裏のお山で雪とたわむる ( Hiking and riding in the backcountry ):2007 槍ヶ岳滑走記
2008-08-28T09:50:15+09:00
sakusaku_fukafuka
爺~ジ Snowboader が綴る、滑った、登った、出会った、奏でた、聴いたときの自己満足備忘録
Excite Blog
槍ヶ岳滑走記 #10 (4/29)
http://powderbum.exblog.jp/6868056/
2007-05-17T21:14:00+09:00
2007-05-17T21:14:36+09:00
2007-05-17T21:14:06+09:00
sakusaku_fukafuka
2007 槍ヶ岳滑走記
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休憩をとったら大喰岳カールの滑走だ。
稜線から、これから滑るカールを俯瞰する。
横尾尾根まで登り返すルートもほとんどが一望できる。
先行するラインは小屋で一緒だったスキーヤーの Kaneki 氏のライン。
さ・・・いよいよドロップインだ!
Jhosuke がトップでカールへドロップイン
Rider : Jhosuke
雪もいささか重くなってきたが、なんせ、広すぎるくらいスケールが大きいので苦にならない。
しんがりは我輩・・・
Rider : 我輩
いや~~実に気持ちがいい斜面だ
(Photo : George)
広大な斜面、滑ったラインを眺めたりしながら、次なる斜面へ思いを馳せる
まだまだ先は長い、雪が緩みすぎないうちに出来るだけ先を急ごう
ここから横尾尾根まで登り返し。
ここは山荘の人たちからも雪崩に注意するようアドバイスを受けたところだ。
速やかに急登を登り終えたい。
思ったより長い・・・急登の連続。
急登を登りおえて、ここでランチタイム。
もうお腹ぺこぺこ・・・
ランチを終えたら、横尾尾根までの後半を登り返す。
出発!
天狗池付近より槍ヶ岳遠望
ほぼ同じ位置から見た秋の槍ヶ岳(Photo : George)
今日の最後の登りだから、と自分に言い聞かせながら登る
もう横尾尾根もすぐだ!
(中岳~南岳へ向かう稜線)
12:15 pm 横尾尾根到着。
北穂高岳と前穂高岳が美しい
猛々しい北穂高岳
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槍ヶ岳滑走記 #9 (4/29)
http://powderbum.exblog.jp/6855379/
2007-05-14T18:37:00+09:00
2007-05-15T19:20:17+09:00
2007-05-14T18:37:51+09:00
sakusaku_fukafuka
2007 槍ヶ岳滑走記
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槍沢を滑って登り返したら、山荘を発って大喰岳へ向かう。
昨日吹雪で気温が下がったので北面はクラストしている。
大喰岳は目と鼻の先だが、難所の通過があるので緊張を強いられる。
8:00 am 槍ヶ岳山荘を後にする。
目前に迫る大喰岳、クラストしているのがここからも見て取れる。
(画像クリックで拡大します)
歩くとモナカ雪の表面が取れて、先を歩く George 目掛けて落ちていく
アイゼンがありがたい・・・
( Photo : George )
慎重に鞍部のトラバースを行く
( Photo : George )
最大の核心部、 一番いや~~なところへ差し掛かる。
斜面にへばりついているのがやっと・・・・・
慎重に一歩一歩足を運ぶ。
( Photo : George )
大槍の登攀ほどではないにしても、早く通過し終えたい場所だ
( Photo : George )
アクシデント発生!
アイゼンの紐がしっかり締まったことを確認したにもかかわらず、クラストバーンの歩行を繰り返すうちに緩んだのに気づかず、左足からアイゼンが外れてしまった・・・
どうにもならない緊急事態。
先に登り終えた Jhosuke にSOS・・・・・
アイスアックスで Jhosuke に左足のステップを作ってもらい、なんとか緊急事態を乗り越えられた。
Jhosuke そして我輩のアイゼンを拾いに行ってくれた George 、ありがとう。
アイゼン歩行で最も多い事故なのに、反省しきり・・・
命拾いしたよ!!
