浅草岳・晩秋(10/28日) #1
伸び伸びになっていた浅草岳のレポをようやくアップすることにした。
標高の高い山はほとんどが紅葉の時期を過ぎた10月28日、標高の低い山なら、まだ紅葉が楽しめるかと、浅草岳(新潟/福島)を選んだ。
車中寝袋に潜りながら、車の屋根を叩く雨の音に、予報の晴れマークがいささか頼りなく思え、雨が上がることを祈りながら眠りにつく。
4時起床。外はまだ薄暗い。
広い駐車場には車が3台だけ、「やはりこの天気で諦めた人が多いのか?」 などと考えながらも、小雨の止むのをしばし待つ。
予定の時間を遥かに過ぎ、まだ霧雨に近い雨が降ってはいるが、なんとか雨の上がりそうな気配に登攀を決める。
駐車場には車も増え、幾組かはすでに駐車場を後に浅草岳を目指して歩いて行った。
遅れ馳せながら、自分も準備を整え、6時を少し回って駐車場を後にする。
晩秋ともなるとやはり登山者は少ないようだ。
閑散とした登山道。
ここが登山口の分技・・・
さて・・・どちらから登ろうか、と思案したが時計回りにルートをとることにしてネズモチ平登山口から前岳経由で浅草岳山頂を目指すことにしてルートを左にとる。
昨夜からの雨で登山道は水路と化している。
このルートはぬかるんでいると書かれているが、いきなり登山道だか水路だかわからない道を登ることに・・・
木の葉も雨に打たれ、ほとんどが散って登山道を埋め尽くしている
葉は散ってしまったが、落ち葉の上を歩くのは足に優しく、けっこう気持ちよい
登山道脇には、この間平標山で見かけたのと同じキノコ
歩き始めて約一時間半。
駐車場が眼下に見える。
対岸の守門岳に朝日が当たり始める
紅葉した木々の間に、すでに葉を落としたカンバの幹の白さが美しい
森林限界も近くなる頃、もうこのあたりはすっかり葉を落としている
8:56am 前岳分技着。
左に行くと浅草岳。
標高が高くなるにつれて視界も悪くなってくる。
ほとんど何も見えない・・・
9:00 am 山頂到着。
二時間半くらいかかってるだろう。
でも、その気になったら2時間くらいで登れそうだ。
しかし、山頂はガスで何も見えず・・・
山頂には入れ替わり立ち代り登山者が上ってくるが、そのうちの数人と混ざって、ガスの切れ間を待つことにする。
by sakusaku_fukafuka | 2007-11-22 20:54 | 登山・秋 | Comments(4)
いかにも寒々とした景色ですねえ。
さて、待てばこの霧は晴れるのでしょうか?
コメントありがとうございます。
そうですね・・・紅葉は残っているものの、すっかり寒々とした景色になってきました。
このコメントを書いているのはスキー場の駐車場です。
あたり一面雪景色です。
樺の写真シックでステキですね~”
水路と化した悪路を登られたお蔭でステキな写真を拝見できました。
雨の日は 雨の日の音 枯れ落ち葉
落ち葉を踏んでいるときはfukafukaと足に優しく感傷に浸ったりして....。
コメントありがとうございます。
はい、ダケカンバやブナの樹はとても不思議な魅力があります。
無秩序?に伸びたカンバの枝ぶりもいいし、滑らかなブナの樹皮も好きです。
落ち葉を踏んで歩くのはとても足に優しく気持ちが良いですね。
この日は独り登山でしたのでホントに静かでした。