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霧が晴れ、ほぼ全容を現した稜線。

ほぼ同じ場所からの、雪景色の槍ケ岳。

霧が晴れると圧倒的な迫力で北穂高岳の岸壁が迫る。

同じく、雪景色の北穂高岳。(横尾尾根鞍部より)

下ってきたルートを見上げると、稜線付近に下ろうとしている登山者の姿が数人見える。

天狗原には、まだ相当な残雪がある。
Photo : George/Izumi


どこから見ても飽きさせない槍ケ岳。

天狗池へ向かう。

『天狗池に映る槍ケ岳』・・・・・とタイトルを付けたいところだが、天狗池は、まだ雪の下。

こちら、本物の天狗池。
南岳小屋には、『天狗池はもう見えるか?』という問い合わせが多いらしいが、ここに槍ケ岳の雄姿が映るのは9月頃ではなかろうか・・・

朝の美しい景色を楽しんだら槍沢の天狗原分岐へ向かう。


キャッキャ!っというけたたましい鳴き声に何かと思ったら、野生の猿のファミリー。
彼らに落石をおこされ、ヒヤ!っとする場面もあった。

知恵があるだけに、人を威嚇したり、ある意味、あまり可愛いとは思えない猿たち。
数匹で雪渓の上を滑ったりして遊んでいる。

そろそろ槍ケ岳ともお別れだ。
グリーンバンドの下まで下れば、もう槍ヶ岳は見えなくなる。


槍沢の雪渓を行く

槍ケ岳へ向かう登山道が見える。
槍へ向かうに、もっとも辛いのがこの写真に写っている大曲から上部にあたる部分だ。
遠目にも、槍へ向かう登山者の列が見えた。


もうじき槍へ向かう登山道と合流する。

天狗原分岐。
ここからは登ってくる登山者たちとすれ違いながら槍沢をひたすら下る。

下ってきたルートを振り返ると、すでに稜線は再び霧に包まれつつある。
束の間の晴れ間だったようだ。
良いタイミングで下ってきたと、胸をなでおろす。

8:40am ババ平着。
まだここから上高地を目指す。
変化の無い長い道のりを下るが、上高地までの道のりは幾度か載せているので、この先は割愛する。

天候不安定な今年の傾向に、予報を見ては一喜一憂、天候の不安を抱えながらの山行も、なんとか嵐に見舞われることも無く概ね快晴の日々に恵まれ、念願だった表銀座を完走することができた。
次回、メンバーは替わるが、もう一度この槍沢を槍ケ岳まで詰め、大キレット越えで北穂高岳までの縦走をやる。
楽しみだ・・・・・
▲ by sakusaku_fukafuka | 2009-08-22 08:06 | 2009 北アルプス縦走1 表銀座 | Comments(0)