( Photo : Izumi )
緊急事態は脱出したものの、まだまだ気を緩められない。
クラストはしていないものの、未だ気を抜けない急登。
ココで落ちたら槍沢へ真ッ逆さまだ・・・
遥か下を槍ヶ岳へ向かう登山者たちが蟻の行列のように見える。
核心部を登り終えて緊張感もようやく解れる
( Photo : George )
大喰岳から槍ヶ岳を振り返る。
槍ヶ岳を目指す登山者のトレールと自分たちの滑ったラインが見える。
9:20 am
大喰岳の山頂を通過してドロップポイントに到着。
準備を終えたら大喰岳カールを一気に滑る。
( Photo : George )
大喰岳から見た穂高連峰
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槍ヶ岳滑走記 #8 (4/29)
http://powderbum.exblog.jp/6850704/
2007-05-13T17:51:00+09:00
2008-08-28T09:50:15+09:00
2007-05-13T17:51:10+09:00
sakusaku_fukafuka
2007 槍ヶ岳滑走記
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掲載した写真の撮影時間は多少前後するが、営業を開始した山小屋は早朝から除雪作業に余念が無い。
前日の吹雪で、せっかく進んだ除雪も水の泡、夜明けと共に除雪が再開された。
山小屋の朝食は早い。
午前5時30分、朝食。
こんな朝食を標高3000mで食べられるのはありがたい。
山小屋の従業員さんは、「槍に登るのは止めて下さい」
と言ったものの、中には危険を承知で登らずにいられない人もいるようで・・・・・・
前日の嵐でガチガチに凍った岩壁に張り付くようにして登る登山者。
怖くて見ちゃぁいられない・・・ということで我々は滑る準備に入ったのである。
登った本人曰く、「落ちる・・・落ちる・・・と思いながら怖かった・・・」と・・・・・
山荘に荷揚げ準備のヘリが轟音を上げてやってくる。
そのはるか下に、早朝槍沢ロッジを発ったのであろう、槍ヶ岳目指して登ってくる登山者やスキーヤーが見える。
ヘリが飛び去るのを見送ると我々は次の斜面、大喰岳山頂を目指してハイクの準備に入る
山荘のお姉さん・・・「お世話になりました!」
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槍ヶ岳滑走記 #7 (4/29)
http://powderbum.exblog.jp/6835278/
2007-05-09T20:06:00+09:00
2007-05-10T19:29:36+09:00
2007-05-09T20:06:44+09:00
sakusaku_fukafuka
2007 槍ヶ岳滑走記
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この瞬間のためにここまで苦労して登ってきた。
昨日の吹雪が幸いして、この時期にして上々の Powder snow だ。
槍ヶ岳をバックに、念願だった槍沢へ一本をドロップイン。
以下、その自己満足の写真である。
Rider : 我輩
(Photo:George)
(Photo:George)
(Photo:George)
槍沢へ吸い込まれるように落ちて行く感覚がたまらない!
