シルバーウィーク久々の縦走登山。
休日の天候が思わしくなく、今年ほど山に登れずにいた年は無かったかも・・・
心配された天候も三日間とも安定していて、これほど良い天気があろうか、というくらいの快晴に恵まれた山行となった。
もう一つの心配は登山基地となる扇沢の無料駐車場の確保。
今回の山行のメンバーの時間調整の結果、シルバーウィークの後半に縦走することになったので、前半時間的余裕ができた。
大町から県道45号線を走り、「くろよんロイヤルホテル」のところに差し掛かるとまさかの渋滞。
なかなか動かない状況に扇沢へ向かうのを諦め、Uターンして県道を戻る観光客の車も見られる。
(スマートホン)
吾輩は駐車場を確保するために早くきたので、戻る訳にはいかない。
前日午後の乗り込みで何とか車二台分のスーペースを確保。
夕方にはすでに満杯になった駐車場。
昼間は観光客、午後5時を過ぎると登山者の車がひっきりなしに無料駐車場へ入ってくる。
空きが全く無いのを見ると有料駐車場へ向かうも、そこも満杯なのか、大町方面へ戻っていく車もあるようだった。
深夜到着する仲間を待つ間仮眠。
0時前に仲間到着。
3時起床、4時出発を確認して就寝。
夜空は満天の星、早くも夜空に蒼く輝く冬の大三角形に迎えられて扇沢を出発。
まずは登山届提出。
(画像をクリックで拡大します)
歩き始めて凡そ1時間。
東の空がグラデーションに染まり始める。
前方を見上げると針の木峠を早出し、針ノ木岳山頂へ向かうと思われるヘッドランプの灯りが見えた。
出発して一時間半。
空も白んできて稜線が見えるようになってきた。
(針ノ木岳はガスがかぶっている)
太陽が登ったのだろうか、東の空は一段と明るくなってきた。
明日はこの稜線を爺ケ岳へ向かって歩く。
蓮華岳。
今年の春滑りに来たのが思い出される。
凡そ二時間弱、大沢小屋着。
左岸の樹林帯が続く。
針ノ木岳大雪渓が目前に迫ってきた。
こんなところに「イワショウブ」
すがすがしい朝です
テガタチドリ
一旦右岸へ渡る
雪渓を行く。
今回、全員アイゼンは持ってこなかった。
雪の上を歩くのは慣れているので、冬山をやらない登山者と比べたらその点は有利かも・・・
山がだいぶ紅葉してきた。
振り返ると、二日後に登る予定の爺ケ岳が望める。
ここで右岸から左岸へ戻り、急登が始まる。
ここが「ノド」かな・・・・・・
深く抉られた雪渓
さーて、ここから急登。
ウサギギクが癒してくれます
大きく口を開けた雪渓
雪渓もほぼ終了。
ガレた登山道を行く
黄葉した蓮華岳の斜面
ミヤマリンドウ?
最後の水場。
ここで、今日の炊事用と明日の行動用の水を汲む。
急登に差し掛かったときに、一気にザックの重量が増す。
最後の水場を過ぎ、ガレ場に差し掛かる手前で上から声をかけてきたのが、何と「従兄弟」である。
まさか、こんなところで従兄弟に出会うとは・・・・・・・
以前従兄弟とは偶然双六のテン場でバッタリ会ったことがあったが、それ以来・・・
でも二度も山で偶然出会うとは思わなかった。
明日歩く稜線。
黄葉したスバリ岳?の斜面
針ノ木峠が見えてきた。
最後の急登。
10:08分、針ノ木峠到着。
今日はここでテン泊。
針ノ木峠より登ってきたルートを俯瞰。
蓮華岳と針ノ木岳小屋
幕営準備完了。
我々のテント。
これは針ノ木岳小屋の外トイレの中からの景色。
用を足すためにしゃがむと目の高さがこの額縁の高さになり、七倉岳方面の絶景を眺めながら用を足すことが出来る。
なかなかしゃれてるよなぁ(笑)
ここまで標高を上げるとかなり紅葉が染まってきた。
自分たちのテントを俯瞰しながら、空身で蓮華岳をピストンする。
チシマギキョウかと思ったらイワギキョウ。
チシマギキョウと比べると個体数が少ないのか、あまり見かけないので嬉しい。
蓮華岳への急登からテン場を俯瞰。
山頂への稜線。
秋の稜線の主役はこのウラシマツツジかもしれない。
その紅い葉の絨毯は見事だ。
せっかく登った蓮華岳だが、ガスに覆われて何も見えず・・・・・・・・
よって写真は無し・・・
下山してテントへ戻り、夕食をとり明日のロングツアーのために早めの就寝。
山行一日目が終わった。
# by sakusaku_fukafuka | 2015-09-27 09:40 | 2015 無雪季登山 | Comments(0)