとかやっと遠くに見える。
仙ノ倉山を望む。
ハクサンイチゲ、ハクサンコザクラは残念ながら見ることができなかった。
代わりに《オノエラン》を見ることができたので良かった。
花を楽しんだら下山。
三国峠までとにかく長い。
シラビソの木にホシガラス
仙平清水を空いたペットボトルに入れて持ち帰る。
(ゴミと思い出と仙平清水)
ピストン山行なので帰路の写真は殆無い。
とにかくアップダウンを繰り返しながら戻るも、振り返ると平標山はすでにガスの中。
良いタイミングでの登山となった。
三国山から俯瞰すると国道17号が見えた。
もうちょっと・・・・・・・・・・・・
登るときは飲まなかった三国権現御神水で喉を潤し、更に一本空けたペットボトルにここの水もいただいた。
下山後は二居の《宿場の湯》にて汗を流し、閑散とした休憩所にて仮眠。
眠気を取って帰路についた。
by sakusaku_fukafuka | 2014-07-09 09:41 | 2014 無雪期登山 | Comments(4)
そうでしたか、鍵コメ様も平標山~仙ノ倉山へ。
それも宿場の湯でお会いしていたとは奇遇ですね。
今後共よろしくお願いいたします。
冬の平標山とは趣が違いますが、たおやかな稜線はとても和みます。
花の季節も素晴らしく、ハクサンコザクラがまだ残っているだろうか、と微かな期待を持ちつつ登ったのですが、ちょっと時期が遅かったようです。