別の大喰岳寄りの急斜面からドロップインする Izumi 嬢
Rider : Izumi
Rider :George
Rider :Jhosuke
登り返して山荘へ戻る
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槍ヶ岳滑走記 #6 (4/29)
http://powderbum.exblog.jp/6831515/
2007-05-08T21:22:00+09:00
2007-05-09T18:00:14+09:00
2007-05-08T21:22:47+09:00
sakusaku_fukafuka
2007 槍ヶ岳滑走記
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前日の吹雪が嘘のような穏やかな朝。
一日停滞を余儀なくされただけに、口では言い表せないくらい嬉しい。
5時前から外に出て、明け行く北アルプスの景色に見入る。
富士遠望
槍ヶ岳の夜明け
朝の槍沢
モルゲンロートの穂高連峰と大喰岳
雪煙上がる東鎌尾根
西鎌尾根と双六岳方面
皆山荘から出てアルプスの夜明けを楽しむ
早暁の槍沢を早発ちの登山者が登ってくる
笠ケ岳に影を落とす槍。遠くは木曽御嶽山。
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槍ヶ岳滑走記 #5 (4/28)
http://powderbum.exblog.jp/6827168/
2007-05-07T21:08:00+09:00
2007-05-09T07:06:38+09:00
2007-05-07T21:08:35+09:00
sakusaku_fukafuka
2007 槍ヶ岳滑走記
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昨日の穏やかな一日とは打って変わって夜半から大荒れの天気。
この日は大喰岳から滑る予定だったが、外は猛吹雪。
小屋から外へ出ることも出来ないくらい吹雪いている。
小屋の引き戸の隙間からもビュービューと吹きつけ、屋内に雪が入ってくるほどだ。
こんな日は登山客も登って来れない、山荘は静かだ・・・
聞こえるのは嵐の音だけ・・・
これは雪・・・・・・
水場の無い標高3000mでは貴重な水になる。
談話室。
外は嵐、することもなくTVやビデオ観賞、本を読んだりして時を過ごす
17:30 分をまわるころ、外を見ると天候回復の兆しが見え、大慌てで外に飛び出す。
ブロッケン現象
グローリーとも言うが、山頂や稜線上で、前方に発生した霧に自分たちの影が映り、その周りに虹色の光輪が見える現象。
小屋から程近い大槍もまったく見えないくらいの吹雪であったが、漸く霧の間から姿を見せた。
相変わらず風は強いが天候は回復するだろう
漸く視界が利き始めた山荘付近、寒くてもじっとしていられますか・・・・・
童心に帰ったように喜びが溢れてくる。
西鎌尾根方面からは、叩きつけるような強風が吹き上げて立っているのがやっとだ・・・
西日の当たる大喰岳の斜面を強風が吹き上げていく
明日の天候回復を願って・・・・・・・
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槍ヶ岳滑走記 #4 (4/27)
http://powderbum.exblog.jp/6820219/
2007-05-06T08:26:00+09:00
2007-05-07T18:44:48+09:00
2007-05-06T08:26:26+09:00
sakusaku_fukafuka
2007 槍ヶ岳滑走記
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山荘に到着してホっとするも、すでに陽は西に傾き始める。
ザックは放り出したまま、暮れ行く北アルプスの山並みにしばし過ぎ行く時間も忘れて見入る。
明日登る予定の大喰岳の肩越しに乗鞍岳と焼岳を望む。
山荘と稜線の影が後から登ってくる人たちを包み込む。
この日から営業を開始した山小屋も、小屋を埋めた雪の除雪に忙しい。
風も無く静まり返った稜線
大槍直下
穂高連峰遠望
18時を回ると槍ヶ岳もアーベンロートに染まり始める。
アーベンロートの大喰岳と穂高連峰
やがて陽は沈み・・・・・・・
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槍ヶ岳滑走記 #3 (4/27)
http://powderbum.exblog.jp/6810630/
2007-05-03T22:14:00+09:00
2007-05-09T07:40:50+09:00
2007-05-03T22:14:04+09:00
sakusaku_fukafuka
2007 槍ヶ岳滑走記
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11:08 am
ババ平を出発。
正面には東釜尾根が聳えている。
