尾瀬・至仏山

思っていたより早くやってきたパウダーシーズン終了。
滑る気力を失って悶々としていたのだが、こりゃー遠足しかないな、と至仏山滑降をやることに・・・
雪はもう至仏山でも同じだろうから滑りはさておいて、静かな尾瀬を楽しむのなら今がいいだろう。
折から友人TAKAも今シーズンは時間に余裕がありそうなので誘うことにした。

除雪はまだ入っていないだろうから当然のことながら戸倉から鳩待峠までフルハイクだ。
戸倉~鳩待峠10km(往復20km)+鳩待峠~至仏山頂まで凡そ4.4km。
つまり、往路は戸倉~至仏山山頂まで約15km、復路10kmと川上川から鳩待峠までの登り返し約1.5km、計26.5kmを歩き通す覚悟が要るね(笑)

月夜野トラックステーションに午前1時待ち合わせ。
荷物を相棒の車に積み替え、一路片品を目指す。

空は満点の星。
2:40 am 出発。
(画像をクリックで拡大します)
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除雪車が二台ゲートの入り口に置いてあった。
まさか、除雪が?・・・・・・・
除雪してあったらシール歩行プランは失敗だよな・・・

ゲートを潜ると少し除雪がしてあったが、橋を渡るとまだやってない。
「よかった」
でも、もしかすると帰路はある程度除雪が進んでるかもしれないな。
(この予感は当たった)

歩き始めれば暑くなるだろう、と思っていたのだが放射冷却で全く暑くならない。
一枚着込んで歩く。
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前方に白い塊がヘッデンの灯りに照らし出され、何かと思いきや近づいてみると雪崩・・・・・・
かなり大規模な雪崩で、「山の鼻」の小屋の屋根の雪下ろしに向かうスノーモービルが引き返した形跡があったのはこのせいだったのだろう。
実際、この雪崩のデブリの上を通過するのはかなり難儀だった。

もしかすると除雪が早いとすればここの雪崩の除去のためかもしれないな・・・
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雪崩箇所が二箇所。
この通過もあったりしてけっこう時間を浪費した。
凡そ二時間を要してやっと津奈木沢の分岐。
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日の出間近、やっと鳩待峠。
登山者の人影もなく、人っ子一人居ない。
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ここまで殆ど休み無しで歩いてきた。
大休憩を入れたいところだが、せっかく休憩を入れるのなら景色の良いところで、ということで鳩待峠から少し歩いて至仏山が良く見えるポイントへ。

よく見るとやっぱり雪は期待できそうにない。
アイシーな雪面が見て取れる。

腹に食い物を入れてやっと落ち着いた。
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すっかり夜も明けてヘッデンも不要になってきた。
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このあたりで至仏山が赤く染まるのを見たかったのが本音だけど、今日はちょっと厳しかったね。

雪は新しいのが降ってはいるけど、下に硬いのがしっかりある。
シールで登るも、エッジが滑って後戻り・・・幾度か転倒した。
こりゃー小至仏山のトラバースきついかもな。
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だいぶ湿原が見渡せるところまで来た。
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会津駒もよく見えるが、黄砂が飛び始めたのだろうか、少しずつ景色が霞んできた。
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上州武尊山(左)と笠ケ岳
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谷川にはシラビソの森が無いので、この景色はお気に入り。
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雪も良くないので急いでも無駄だ。
雪の緩み待ちも考慮してのんびりハイクで行くことにし、オヤマ沢田代にてまた大休止。

シールで小至仏山のトラバースはヤバイのでシール歩行はここまで。
ここからはアイゼンに履き替えだ。
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オヤマ沢田代を過ぎ、小至仏山と至仏山本峰を望む。
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至仏山直下から小至仏山と上州武尊山、笠ケ岳を振り返る。
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至仏山山頂より西面の景色。
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暑いときはこれでしょ?!
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雪の緩み待ちしながらのゆっくりハイクで、戸倉からここまで凡そ9時間。
大きな休憩を二回入れて歩いてきたけど、やっぱりここまでのフルハイクは疲れるわ。

帰路も長いので、記念撮影をしてさっそくドロップイン。
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雪は山頂付近は最高の雪だったけど、中間部からはアイスバーンとストップ雪が交互にやってくる。
先に滑り出した相棒の滑りを見ていても、その滑り難さが伝わってくる。

俺も中間部でストップ雪に足をとられて大転倒。
相棒と途中でワックスを塗り(あまり利かなかったけど)続行。

ツリーの中も最悪(笑)
ツリーの影のところは急に滑り出し、日当りの良いところに出るといきなりスピードが落ちる。

そんなわけで、滑りそうな場所を選んで滑ったのだが、いつもより下部に滑り降りた。
鳩待峠までの登り返しがいささか難儀した。
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樹間から至仏山の滑ったラインを望む。
こちらから見て左が我輩、右が相棒TAKA
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いつもと違ったルートで歩き、やっと鳩待まで辿り着いた。
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雪が良ければ滑って戸倉まで戻る計画だったのだが、その計画は悪雪のお陰で崩れ去った(笑)
板は全く走らず、登ってきたとき同様下りもフルハイクとあいなった。
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気温が上がるから、と持参してきた1㍑のコーラは全て飲み干し、ノドはカラッカラ・・・・・・・
途中、氷柱の解けた水でノドを潤すが・・・・・・うまい! ノドが痛くなるくらい冷たくてうまい。
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悪雪と暑さにやられながらも、やっと笠科川を渡って対岸へ。
これで日陰道だ・・・

夜は見えにくかった雪崩箇所。
でも、これは小さい方。
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しばらく歩くと、大規模な雪崩の箇所。
ここは板を担いで通過するのだが、歩き難く難儀した。
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更に歩いてびっくり・・・・・・
「え!・・・・・・・除雪されてる!」
まいったねぇ・・・
これじゃシールで歩けないじゃん。

どーやらさっきの雪崩を除去するために除雪時期を早めたのかもしれない。

思いのほか速く、一日でこんなところまで除雪が進んでる。

このちょっと先からは板を担ぐハメに・・・
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除雪車二台でガンガン除雪やってました。
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予定の時間をはるかにオーバーしてクタクタで戸倉到着。
車に戻るとホっとするね。

この後は「花咲の湯」で汗を流す。
やっぱり歩いたあとは温泉だね~
熱い温泉に浸かるとドっと疲れが出たような気がする。

花咲の湯にて食事も済ませ、月夜野トラックステーションに戻り解散。
TAKAさん、お疲れ様!











by sakusaku_fukafuka | 2018-03-14 08:15 | 2018 雪山三昧 後期 | Comments(0)