ここからは谷筋を行くので、両サイドからの雪崩要注意だ。
しばらく行くと、両方から落ちてきたデブリで沢が埋め尽くされている。まるで氷河のようだ。
Georgeたちの話しだと、昨年はこんな大なデブリは無かったとこのと・・・
改めて自然のすごさを思った。
もう少しでデブリ帯を抜けられそうだが、荷物が肩に利いてくる
ほぼ↑と同じ場所の夏の槍沢
巨大な雪崩の跡ももう少し・・・明日滑る予定の大喰岳からのルートが目の前に見える。
グリーンバンドの辺りを登る(George)
Izumi & George は本当に速い。
もうあんなところまで・・・
13:33 pm
漸く槍ヶ岳が見えてきた。
我輩
大喰岳の稜線にかかる太陽に笠ができている。
観天望気だと天候も下り坂・・・・・
それにしても速い! Izumi & Georger はもう山荘直下の斜面を登ろうとしている。
夏のほぼ同じ場所。
ゴマ粒みたいな影が三人、槍ヶ岳を目指してくる。(先頭は自分)(Photo: Izumi & George)
最後の直登だ、
最後の急登・・・明日はここも滑りたい。
疲れ果てて写真を撮る気力もない・・・
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槍ヶ岳滑走記 #2 (4/27)
http://powderbum.exblog.jp/6805551/
2007-05-02T17:45:00+09:00
2007-05-03T00:37:04+09:00
2007-05-02T17:45:32+09:00
sakusaku_fukafuka
2007 槍ヶ岳滑走記
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8:40 am
大休止をとって横尾を出発。
横尾は涸沢と槍ヶ岳の分技。大方の人は涸沢へ向かっていくが、やっぱり槍ヶ岳方面は踏み後もほとんど無いくらい寂しい。
槍見河原
槍ヶ岳直下までほとんど槍ヶ岳をを見ることは出来ない。
数少ない槍ヶ岳を見れる場所だ。
川幅もぐっと狭くなり、二の俣沢にかかる橋を渡ると槍沢ロッジももうすぐだ。
10:10 am
槍沢ロッジ到着。
ここは槍ヶ岳まで一気に登るのが無理な方には前泊地として丁度良いところだ。
色々と準備に忙しい小屋の人たちが温かいお茶を出してくれた、感謝感激。
10:30 am
次のポイント「ババ平」目指して槍沢ロッジを出発。
木に葉が無いので見通しが良い。
夏だと見えない槍ヶ岳がこの時期なら見える。
カブト岩、これも見事な岩だ。クライマーが見たら登りたくなるだろう。
11:00 ババ平着
槍沢ロッジから偶然行き会った神楽の仲間 jhosuke も加わって四人になる。
ここから見える大曲を過ぎると本格的な登りだ。
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槍ヶ岳滑走記 #1 (4/27)
http://powderbum.exblog.jp/6802129/
2007-05-01T21:14:00+09:00
2007-05-02T12:57:03+09:00
2007-05-01T21:14:43+09:00
sakusaku_fukafuka
2007 槍ヶ岳滑走記
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3:30 am 起床
沢渡の駐車場で車中泊。3時半に起床してパッキング。
まだ明けやらぬ空は満天の☆
覚め切れないでいた頭も高揚感が心地よく刺激し始め、徐々に期待で胸が膨らんでくる。
5:45 am
前日 Izumi 嬢が予約しておいてくれたタクシーに乗り込み、一路上高地へ。
George & Izumi の二人はここからスノーボードシューズ、我輩は少々スノーボードシューズがきついので、長道中を考慮して横尾までは¥700円で購入した安物シューズで行くことに・・・
5:30 am
上高地を出発。
毎度のことであるが、河童橋から穂高連峰を仰いでから行くことに・・・・・
梓川河畔や昨日降った新雪で真っ白になった穂高連峰に朝日が射し始めた。
先週滑った焼岳も朝日が射してクッキリ・・・
昨夜降った新雪をサクサクと踏みながら小梨平を行く
朝日に輝く明神岳を左手に眺めながら梓川をひたすら北上
6:16 am
明神を通過
蝶ケ岳だろうか・・・
毎回であるが、あの遠くの山がなんであるかわからない・・・
梓川を北上するごとに姿を変えてくる明神岳
もうじき徳沢
徳沢のキャンプ場
奥へ行くにつれて雪の量も増えてきた。
8時近くなると山小屋へ荷を運ぶヘリが飛び始める。
8:05 am
横尾到着。
ここまで来ると相当雪の量も多くなった。
登山者もほとんど見かけない横尾で大休止。
¥700の安物靴はここにデポして、我輩もここからはスノーボードシューズに履き替える。
屏風岩の向こうに北穂高岳が見える
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